『地域経済と産業振興』より
7月27日黎明。さすがに、今夜の花火大会は無事開催できそう?。
昨日の続きです。
改めまして、
『地域経済と産業振興ー岩手モデルの実証的研究』より。
「第6章 宮古市の地域産業政策と地域雇用」から引用させて頂きます。
『・・・・
他の自治体と比較しての宮古市に地域産業政策の顕著な特徴としては、宮古市
の子育て支援など福祉を重視したまちづくくりを可能にするため、誘致企業を中心
に地域産業基盤を確立し、地域企業の技術水準の向上、企業間ネットワークを構築
し、人材育成に地域全体で取り組むこと、そして、地域産業振興が法人税、固定資
産税の税収増加による財政基盤確立によって自立的な地域経営を担保とする重要な
手段として位置づけられている点をあげることができる。
・・・・・・・・』
本来なら、今年も盛大に行われたであろう鶴翔祭・総踊り大会の主力を占めた
であろうのは、“誘致企業”の従業員の皆さまであったはず。
それはとりもなおさず、出水市における“子育て世帯”の皆さまであったはず・・・。
『まちづくり市民条例』、『子育て支援事業』とて、そこにしっかりとした地域
産業があって初めて議論が成り立つものでは?
(さらには、その“地域産業”とは「農業」や「観光」ではないような・・・)
さて、パイオニア・NECと相次ぐ撤退以前に、私たち出水市民に、そういう視点
があったのか?
もうひとつ
『地域経済と産業振興』より
『・・・・・
宮古地域でのコネクター産業の発展の要因として、コネクターという工業製品の
特殊性を無視することはできない。すなわち、コネクターを製造する業種に関して
は、①技術的に高度で市場参入が難しいことから、専業メーカーが多いこと、②製造
開発周期が4カ月程度と早いため、製造の簡単なものは製造拠点を中国などアジアへ
移していること、③要素技術、量産技術の一貫生産が難しいため、分業化が進んでい
ること、④微細・高水準技術のため、技術のブラックボックス化が進んでいることを
あげることができる。
・・・・・・』
たかが「コネクター」。画像は、自分のパソコンの“USBコネクター”。
されど、コネクター。
いや、もちろん、岩手県宮古市とは、なんの縁もゆかりもない人間として書かせて
頂きますと、
コネクター産業と共に、ズブズブと・・・・・
という可能性を指摘したくなってしまうのですが。
(削除要請により、一部削除)
世界を相手に競争に勝ち続けなければならない・・・・・。
その気の遠くなる深遠さを前に、まずは深呼吸を。。。。。。。
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