自作小説 Feed

2017年6月 2日 (金)

トマトの尻腐れ病・・・

 今年は雨が(とっても)少ないぜ~~。

           トマトの栽培には、絶好の気候だぜ~~。

                            ・・・・・・と思っていたのですが。

17060102s  尻腐れ病・・・・・・。

              写真でもわかりづらいように、ちょっと見ではワカリマセン・・・。

                                             〇| ̄|_

 とりあえず、ちょっと奮発して。

17060103s  いろいろネット上を拝見すると、対症療法だけでなく、根本的な栽培条件も考えるべき、

                                              のようですね。

 私の帰りを、待っていてくれら、わが家の猫さん。

17060101s

 

 

2017年2月26日 (日)

重い物を載せると・・・

 長年、車を運転されている方なら、

  ごくごく当たり前・・・・・の経験なのでしょうが。

17022601s  少々重い物を載せて、車を走らせると、

   ハンドルの感覚が、普段とまったく異なりますよね・・・・・。

 (カーブでは、明らかに“遠心力”が大きくなりまね)

 ・・・・・・・・・とかなんとか、

  100キロ少々って、人間でいうなら二人未満の重さ。

  そのくらいなら、ごくごく日常的に「あり得ること」。

                          安全運転への、自戒をこめて。        

2016年9月 7日 (水)

秋植えジャガイモ

 残暑。

1609061s  床の上で、コロ~ン・・・も、あと少しでしょうか。

 今年の猛暑で、すっかり畑仕事、メンドクサイ・・・・になってしまいましたが。

  暑さを、吹き飛ばすぞ~っ!。

16090602s  秋植えジャガイモの植え付けに、着手。

 「地面の温度が高いので、種芋が腐りやすいです。

                 切らずに、種芋は丸ごと埋めましょう」とのこと。

  そう思うと、種芋1個は、けっこう高級品。

  (スーパーの野菜売り場でも今の時期は、ジャガイモって、お高いですね)

                                           大切に育てねば。

 

 

2016年4月21日 (木)

雨降り・・・

 いえ。

  「言葉」なんて、現実を前にして、なんか、役に立つの???・・・・・・

                               ということ、重々承知しておるつもりです。

1604211s  それでも。

  避難所暮らしを強いられている皆様に、

                            厚くお見舞い申しあげます。  

2016年3月22日 (火)

飛行船

 飛行船 おらが町で 見上げたり。

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2013年3月17日 (日)

自作小説『続 新米館主・御仮屋睦』(3/17)

 3月17日、今朝の夜明け。

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  鹿児島を離れて、早一年。

  「もっと天文館にも、遊びに行っておけばよかった・・・・・」と、心底思います。

 そして、オジサンが必死に“性欲”と戦いながら書く、“明るいお色気”を評価して頂きたく。

 最初から読んでみたいと思ってくださった方は、

 ・薩摩の東夷さんの小説一覧 FC2小説   から、是非に。m(__)m

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  水着を買いに(4)
  紫尾を出発した途端、ちょっとイヤな気分を味わった三人だが、そこは若い。さっと気分転換して、車中のおしゃべりを楽しむ。御仮屋姉弟が通った(または、通っている)紫尾高校・通称“普通高”と祝子の通う紫尾中央高校・通称“中央高”との、ちょっとした校風の違いなども、いいネタだ。おまけに、睦がスカイラインのエンジン出力を利用して、山道のカーブもすいすい走ってみせれば、祝子が「睦さん、すごいですっ!」と素直に感心してくれるから、“運転し甲斐がある”というものだ。
 やがて、三人の乗った車は、甲突川の上流で国道3号線に出る。行政区域としての「鹿児島市」にはすでに入っているのだが、「市内」という気分は、ここからだ。
 「A lady & A boy, we'll soon arrive at Kagoshima.For a long time,thank you.
   もうすぐ“市内”だけれど、祝子ちゃん、どこか行きたい希望はある?」
 「えっ、私・・・、ショッピングなんてしたことないから・・・」
 「ははっ、そうだよね。う~~ん、と言っても、私も短大は熊本市内だったから、実は鹿児島市内って、あんまり詳しくないのよね~~」
 谷山方面に新しく開店したショッピングモールを利用するのが、駐車場にも困らないし、夏のこの時期なら、水着もお手頃価格でそこそこ品揃えもありそうだ。だが、御仮屋書店という商店街の一角に店を構える家の娘としては、やっぱり昔からの繁華街「天文館(てんもんかん)」で買い物をしたい。そして、今日は水着だけでなく、ビーチウェア一式を祝子と一緒に買い揃えるつもりだ。OLである自分はともかく、高校生である祝子の金銭的負担を軽くしてあげたい。
 (う~~ん、やっぱり何軒か、見て回りたいわよね・・・)
「よしっ、車は山形屋の駐車場に停めさせてもらって、お昼は七階の大食堂で食べることにしよう」
「そうだな。オレ、久しぶりに、あそこの『かた焼きそば』食べたくなった」
 というのは、弟・瞬。
「そうよね。あっ、祝子ちゃん、『かた焼きそば』って、食べたことない?」
「あっ、有名なんですか・・・」
「そう、隠れた鹿児島名物」
      *             *             *       
 駐車場に車を停めた後、瞬とは落ち合う時刻を決めて、別れる。さて、女二人で“天文館ブラ”の始まりだ。よく“温かい人情が活きる町”と言われるが、裏を返せば、窮屈に感じる時も多い。さすがに、ここ鹿児島県一の繁華街・天文館まで来れば、“若い女性の二人連れ”になれる。
 「でもさ~、祝子ちゃん。その相変わらずの、いかにも今は絶滅した清純美少女ファッションって、どうよ~」
 「えっ・・・。あの~、これは『お教え』に基づく“純潔な乙女”を象徴する、夏の推薦衣装なんです」
 (それって、結局教祖様とやらの、趣味なんじゃない?)
と思うが、口にはしない。水着を試着するから、さっと脱ぎ着(き)出来るようにワンピースがいいんじゃない、と事前に言ったのは睦だ。それを祝子は・・・・、いまどき、そんなのあるの?という純白ワンピースをお召しで登場だ。
 「ほ~ら、みんな、こっちをちらっと見ていく・・・。みんな、祝子ちゃんを見ていくのよ」
 男性ばかりでなく道行く女性も、ちらっとこちらに視線を走らせていくように思えるのは、決して気のぜいではない。
 「私じゃないですよ。みんな、睦さんの健康的な肉体美が、目に入っちゃうんですよ~」
 「えっ?」
  睦は、自分の今日のいでたちを確認する。ピンク地のワンピースだ。高校生の時、身体のラインを見せたくない・・・と悩む睦を見かねた母に、「それなら、自分で作ってみればいい」と教えてもらいながら手作りした一着だ。我ながら上手く縫い上げられ、蒸し暑い夏を快適に過ごせる、お気に入りの一枚である。
 「も~う。ほんと、睦さんはご自分の溢れんばかりのお色気に、鈍感なんだから・・・、ほらっ」
 祝子が小声で指し示したその先には、確かに“ちらっ”ではなく、顔をこちらに向けた“ガン見(がんみ)”状態の男性が歩いている。
 「あっ」
  そして、こちらも“よそ見”で前がおろそかになってしまっている男性と正面衝突か・・、
(いけないっ)
 睦は、身体をすっと走らせ、衝突寸前の二人の間に割り込ませる。
「どうも、です」
 眺めていた対象がにわかに眼前に出現したことに驚く、二人の男性の足を止める。
(ほら。お二人ともぶつかるところだったんですから~)
 ニコッと二人に笑いかけてから、
「じゃあ、祝子ちゃん、行こうか。私たちおのぼりさんも、人にぶつからないよう、気をつけなきゃね」 祝子に声をかける。
        *             *                  *
  肝心の水着は、やっぱり最初は山形屋で見てみよう、ということになった。
「ほ~ら。祝子ちゃん、スタイルがとってもナイスなんだから、このくらい着こなせるって」
「いや~っです。こんなの横から見たら、ほとんど裸じゃないですか・・・」
「大丈夫。炎天下のビーチでなら、かえってこのくらいの方がエロくないからって」
「もう、睦さん。他人(ひと)の水着だと思って・・・。じゃあ、睦さんは、その身体をひきたてるためには、このくらい原色系の色使いなやつが、いいと思います」
「いやっ。だいいち9号じゃあ、私には小さいのよ」
「そうか・・。睦さんは小柄なのに、メリハリは常識はずれだからですね・・・。あっ、これは大きいサイズです」
「も~、私は海で泳ぎたいの~。なのに、これじゃあ、気になって胸から手を離せない・・・」     
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「水着を買いに」章、了
  次章は、いよいよ水着姿で大暴れ!シーンとなりますか、どうか・・・                 

2013年2月 8日 (金)

自作小説『続 新米館主・御仮屋睦』(2/8)

 東武野田線柏駅。

 不思議なもので、車内って、格好の“読書タイム”であったりします。

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・薩摩の東夷さんの小説一覧ーFC2小説ー

  【お断り】 あくまでフィクションとして読んで頂くために書いたものであり、

  危険な運転行為を唆す意図は、一切ございません。m(__)m
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    水着を買いに(3)
  紫尾市から鹿児島市内までは、紫尾峠・入来峠と二つの山を越えて行く、意外に変化に富んだドライブコースだ。紫尾市街地から、まず渓谷沿いの山道を紫尾山のふところに分け入っていく。
 「わ~、なんか、ドライブって、ワクワクしちゃいます」
とは、祝子。
 「そう?でも、祝子ちゃんだって、お母さんの車で、あちこち出かけるんじゃない?」
 「はい。でも、それって、集会に出かけるとか、用事があって出かけることであって、ドライブとは違うような気がします・・・」
 「そうそう。やっぱり、免許を持たない高校生にとっては、クルマ、そしてドライブって、憧れだよな~」
というのは、弟・瞬。
「私・・・、学校帰りに、よく『ドライブに行かないか?』って、クルマから声掛けられるんです・・・」
「えっ、それは、ちょっと心配。まあ、祝子ちゃんは、そんなのに乗らないって、わかってるけどさ・・。そうだ!、瞬。アナタが、祝子ちゃんと一緒に学校から帰ってくればいい」
「いっ・・・・」
 バックミラーに映る、瞬の顔が赤くなるのが、丸わかりだ。
「あっ、お願いしようかな・・・。瞬くんって、成績優秀なんでしょ?。勉強のこととか、いろいろ訊きたいし・・・」
 (まったく、こういう時って、女の子の方が、肝が据わってるわよね~)
 スカイラインの車内では、そんな三人による他愛もない会話がされているのだが、そのスカイラインに後ろから猛然と迫って来る一台に、睦は気がついた。
 (やれやれ・・・。さっさと追い越してもらおう)
 クルマ、というのは、地方に暮す若者にとっては、“自由の翼”だ。そして、ある意味では、“個性”を表すシンボルだ。ハンドルを握ることが“力の誇示”である・・・と思い込む、若者もいる。今、そんなクルマが、迫ってきた。
 もちろん、睦はここで意地を張って、ドライブの楽しい気分を殺がれたくない。むしろ追い越しやすいように、速度を落としたつもりだったが・・・、相手が悪かった。
  相手は、対向車線にはみ出しながら、並走してきた。そして、おもむろに窓を開けて、こちらの車内を覗き込むようなしぐさを、してきやがった。運転席と助手席、
 (はあ・・・・、ハンドル握ると、とたんに強気になるオニイチャンね・・・)
 スカイラインの運転席には少々不釣り合いに小柄な睦と、高校生らしい二人の姿を認め、ますます強気になったのだろう。こちらを指さして、ゲラゲラ下卑た笑いを飛ばしてくる。おまけに、助手席の一人は、胸の前で手を山なりに動かして、睦の胸をからかう。
 「姉ちゃん、あんなヤツら、気にしないで、さっさと先に行かせちゃえ」
 「大丈夫、わかってる」
 ・・・・・ところがだ、こちらの車内の意志に反して、相手はしつこい。追い越すのをやめて、速度を落としたと思ったら、ピタリと後ろに付けてきやがる。いわゆる“あおり”だ。ぎりぎりまで、車間距離を詰めて、こちらの恐怖心を煽るつもりだ。ここは、大人しくウィンカーを出して、路側に車を停めて“降参”するべきなのだろうが・・・。
 「A lady and A boy, I hope safety first. But I want to teach justice to them.・・・
  安全運転を心がけているつもりだけれど、ちょっと相手に正義とやらを教えてやりたくなったわね・・・」
 「おい、姉ちゃん、無理しないでくれ・・・」
 「大丈夫。ハンドルを握っていれば、おっぱいとお尻の重さなんて誤差の範囲内ってこと、あのオニイサンたちに、わからせてやるわ」
 「私は、睦さんを信じます」
 「OK?、それでは~、So, at the beginning!」
 睦は、徐々に速度を落とし始める。相手だって、大事な愛車だ。そうそう傷をつけられないはずだ。度胸比べのいっとき、睦は法定速度の60キロで走行してやるつもりだ。やがて、後続の車がどんどん追い付いてきて、数珠つなぎになる。相手は、それに耐えられるわけはない。
 バックミラーで、相手との車間距離を確認しつつ、そろそろと減速する。
「私、教習所は最速で卒業したの。女の子だからって、運転が下手なんて、見くびってもらっちゃ困るわよね~」
 祝子と瞬を安心させるために、睦はしゃべる。
 やがて、運の良いことに、大型トラックが追いついてくるのが、見えた。
 (ふっ。勝ったわね・・・)
 誰も、大型トラックの前を走りたくないものだ。
 (さ。オニイチャン、どうする?追い越すなら、今のうちよ~)
 やがて、峠のトンネルにさしかかる。トンネル内で追い越しをするほどの度胸は、相手にないだろう。
  ・・・・・と思うと、相手の車はにわかに速度を上げた。そして、憎々しげにクラクションを鳴らすと、今度はさっさと睦らを追い抜いていった。
 「おっと。私たちは、後ろのトラックにも追い抜いてもらわないと。祝子ちゃん、大丈夫?、ごめん。怖かったよね」
 「いえ。さすが、睦さん、でした」
 「おいおい・・。姉ちゃん、事故ったら、どうするんだよ~。後ろに座っているオレが、一番危なかったってことだよな~、これって」

                               (つづく)

2013年1月16日 (水)

自作小説『続 新米館主・御仮屋睦』(1/16)

 1/16の夕日。富士山は、見えませんんが。

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 さて。

 オレって、実は“ペーパー・ドライバー”だった・・・。

 いまどきのクルマを、ついつい確認。

 「クルマは、やっぱりマニュアル車じゃなきゃ」と言っていたのは、もう昔?

 ここで、わが愛しのスーパーヒロイン・むっちゃんは、楽々とマニュアル車を乗りこなす・・・・・ことにするつもりだったのですが、ふ~~ん、

 いまどき、「スカイライン」も、AT車のようで。(「スカイライン・クーペ」というスポーツ・タイプ車に、MT仕様があるようですが)

・薩摩の東夷さんの小説一覧ーFC2小説ー

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     水着を買いに(2)
 
  「一人一台」、マイカーが必需品とも言える鹿児島県紫尾市では、その駐車スペースも必須だ。ところが、御仮屋書店が店を構える商店街は、古い市街地だ。なかなか駐車場という空間がない。御仮屋家のマイカーも、家とは少し離れた場所にある。
 「あれ?ここは・・・」
 「我が家の“隠居屋(いんきょや)”。私の祖父母が住んでいた家ね。今は、空き家なんだけど」
 「そうですか。・・・えっ、クルマって・・」
 「そう。これ」
   睦がリモコン式キーでドアロックを解除してみせたのは、日産スカイライン。確かに身長150センチの睦がハンドルを握るには、少々不釣り合いに大きい。そして、祝子の母の愛車は軽自動車なのだろう、
排気量4,000ccのセダンなぞ、あまり馴染みが無いはずだ。
 「父の外出用。(鹿児島)市内までドライブするなら、これに乗れ、って、貸してくれたの」
 普段、紫尾市内での配達、買い物等用に軽自動車が一台。そして、教科書などまとまった荷を運ぶ時用にワゴン車が一台、計三台が御仮屋家の持ち車だ。
 「祝子ちゃんが助手席に、遠慮なく乗ってね」
 睦は、運転席の位置、ミラーの角度を自分用に調節する。実は、睦がスカイラインのハンドルを握ると、口の悪い弟二人からは「無人で走る、幽霊カーだ!」とからかわれるのが“お約束”なのだが、今日の瞬は、大人しく後部席に乗り込む。
 「さ~て、出発。ドライブ、楽しもう」
                                                                                             (つづく)

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2013年1月15日 (火)

自作小説『続 新米館主・御仮屋睦』(1/15)

 日没後に雪は止み。

 しがない孫請け労務者としては、「雪かきって、契約業務外だよな~」と悩みつつも、

裏門から庁舎軒下までを、雪かき

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 半分溶けたような、水気の多い雪なので、結構面倒・・・・・。

 おまけに、隣近所の方から「うるさいっ!」と苦情が来たらと、ヒヤヒヤ・・・。

  さて。

 洗濯物を干せば、2時間でカラカラッに乾き、クマゼミがシャンシャカ鳴き、

 「海、行きたい~っ!」と思う、梅雨明け直後、太陽ぎらぎらの季節を思い出してくださいナ

 最初から読んでくださる方は、こちらから是非に。m(__)m

薩摩の東夷さんの小説一覧ーFC2小説ー

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    水着を買いに
  水着を買いに(1)
 紫尾の商店街の中ほどにある御仮屋書店は、御館町の武家屋敷街に上る坂道にも面している。かつては敵の侵入を阻むため道幅は極端に狭かった。ところが、睦が生まれる以前に拡幅され、その分御仮屋書店の敷地は削られた。睦が生まれ育ったこの店舗兼住宅は、その際建て替えられたものだ。庭がない代わりに、坂道に面した部分にテラスを広く設け、庭代わりにしている。
 睦はそのテラスで洗濯物を干している。梅雨明けした日差しがきつい今の時期なら、洗濯物も外に干せば、瞬く間に乾くだろう。平日こそ、洗濯は母親まかせだが、土日は睦がするようにしている。思春期の弟二人の姉として、自分の下着を不用意に二人の視線に晒(さら)さない・・そんな心得のつもりだ。ところが、家族五人分の一日の洗濯物の量が、夏場は半端ではない。少年野球に打ち込む下の弟・時(とき)はもちろんだが、睦が日々生産する(?)洗濯物の量も、弟に負けない。朝、試心館の清掃とタダモトの散歩で、早々と一汗をかき、出勤前に大急ぎでシャワーを浴びて、飛び出すように出勤。職場こそは冷房完備であるが、そこは「節電」。夕方までみっちり仕事しようものなら、身体中に汗がまとわりついている気分だ。またまた大急ぎで家に戻れば、さっと着替えて、夕方のタダモトの散歩に、“じいさん”こと義彰(よしあき)との稽古で、また大汗。化粧を入念にする暇なぞない。そんな睦にとっての夏の日々だ。
 (う~~ん、夏の日差しの下で、物干し竿に並ぶ洗濯物って、なかなか爽快な光景よね・・)
 問題の“睦の下着”は、ネットに入れて洗濯し、終われば、それだけは自室で部屋干しだ。もっとも弟二人のトランクスなんぞ、睦は平然と物干し竿に干していく。
 「睦さん、おはようございます」
 テラス横の道路から、声がかかる。睦の年下の友達・米櫃祝子(こめびつ・いわいこ)だ。
 「あっ、祝子ちゃん、おはよう。もうちょっと待ってね。・・・そうそう、そこから上がってきて」
 道路から直接テラスに上がれる。
 「はい、それでは、お邪魔します。あっ、私も手伝います!」
 「そう!、ありがとう。今日は一日天気がよさそうだから、家族五人分のシーツも洗ったの」
  祝子も手慣れた様子で、洗濯物干しに参加してくれる。・・・とそこへ、いかにも何気なく~を装いつつ、上の弟・瞬(しゅん)がテラスに出てきた。
 「・・・あ・・、米櫃さん、おはよう」
 (ふふふっ・・・、眠気覚ましに出てきました~って、言いたいわけね)
 睦には、弟の目論みなんぞ丸解りだが、そこは姉の慈悲。知らぬふり、をしてあげる。
「・・あっ・・、おはようございます・・・お、御仮屋くん・・・」
「あっ、オレのこと、瞬って、呼んでいいから・・・」
 (く~~っ、弟よ、思い切ったことを)
「そ、そう?、そうか、お姉さんが睦さんなんだから、弟は瞬くんね」
 (おっ、いい雰囲気ってヤツ?)
 ・・・・と。祝子が洗濯籠(せんたくかご)から何気なく取り出して、広げたものは・・・、
 「きゃっ!」
 「うわっっ!!、それ、オレのトランクスッ!!」
  瞬が大慌てで、祝子の手から、自分の下着を奪い取る。
 「はははっ、ごめん、ごめん。そうか、祝子ちゃんも、男モノの下着なんて、縁無いわよね~」
 
  今日は、これから県庁所在地まで鹿児島市内までドライブがてら、祝子と一緒に水着を買いに行く約束をしている。弟・瞬も連れて行ってあげたら、とは思ったが、水着姿は当日までの秘密にしておきたい。ちょっとかわいそうだが、今日は誘わない。
 「じゃあ、瞬。留守番お願い。今度、瞬も一緒にドライブへ行こう」 
 カワイイ弟に、一言フォローする。ところが、祝子が
 「あの~、瞬くんも、今日は一緒に行きません?」
 と、瞬を誘ってくれた。くっ、瞬の喉が鳴る。もうここは「行きますっ!」と即答したいところだろうが、
 「あっ、祝子さん、ありがとう・・・。だけれど、今日は、水着を買いに行くんだろ?。それじゃあ、男は遠慮すべきだな・・・」
(おっ、我慢しちゃって~。ここは"Support his boy's heart"〔“男の子心”を援護ね〕)
 「そうだ、瞬。私たちがお買い物をしている間は、本屋にでも行っててよ。そして、また合流してランチを三人で食べよ」
 「あら。本屋の息子さんが、鹿児島市内の本屋に行くのかしら?」
祝子にすれば、当然の疑問か。
 「わはっ。市内の大きい本屋さんに行くのも、楽しいのよね。ね、瞬?」
 「そう・・・。やっぱり本屋の息子が、Savanna(サバンナ・某巨大通販サイトを思い浮かべてください)で本を買うわけにはいかないんだよね・・・」
 「よしっ、決まりっ。さ、瞬、五分で身だしなみを整えてくるっ!。祝子ちゃんを待たせたら、男が廃る(すたる)ぞ」
 瞬が、大急ぎで室内に駆け戻る。
 
                              (つづく)



2012年11月 5日 (月)

自作小説『続 新米館主・御仮屋睦』(11/05)

 オジサンのエッチな妄想の部分だけでなく。

 鹿児島県出水市の山あいの田んぼ。

 梅雨明けから、本格的な暑さがやってくる一刻の間。

 犬の散歩?ウォーキング?に出かけたくなる、夕暮れ時。

    そんな風景を思い浮かべて頂ければ、幸い。

 ・薩摩の東夷 小説一覧

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    駆けっこ(3)
 「それでは!みんな。今夜の夕ご飯をおいしくいただくために、ちょっと走って、いい汗かこうか。次の道路まで、走ろう」
 睦は、三人と一匹に提案する。武家屋敷街である御館町(おたてちょう)の裏手、谷間に水田が広がっている場所、二本のわだちが伸びる未舗装の農道を散歩中だ。江戸時代、農業用水を確保するため、人力で開削されたという「五万石溝(ごまんごくみぞ)」に沿って、道はうねうねと曲がりながら続いている。
 「あっ、あの・・・」
 祝子が躊躇う。“清楚すぎるお嬢様”スタイルでは、無理もない。
 「あっ、祝子ちゃんは、ゆっくりでいいからね。瞬、しっかりエスコートしてあげて」
そして、睦は“年下のボーイ・フレンド”坂道聡に、満面の笑みを見せる。
 「そして、聡くん。私と『駆けっこ』しようよ。私、一日一回は思いっきり身体動かしたいんだ。
ゴールまでは三百メートルくらいかな。ただ全力で走ればいいっていう距離でもないし、運動場と違ってデコボコだから気をつけてね」
 身長百五十センチそこそこの睦が、百八十センチはあろう聡を見上げながら、誘う。
 「・・・はい。睦さんと、一緒に走れるなら、喜んで」
 それが単なる徒競走ではないこと、聡も即座に理解してくれたようだ。
 「よしっ、それなら、まずは準備体操ね。丸くなって。膝の屈伸から」
 農道の上で、四人と一匹は輪になって準備体操を始める。九州地方南部の田植えシーズンは、遅い。六月下旬の梅雨の最中に、一斉に田んぼに水が張られ、田植えが行われる。今は、稲が勢いよく伸びる時期だ。稲の様子を見に来る農家の軽トラックと出合うかもしれないが、まあ心配しなくてもよいだろう。
 タダモトも、前足・後ろ足を交互に伸ばして、準備体操に参加する。そして、祝子。睦には想像し難いのだが、彼女は本当に生まれてこのかた、積極的に身体を動かした経験がないらしい。今「身体を動かす、喜び」を実感している。たかが準備体操であっても、一所懸命だ。その様子は、実は高校生の男子にとっては、刺激的だろう。長めの丈のスカートが、ふわっと風をはらむ。時には、ちらっと白い太ももが露わになり、男子二人をドキッとさせているのを、祝子本人は気づいていない。
(かわいいよね・・・)
「よ~しっ。次は二人一組で、柔軟。祝子ちゃん、私とね」
(祝子ちゃん、しっかり身体、伸ばそうね)

 「さ~~て。Ladies and gentlemen!Are you ready?(皆々様、準備はよろしいか?)」
 「Yes,ready(準備完了)」
 「瞬は、しっかり祝子ちゃんをエスコートすること。そして、聡くん・・・」
  聡を、自分の横に手招きする。
 「Get,ready,OK?.よ~し。3・・、2・・、1・・、Start!」
  睦は、さっと走り出す代わりに、横っ飛びに飛んだ。
 「油断しちゃ、だめっ!」
 思いっきり聡に体当たりだ。倍ほどは体重を持っていそうな聡に対しては、先手を取るしかない。  ボンッ! 渾身の当て身が、上手く相手をよろめかせる。
 「お先っ」
 聡の態勢が崩れている隙に、駆け出す。普段からフルカップのブラを着用して、胸の揺れを抑えているのだが、もちろん、いざ走りだすと・・・ 
 (うっ、重い~)
となってしまう。おまけに睦の走り方は、腕の振りが前後ではなく、横に振る、典型的な“女の子走り”だ。それでも、日中の机仕事から解放された身体が、大喜びしているのを感じる。先導役のタダモトの後を追う。
 「睦さん、反則っ」
 さすが、スポーツマン聡だ。態勢を立て直して、すぐさま追いついてきた。
 「油断大敵でしょ」
 「違う、Foul!,Your nice body's(そのナイス・バディが、反則!)」
 「もう・・・」
  とはいえ、「一対一で正対して行うことのみならず」というのが、新納流の教えだ。走りながら仕掛け合う、というこもありかな・・と思う。
 「Half of the world is a woman!(世界の半分は、女よ)。
    聡くん、もういっちょ!」
 再び、横っ飛びに飛んで、聡に体当たりを見舞う。ところが、よける、とみた聡が、さっと腰を低い姿勢にして、睦の肩からの当て身を、二の腕で受け止めた。 パンッ お互い身体をぶつけ合ったような状態のまま、走り続ける。農道の真ん中、生えた草を踏みしめながら、駆ける。 バッサ、サッ、サッ・・・
 「よけないなんて、感心~」
 「そりゃあ・・・、Avoiding is rude(避けることは、失礼でしょ).」
  現役バスケ部員として、腰を低くした姿勢での走りは得意なのだろう。
 「じゃあ、このまま行く?」
 「はい。仰せのままに」
 「よ~し」
  ぶつけ合った箇所から、聡の息遣いが伝わってくるのが、ちょっぴり面映ゆい。
                                  (つづく)

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