パイオニア鹿児島工場 Feed

2017年1月 2日 (月)

「東海カーボン 田ノ浦工場」について・・・

 正月2日は、年賀はがきの配達も、お休みの日。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・の、はずなのに。

  表に、プルプルプルッ・・・と原チャリの音。

 そして、「こんにちは~」という挨拶とともに、郵便ポストに、なにやら投函していってくださったのは、共産党町議さんでした。

170101201s  「東海カーボン 田ノ浦工場」で検索してみると、

    5年ほど前は、「増産のため設備投資」というニュースが・・・・・。

   これって、

     かつてNEC→パイオニアの工場が立地した、鹿児島県I市の姿に重なります・・・。

  2017年が、地方経済にとって、よき流れある一年、となりますように。

2012年9月 5日 (水)

「一生安泰といわれた」か・・

 東武野田線の車内にて。
 いえ、写真を撮った後捕まえて、一緒に下車しました。
12090411s

 さて。
 実のところ、とっても恥かしくて、拙ブログを読み返すことなぞしておりません。

 でも、たまたま目についた次の記事。
・シャープ勤務30代「一生安泰といわれたのに人生設計狂った」
  (ごめんなさい。全文コピーさせていただきます)
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深刻さを増すシャープの経営危機。グループの社員5万7000人を待ち受けるのは、給与削減か、
リストラか、台湾企業による苛烈な支配か、それとも倒産か――。長引く不況と円高から抜け
出せない日本経済にあっては、あらゆるサラリーマンにとって無縁の話ではない。

 縮小が発表された栃木工場に勤務する30代後半のAさんは深い溜め息をついた。

「地元ではシャープに入れば一生安泰だといわれてきた。描いていた人生設計が完全に狂ってし
まいました。

 工場では約1600人の従業員のうち、AV事業に携わる1500人から希望退職者を募ると聞いていま
す。地元で採用された人間全員がリストラ対象ということらしい。子供はまだ小学生でこれから
もっと教育費がかかる。この田舎に再就職先なんてないのに、どうしたらいいのか……」

 パナソニック、ソニー、NECなど多くの電機メーカーが何年も前から大規模なリストラを断行し
ていたのを横目に、「勝ち組メーカー」シャープは我が世の春を謳歌していた。

 液晶パネル、携帯電話端末、太陽電池の3つの主力事業が絶好調だった2007年度、売上高は3兆
円を超えた。社員の平均年収は700万円超で、福利厚生も充実――ところが、今年に入って急転直
下、極寒の冬に突入する。

 シャープは8月28日、グループで2000人の希望退職者を募集することを発表した。今年度中にグ
ループ合計5万7000人の社員のなかから5000人を削減する計画だ。

 理由は先に挙げた主力3事業の失速である。特に液晶テレビ事業は韓国メーカーにシェアを奪
われた。そこにリーマン・ショックや家電エコポイントの終了なども重なり、約4300億円をつぎ
込んで2009年に稼働を始めた大阪・堺の世界最大の液晶パネル生産工場は稼働率3割程度に落ちこ
む。在庫の山が積み上がり、業績はどん底まで落ちた。

 大手銀行幹部がいう。

「5000人のリストラ、栃木工場(栃木・矢板市)や葛城工場(奈良・葛城市)の縮小などで財務
改善するようだが、銀行団が継続的に融資するためにはまだ足りない。リストラは1万人規模にす
る必要があるし、中国やメキシコなどの海外工場の売却も早急に検討すべき。コピー機などの情
報機器事業やエアコンなどの空調事業を切り売りすることも考えなくてはならない」

 社員は数千万円の住宅を購入し、子供を私立学校に入れているケースも多い。老後は豊かな年
金で、妻と旅行三昧という悠々自適な生活を描いていた人もいるだろう。そんな将来設計はもろ
くも崩れ去った。
                             ※週刊ポスト2012年9月14日号

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 で、ふと「パイオニア 鹿児島工場 閉鎖」で検索してみると、2008年~2009年頃のニュース
でしたっけ。いや、その頃のシャープといえば“亀山ブランド”でしたっけ?、青息吐息のパイオ
ニア・NECを横目に、まだまだ威勢がよかったですよね・・・・。それも、一気に“遠い昔”
のことになりにけり。

 地方で“普通の生活をする”というのが、とてつもなく難しくなってしまったような。

 一方で、久しぶりに首都圏にUターンしてきてみれば、
       え~~っ!、みなさん、どれだけお給料もらっているのさ~!!!

 サラリーマンの平均年収はおおよそ400万円?
  え~、それだと月収30万そこそこですか~~、そりゃあ、少ない。
 自分と同じ年代層40~44歳男性の平均年収は577万円なのだとか。
  う~~ん、マイホーム持って、お子さんも居て・・・という方なら、それぐらいが普通かな・・?
                               (参照:年収ラボ

  でも、イチから新しい職を見つけなければならないとすると、
       そうそう、そんな高給取りな仕事には就けないぞ~~!
                          と、ヒガミも書きたくなるもので。

  まあ。
  今夜は、ついつい4年ほど前の拙ブログを読み返してしまったのですが。
 「パイオニアに代わる企業とは?」な~んて、経済紙を読んで、お高い専門書も手にして
いた当時の自分に、小さく拍手を送ってあげるとシマショウカ・・・・(自嘲)

 

2008年12月19日 (金)

532人退職意向

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  深夜の帰り道。

0812191s

 実は、今日は午後5時から店番。(-_-;)・・・。
 コンビニの“ゴールデン・アワー”。より多くのお客さんのお相手
をしなければならないわけで、要覚悟であります。

 昨日は「まだちょっと早い」と思いつつ、年内最後の散髪に行って
まいりました。
 終わり際、ご主人が
「近頃は、夜コンビニで働いている人、オジサンが増えました
よね~。」
 とのこと。
 自分は、よそのコンビニへ行くことなぞないので、実際のところ
は解りませんが、なんとなくあり得そうだな・・・・。
 でも、自分も“職安通い”を経験した身としては、当たり前に
午前8時~午後5時まで、という勤務時間を希望したところで、稼ぎ
はたかが知れている実際。勢い、変則的な勤務時間帯を選んでいか
なければならず。
 さらには、「1日の睡眠時間は4時間でいいから、仕事はふたつ
くらい掛け持ちしよう」と考える方も、いらっしゃるはず。
 その過酷さ。

 さて、やっぱり「パイオニア」関連、ひいては、ここ出水の
雇用情勢、ネタにしなければなりません。

0812192s

 本日19日付、南日本新聞一面
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 出水・パイオニア工場 9割532人退職意向
             県外配転 57人希望

 来年2月末で閉鎖する出水市のパイオニア鹿児島工場の従業員
589人のうち、約9割の532人が退職意向を示していること
が18日分かった。残り57人はパイオニアグループの県外事業
所への配置転換を希望している。同日あった鹿児島労働局の緊急
雇用対策本部会議で報告された。
 パイオニア本社広報によると、意向調査は同工場が全従業員に
対して行い、15日時点でまとめた。結果は出水市と鹿児島県、
鹿児島労働局に報告したという。
 退職する532人については、「特別退職プログラム」に基づ
いて退職金上乗せなどの措置をとるほか、希望すれば、次の職場
が決まるまで再就職支援を行う。グループ内残留を希望する57
人は、関東などグループ内での配転先が確保される。
 退職者のうち、出水市や周辺での再就職希望者がどれくらいい
るかなどは調べていないという。出水商工会議所の調査では、会
員17社が介護や事務、調理、営業など合わせて約50人を受け
入れ可能としている。
 出水市はパイオニア相談室のほかに、離職者を対象とした市民
生活相談所(仮称)の年内開設を検討している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 17日付記事と読み合わせてみると、
『12月1-10日の新規求職者は前月同期より107人増の
256人で、うちパイオニア従業員は40人いたことを報告。』

 532人という数字の大きさに、愕然とします。

 とはいえ、不思議なもので、勤め先のコンビニは、おかげさま
で「師走の忙しさ」。忘年会シーズンで、ほろ酔い気分で立ち寄
ってくださるお客さまも、増えております。

 そのギャップ。
 年が明けて、新年会も一段落した後の、皆さんの財布の紐が
きつくなった時のこと。・・・考えたくアリマセン・・・。

2008年12月17日 (水)

地元雇用可 17社50人

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 出水駅から望む、パイオニア鹿児島工場の偉容。写真中央奥。
(イヤ、NECと二分割なのでしょうか?)

0812172s

 拙ブログ、「パイオニア」で検索して、いらっしゃってくださる方が多い
ようで・・・m(__)m。また、昨日あたりからアクセス数が増えております。
 押忍。ウソ偽りなく書かせていただきますが、私とて“木っ端出水市民”。
それが嬉しいわけありません。

 とはいえ、それが多くの人が知りたい情報であることも確か。
 17日付南日本新聞記事のコピーを掲載させていただきます。
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 従業員600人 閉鎖のパイオニア鹿児島工場
   地元雇用可17社50人
    出水商議所アンケート
      厳しい実態浮き彫り

 来年2月末で閉鎖する出水市のパイオニア鹿児島工場の従業員の再就職問題に
ついて、出水商工会議所の会員17社が、合わせて約50人を受け入れ可能と回
答していたことが16日分かった。工場従業員は約600人で、地元での再就職
確保の厳しさが浮き彫りとなった。
 笠原啓稔会頭が、市など4団体が出席した意見交換会で報告した。
 工場の取得意向を表明していたエフ・イー・テクノロジーズが11月、取得を
断念したことを受け、会議所が会員288社を対象にアンケートを実施、130
社が回答した。受け入れ可能な職種は介護士、事務、調理師、営業などだった。
 意見交換会で出水公共職業安定所の西徳雄所長は、12月1-10日の新規求
職者は前月同期より107人増の256人で、うちパイオニア従業員は40人い
たことを報告。一方で求人は36人減少しているとした。
 市はパイオニア支援相談室のほかに、商工観光課に離職者を対象にした市民生
活相談所(仮称)の年内開設を検討している。
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 同じ社会面紙上に、
『「職は」「未収金は」
   アステック操業停止
    従業員、業者ら不安 薩摩川内』
 という記事も。

 鹿児島県内では、「パイオニア」「ソニー」といった大企業での“人員削減”
はニュースとなっているように思いますが、そんな大企業に部品を納品する、
いわゆる下請け企業での“人員削減”の実態を知る術はありません。
 さらには、何度も書きますが、ほんの数ヶ月前までは、人材派遣会社からの
新聞折り込み広告を、当たり前のように目にしていました。
 今は、パッタリ。
 ということは、「派遣社員」を、事実上“正職”とされていた方も、出水に
帰っていらっしゃるということですよね・・・・。

 実のところ、自分の勤め先のコンビニでは、ここ数日は「師走の忙しさ」を
実感させて頂いておりますm(__)m。
 米ノ津川河川工事の工事関係者の方々。そして、すでに年金暮らしに到達
されたお年寄りの方々に、「コンビニ」というのが認知されてきているのかな
・・・・・。
 相も変らぬ「官需社会」であり「年金社会」であり・・・・・。

 イヤ、それが、一時しのぎの“カンフル剤”に過ぎないとしても!、
 自治体の、積極的な「財政出動」を期待します。

 やっぱり、同じく社会紙面上、
『大分キヤノン非正規削減
  杵築市が臨時職員採用』

 
 

2008年9月28日 (日)

「パイオニア後」ですが・・・(2)

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  0809282s はい、一言。新しいデジカメが欲しいよ~。

 さて、改めまして「FED(フィールド・エミッション・ディスプレイ)」
です。
 ここで初めて、Wikipediaで説明を拝見(⇒こちら)。ふ~ん、日本語
では「電界放出ディスプレイ」と言うのですね。
『FEDは原理的にCRTと同じ特性をもち、アノードとカソード間を数mm以下
にできる。この特性と液晶ディスプレイやプラズマディスプレイよりも表
示特性が良いことから、薄型表示デバイスの本命と長い間言われつづけて
きた。・・・・』
 CRT。つまりブラウン管式、昔ながらのテレビと、同じ原理なのですな。
 あくまで画質にこだわる“AV(オーディオ・ビジュアル)マニア”に
とっては、待望される商品化なのかもしれません・・。
 ・【FED】次世代ディスプレイ総合スレ Part39【OELD】
                    (2ちゃんねるより)
 ・次々世代型ディスプレー競争の幕開け~FED編
                    (IT-PLUSより)
 
 改めまして、
 ・Field Emission Technologies
 「会社概要」より
『 フラッドディスプレイは、使い分けの時代に
 フラットパネルディスプレイは、方式ごとに、それぞれ違う特徴を持って
います。
 どれかひとつの方式だけから選ぶのではなく、用途に応じてフラットパネ
ルディスプレイ方式を使い分ける時代が目前に来ています。当社はナノスピ
ントFEDを、確かな目を持つ方から選ばれるディスプレイとして育てていき
ます。』
 なるほど・・・・。さらに、アレヤコレヤ検索・・・・。

次世代ディスプレイ「FED」09年にも発売へ - 19型SXGAの試作機が公開
                      (ファイル・ウェブより)
 後半部分を長く引用させて頂きます。

『・・・・・・・
長谷川氏は、「薄型テレビは激しいシェア争いを行っており、量産合戦に
よる価格下落から利益率が下がっている。我々は小さな規模だからできる
マーケットを開発していく」と独自路線を歩むことを強調。まずはプロの
映像クリエーター、放送局、ゲーム制作会社など、ハイエンドユーザー向
けに販売を行う。実際の商品化は「ベストケースで2009年に発売できるか
どうか」とのことで、その際の画面サイズは24型、もしくは26型を検討し
ているという。解像度は1,920×1,080のフルHDになるとのことだが、価格
については明言しなかった。なお、放送局などへの販売では、ソニーの協
力を得る考えだ。

民生用への展開については、「最終的にはテレビも発売したいが、いきなり
量産のための設備投資を行うのは無理。まずは業務用を成功させ、“小さく
産んで大きく育てる”ことを実現したい。シェアは追わずに、健全な利益体
質を目指す」と語った。

前述したように、会場には液晶やプラズマとFEDを比較する展示も行われてい
たが、長谷川氏は、「FEDの特長を分かってもらいたいという気持ちで置いた
もので、液晶やPDPが劣っていることを示すためにやっているわけではない。
我々は液晶をやっつけたいとか、PDPに勝ちたいなどと大それた事は考えてい
ない。クルマが軽自動車から高級車まであるように、ディスプレイにも液晶
やPDP以外の選択肢があってしかるべき、と考えている」とした。    』

 この記事の日付は、2007年04月09日。それから、すでに一年半。この記事
中の『いきなり量産のための設備投資を行うのは無理』から、一転、
「パイオニア鹿児島工場を、総投資額200-300億円で取得する方向」
 となったのは、ナゼ?

 ひとつには、もちろん、工場勤務者の雇用条件も含めて“安く買い叩ける”
目算があるからでありましょう。地元として、注意しなければならないのは、
「条件が合わず断念」という場合もあり得ること、覚悟しておかなければな
らないでしょう。

 もうひとつは、かなり強気に「量産化」のメドが立った、のは間違いない?
 今まで民生用のプラズマディスプレイを生産していた工場の隅で、細々と
生産なぞという効率の悪いことはしないでしょう。
 進出してくる以上は、かなり最初から“カッ飛ばす!”?
 そういう意味では、雇用面も、期待していいのでは????

 迎える地元としては、 
「な~んだ、ベンチャー企業か・・・。信用ならない」
 で終わってしまうのではなく、はっきりと
「進出を歓迎する」ことを明言する必要があります。
   ね!伊藤知事さん、渋谷市長さん。
(裏では、雇用面と補助金を巡って、厳しい駆け引きが行われているのかも
しれませんが)

 ひとつ、ここで大いなる杞憂。
 FET社は、まずは業務用ディスプレイの生産販売から手がけるとなる
と・・・・。
 表向きは「使い分け」を提唱したとしても、
 現実は、お隣の工場
 NEC液晶テクノロジー㈱
 のシェアを食っていかなければならない・・・・・・・と。
 案外こんな面から「取得断念」と、ナリハシナイカ・・・・。

 重ねて、書きますが、
 まずは「進出を歓迎する。条件を提示して欲しい」と、はっきりとFET社に
対して、シグナルを送りましょう!
(裏の話は、私、まったく知りません)

 その上で、
 「山形有機エレクトロニクスバレー構想」なんぞに、負ケテタマルカ!!
 「鹿児島フラットディスプレイバレー構想」をぶち上げてみせましょう!!

    We will have the Dream!
(おことわり:現実、「俺たち、どうなるんだ」と不安に悩まされる、現パイオニ
ア工場従業員の方々には、なんの慰めにもならないこと、重々承知しております。
むしろ「野次馬め!」というのが、正直な心情のはずです。
                     非礼を、お許しください。m(__)m)
 
 

 

「パイオニア後」ですが・・・(1)

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 0809281s 相変わらず、壊れたデジカメに「まだまだ死んでもらっては困
る!」とばかり、酷使中。

 さて、26日に田吾作さんより頂いたコメント、
『パイオニア出水工場閉鎖は、パイオニアの従業員600人だけでは
なく、今後の動向次第では、同敷地内で営業している、NEC液晶
までの従業員に絡む話です。最悪は延べ1000名以上の失業者を生む
状態になります。パイオニア売却予定先の何たら投資会社など信用
出来やしません。最悪のシナリオにならない事を、祈ります』

     拙ブログへのコメント、ありがとうございます。

 推察するに、田吾作さんは、かなりパイオニア・NECの内部
事情に詳しい方とお見受けします。対して、自分は・・・・。
 あわてて、アッチャコッチャ検索させて頂きました。

 まずは、
 ・パイオニアプラズマディスプレイ株式会社
 「会社概要」を拝見すると、
「2003年 鹿児島工場Ⅱ期ラインを増設 」
 それから、わずか5年でありますか・・・。
 つづいて、
 ・NEC液晶テクノロジー株式会社
 初めて知りました、“鹿児島日本電気”という株式会社は「今は
ない」のですね。企業内再編ですか・・・。
 こちらは、家庭用のいわゆる「液晶テレビ」ではなく、ちょっと
高価な業務用液晶モニタを、主に製造しているようですね。

 さて、消費者としても、家電製品としての「テレビ」における
価格競争の激しさ、実感することが出来ますね。(スミマセン、実は
自分、とっても疎いです)
 もちろん、それは小売業者(〇マダ電気とか)間による、熾烈な値引
き競争にもよりますが、製造メーカー間のコスト競争も、世界を舞台に
激しくデットヒートが行われているわけですね。

 ちょっと面白いと思ったブログから。
秋田県議会議員 佐藤健一郎の活動報告
 失礼な表現ですが、典型的な「コッテコッテ田舎の自民党議員」さん
ですよね。そんな方が、
9/10『42型液晶テレビ9万円台 米ビジオ衝撃の日本上陸
 というタイトルで書かれていらっしゃいます。
 一部引用させて頂きます。
『・・・・
 これらの製品によって、国内メーカーも値下げ競争に巻き込まれる事
が強いられるでしょう。単に一消費者の立場では良いものが安い事は喜
びますが、あまりに激しい価格競争では、製造会社の社員待遇改善は行
われるのでしょうか?製造拠点の海外転出や部品の海外調達の増大など
とならないでしょうか?と心配をしてしまいます。
                          ・・・・・』

 現在、出水工場で製造されているのは、主に業務用液晶モニタですか
ら、このような“値下げ競争”に即巻き込まれるものではない、でしょ
う・・・。販売は「小売りにお任せ」ではなく、このような業務用の場
合、“営業力”(それこそ「接待」も含む?)が、もの言うのでは?
(まったくの素人ですので、あくまで邪推です)
 まだまだ“営業力”を含めた総合的なマネジメント能力は、日本の
製造メーカーに“一日の長”があるのでは?
(マンガ「社長・島耕作」の世界は?)

 当面は、NEC出水工場は安泰であると言える・・・・のでは??
                 (ハイ、願望が入っています)

  スミマセン、長くなってしまったので、一度ここでアップします。

2008年7月 3日 (木)

パイオニア工場買収へ

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 0807031s 褒められてしまうと、ついついネコにレンズを向けてしまいます。
 子猫にとっちゃ、夏の暑さって「なんなんだ~?ダルいにゃ~」という感じ?

 さて、メモ代わりとして、

  日本経済新聞7月2日付企業相互欄
「ソニー系 新方式薄型パネル量産 省電力 来年末から
                       パイオニア工場買収」

『ソニーと出資する投資ファンドが共同出資するエフ・イー・テクノロジーズ
(FET、東京・品川)はパイオニアのプラズマパネル工場を買収して、「電界放出
型ディスプレー(FED)」と呼ぶ新方式の薄型映像パネルを二〇〇九年末から量産す
る。動きの早い動画も明瞭(めいりょう)に表示でき、消費電力は液晶の半分以下
で済む。当初は医療分野など業務用の需要を見込むが、将来は大型テレビ用として
も売り込んでいく計画だ。
 FEDはプラズマ、液晶、有機EL(エレクトロ・ルミネッサンス)に続く「第四の
薄型パネル」ともいわれる。 
 電子を蛍光体に当てて発光させるブラウン管と同様の自発光方式を採る。プラズ
マや液晶パネルより割高になるものの、無駄な光のない深みのある黒色を表現できる
など映像の質を高められるのが特徴。液晶のように常に背後からライトで照らす必要
がないため消費電力を減らせるほか、有機ELと比べて画面サイズも大型化しやすい。
 FETは量産に必要な技術開発はほぼできたと判断し、パイオニアがプラズマパネル
の生産をやめる予定の鹿児島工場(鹿児島県出水市)の土地・建物を取得して事業化
することにした。取得額などの条件を今後詰めて年内に契約。総投資額は二百億━
三百億円の見込みで一部従業員も引継ぐ。パイオニアが現物出資する可能性もある。
 当面、FED用パネルを年一万枚(26型換算)規模で生産。映像装置メーカーにパネル
を供給する形で製品化する。まず医療・放送などの業務用の需要を開拓、量産技術な
どを確立したうえで60型の大画面サイズで一般向けのテレビ市場への参入を狙う。量
産開始二年で年二百五十億円、将来は年一千億規模の売り上げをめざす。
 FETはFEDの事業化を探るために〇六年十二月にソニーから独立して発足。出資比率
はソニーが三七.八%(三月末時点)で、テクノロジーカーブアウト投資事業有限責任
組合(四十九.二%)などのファンドが残りを出資している。』08070310s_2  

 “全文転載”・・・。たしかに、うしろめたいものです。日本経済新聞に敬意を
表して、お暇がありましたら、皆様も、ぜひ紙面に目を通してみてください。

 せっせか写している途中で、はたと気になってしまったのが
 「当面、FED用パネルを年一万枚(26型換算)規模で生産。」
 という数字。
 さて、現パイオニア鹿児島工場のプラズマパネル生産能力って、いかほど?
 「大株主シャープに翻弄されたパイオニアのプラズマTV
  2度の業績下方修正で株価は半値近くに
」(DIAMONDonlineより)
 添付されている表によると、
 「鹿児島工場 従業員595人 生産能力43万台」という数字。

 単純に比較すれば、「FED用パネル、鹿児島で産声を上げる」段階?
 当面は、鹿児島工場の現容量は必要ない、といえる?

 しかし、逆に考えれば、このFETという“ベンチャー企業”からすれば、思い切った
「先行投資」と言えます。それだけ、このFEDという方式に対して、将来「価格競争力」
も持ち得るという、確信がある?
 鹿児島・出水から、世界にはばたけ!フィールド・エミッション・ディスプレイ!

 とはいえ、あまり書きたくないことですが、
 「優秀な研究開発職(日本、いや世界中からリクルートするとして)は必要だが、
   生産ラインに従事する人間は、当面ほとんど必要ない」
 ということになるのでは・・・・・・・・・・・・ナイデショウカ・・・・。

 このニュースで、“ぬか喜び”は禁物です。

 参考までに、その
 エフ・イー・テクノロジーズのホームページ
 FEDの研究開発段階が、薄々ながら解り・・・・そう?  
 
   

2008年5月19日 (月)

サラリーマン“残酷”物語???

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  08051911s 雨。そういえば、10年前はここが“職安”でしたっけ・・・。
 ふと思い出してしまいました・・・。

 気が重いのですが、やはり残しておかなければなりません。

 17日付南日本新聞一面より0805195s_2
「パイオニア 760人関東に再配置
  出水など2工場閉鎖 雇用確保は半数」。
 一部引用させていただきます。
『パイオニアの須藤民彦社長は十六日までに共同通信のインタビ
ューに応じ、プラズマパネルの自社生産撤退で閉鎖する鹿児島工
場(出水市大野原町)と山梨工場(山梨県中央市)の従業員を中
心に、七百六十人を車載用機器生産の川越事業所(埼玉県川越市)
など関東周辺の工場に再配置する考えを明らかにした。
  ・・・・・(途中略)・・・・・・・
 ただ、再配置の対象者は鹿児島、山梨、静岡の三工場を合わせて
約千四百人で、グループ内では約半数しか雇用を確保できないこと
になる。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 転勤できない従業員には退職金を上乗せする特別退職プログラム
も用意するが、内容については「組合と協議する」と述べるにとど
まった。
 ・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・』

 「現代残酷物語」、例えば、金融機関の経営統合。事実上“吸収
合併”された側の行員さん方、とてつもない遠隔の地への異動、めま
ぐるしい転勤・・・・・、結局「退職」に追い込まれていく・・・・、
という、ウワサ話はありふれていますよね。
 はっきりと書きます。パイオニアという会社側としては、
 「一人として、再配置に応じて欲しくない。退職して欲しい。」
 というのが、本音では?

 なれど、自ら「辞めます」といえば、即日辞めさせてくださるでしょ
う・・・、そんな零細事業主に雇われている身として、書かせて頂きま
す。
 例え「再配置先」で、どんな“いじめ”があったとしても、定年まで
「単身赴任」となろうとも、再配置に応じること、積極的に考えるべき
ではナイデショウカ・・・・・・。

 もうひとつ「現代サラリーマン残酷物語」。0805194s_2
 同じく17日付南日本新聞一面より。
「鹿信金 着服11件1億円超
  10件不届けで業務改善命令 理事長が辞任へ」

 ・・・・・・う~~~ん、“世界一の銀行オタ”を自称するとしては、
避けたいネタで、アリマス。
 一部引用させて頂きます。
『鹿児島信用金庫(鹿児島市、桐原光理事長)は十六日、職員が預金など
を着服する事案が二〇〇七年までの約十年間で十一件あった、と発表した。
着服額は一職員当たり三千三百万年から百万円程度で、総額約一億千八百
万円。このうち法令の定めた届け出を怠っていたとして、九州財務局は同
日、業務改善命令を出した。桐原理事長は六月に引責辞任する。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

 今日、銀行の窓口で「鈴木さん!」と。
「んんん、オレ、なんか悪いことしたっけ??????」
 オネエサマいわく、
「鈴木さんの定期預金、22日に満期を迎えますので、またその日に通帳
を持参してください。記帳させて頂きます」
 とのこと。
 自分なぞ、ついつい、オネエサマの顔を、しげしげと鑑賞させて頂いて
しまいました・・・、「キャワイイ~~」。
 なれど、この記事によれば、
『鹿信金が発表した着服事案』
 の中に、
「定期預金の無断解約」が・・・・・。

 んんんん、自分としては、オネエサマのご尊顔を鑑賞させて頂く格好の
機会を頂いた訳でありますが、
「当南日本銀行では、お客様の“定期預金の無断解約”は、一切ございま
せん!!!」
 という、“意志表示”だったのですね・・・。鈍感で申し訳アリマセン
・・・・m(__)m・・・・。
 それにしても、オネエサマ「キャワイイ~~!」。
【真面目に書かせて頂きます。「金融ウーマン(マン)」という表向きの
裏で、このような“プレッシャー”がある事実、オイは、許さんぜよ!!!】

 ♪Stand up , Prisoners♪

2008年5月13日 (火)

「パイオニア2000人削減」

0805133s これもまた 洪水の残せし 置き土産? 

        初夏の日差しに 菊花は咲く

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 本日13日付日本経済新聞「企業総合欄」より。
『 パイオニア2000人削減
   年度内 プラズマ不振で再建策
 パイオニアは十二日、販売不振が続くプラズマテレビ事業の再建策の
一環策として、二〇〇八年度中に二千人規模の人員削減を実施する方針
を固めた。同社の二〇〇八年三月期は連結最終損益が四期連続の赤字と
なったもようで、パネル生産からの撤退などリストラ策をすでに打ち出
している。人員削減で固定費負担を減らし、同事業の再建を早期に軌道
に乗せる。
 人員削減は早期希望退職者などを募る形で、今夏から段階的に実施す
る方針。プラズマテレビや同テレビのパネルを生産する鹿児島工場(鹿
児島県出水市)、山梨工場(山梨県中央市)、静岡工場(静岡県袋井市)
の三工場の従業員が中心となる見込みだ。
                    ・・・・・・・・・・・』

 この報道を受けて、パイオニア(6773)の株価は、前日比+8.25%の
急騰。とかなんとか・・・・、過去3ヶ月間のチャートを見てしまう
と、今日の上げも、極小さいもの・・・。その市場の冷酷無比さ。

 『企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)』
やらの、はかなさ・・・・。
『・・・・最終的な人員削減数は連結従業員数の五%弱に相当する二
千規模に膨らむ見通しだ。・・・』
 二千人を削減することで、残り95%の従業員を救えると?・・・・。

 鹿児島工場は、正社員だけで600人なのだとか。
 日本国人口1億2千万人の中では、確かに600人なぞ、“芥子粒”。
 なれど、ここ出水地区にとっては、600世帯の、貴重な「中流家庭」
なのでアリマス。

 地球人口、ただ今約60億人でしたっけ?その中で、生き残りを図って
いかなければならない、「企業」VS「地域」。両者が手を結べる時は、
再び来るや?

2008年4月25日 (金)

“サプライズ”はなかった・・・

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0804252s0804254s    八重桜と藤の花。う~~ん、染井吉野のおかげで、ちょっと不遇を
かこっていませんでしょうか・・・。そうそう、江戸時代には「花見」
といえば、八重桜を愛でることであったとか。また、全国各地に“藤
棚”が名所となっている場所はあるのでしょうね。

 さて、今朝は勢い込んで、出水駅キオスクへ急行!!!!
 ところがドッコイ・・・・。まだ開店前デシタ・・・・・・。
 で、勤め先にちょっと顔を出して、出直し。歩きながら、紙面を激し
くチェック!。

 「松下・パイオニア包括提携発表
   新型プラズマ2010年にも 消費電力1/3 松下、技術者を倍増」
 という見出しの記事。(一部引用させて頂きます)
『・・・・・・
 松下は兵庫県尼崎市に二千八百億円を投じプラズマパネル工場を大幅
増強中。生産性向上のため外部販売の強化が課題だが。パイオニアは有
力な外販先となる。
                       ・・・・・・・』
 直接、鹿児島工場の今後についての記述はありませんが、「閉鎖(工
場を取り壊して更地にする)」という既定方針を、覆す“サプライズ”は
なかったようです。

 今後は、鹿児島工場にお勤めの皆様の処遇が、焦点になります。

 会社側としては、関東?関西?東北?なりの工場への転勤を提示され
ることと、予想できます。で、それに応じることが出来る方っていらっ
しゃる?といえば、皆無でありましょう(何年か遠隔地で勤務すれば、
また“帰ってこられる”なら、いざ知らず・・・ですよね)

 さ、それに対して、地元自治体である、出水市なり鹿児島県当局が
出来得る支援策は??

 (スミマセン。今日は、お昼の時間帯の店番応援があります)

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