『地方消滅の罠』(山下祐介著・ちくま新書)
自分と同世代の学者さんじゃん、で期待したのですが・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いや、現実、地方の元気なUターン者といえば、JC(青年会議所)あるいは
商工会議所青年部の“二代目経営者の兄ちゃん”を、無視できないと思うのですが、
一切触れられず。(それが、好きか、嫌いかは別にして)
「象牙の塔」なんぞという言葉を、思い出します。
自分と同世代の学者さんじゃん、で期待したのですが・・・・。
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いや、現実、地方の元気なUターン者といえば、JC(青年会議所)あるいは
商工会議所青年部の“二代目経営者の兄ちゃん”を、無視できないと思うのですが、
一切触れられず。(それが、好きか、嫌いかは別にして)
「象牙の塔」なんぞという言葉を、思い出します。
イエ、本のタイトルは、正しくは、
「人口減少時代に住宅(地)の価値をどう維持・向上するか」デス。お間違いナイヨウ。
特に「住宅」ではなく「住宅(地)」であることに、ご留意を。
例えば、鹿児島県出水市であれば、
飲ん方の席上での「出水の町をどうすれば、いいのか」というネタは、超定番。
例えば、東京都の某離島では、
島民が集まった 飲ン方の席上では、「島のためを、思って~」、喧嘩が勃発する
のが定番(スミマセン。もう、かれこれ20年以上昔のイメージです)。
対して、自分が生まれ育った、首都圏「郊外」って、ナンナノダロウ・・・・・・。
けっして、“熱く語る”対象ではアリマセン。
(だからこそ、自分なんぞは、離島に憧れ、南九州に魅かれたのでしょうが)
この本は、
これからは、「郊外」が、おもしろい!
という提言として、ワクワクしながら拝読した一冊です。
まあ・・・・・・、
私自身は、今春から、熊本県民になるのですが。
田村秀先生
人によっては、ああ総務省官僚上がりの“天下り”大学教授センセイかよ・・・・で、
オシマイかもしれませんが。
・暴走する地方自治(田村先生のブログ)
『自治体崩壊』の「参考文献」を拝見して、
ああ・・・、このセンセイ、『B級グルメが地方を救う』の著者でしたか・・・・・。
で、懲りずに、もう一冊。
イヤ。
そりゃあ!、「ご当地グルメ」ブーム到来!となれば、「そんなのあった?」という
“ご当地グルメ”が開発され・・・・・。
やれっ!、今度は「ゆるキャラ」ブームだ!となれば、ワケワカラナイ“ゆるキャラ”が
氾濫し・・・・・・。
その安直さを批判するのは、とっても簡単ですが、でも、「ご当地」ものを掲げて
“お国自慢”という行動は、日本人にしっくり来るものです。ハイ。
いやいや、なによりも。
私は、田村先生の感性が好きだな・・・と、思った一節。
「おわりに」より。
『・・・・・・・・・・・・
新潟で暮らすようになって、一番の宝だと思ったのは食べ物でもお酒でも
ありません、それは新潟市内から楽しめる展望なのです。』
「展望」=「景観」に心動かされる、その感性を、私は支持します。
自分、ペーパードライバーですから、「鉄道」に比べると、「道路」には関心がアリマセン・・・。
国道16号線とか6号線なんて、排ガスだらけで、近づきたくもない・・・・・・・。
いやいや、鹿児島県の県道74号線内之浦佐多線は、
もし機会があれば、もう一度歩いてみたいな~~とは思っております。
そんな、私が現在熱中して読んでいる本。
「道路」、それぞれに“物語”があり。それは貴重な“地域資源”である。
わが意を得たり。
打倒!ゆうれいトンネル。
忌み避けられた存在から、貴重な歴史遺産として、敬意を表される存在に。
・(旧)佐敷隧道
http://dobokuisan.qscpua2.com/search-list/04kumamoto/43sashikitonneru/
・・・・・・・な~んて、彼女にも「いやよ。独りで行ってね」と、すでに言われて
おるのですが・・・・・・・(T_T)。
写真は、国道3号線の現・佐敷隧道です。
ただいま、缶詰勤務中・・・・。
で、外は秋晴れ中。
田んぼが広がる場所に行けば、彼岸花がきれいなのでしょうか・・・・・・。
思えば、わが人生って、結局、一眼レフ+交換レンズを買っちゃ、数年後には、
“箪笥の肥やし”とさせてしまう・・・・・・の、繰り返しにしか(!)過ぎない・・・・・・。
今度こそ!。
で、最近のデジカメの進化には、“浦島太郎”状態で。
感度ISO102400相当って、海の夜光虫まで、撮れるんじゃ~???。
いろいろ挑戦したい被写体は、ゴチャマンとあるのですが。
で、久しぶりに購入した『CAPA 9月号』。
かつては、高校生“カメラ男子”がメイン読者の雑誌。
表紙は女の子というのは変わらないものの、中身はずいぶんと大人しくなりましたな・・・。
いやいや、「写真甲子園」の記事を見ると、“写真女子”のパワーを感じます。
最新のデジカメや、写真家ギョーカイを知りたく、一冊購入したのですが、
ふと気がつくと、いわゆる“写真学校”の広告は、ほぼ全滅か・・・・・・。
人口数百人の小さな離島に住んでいたことがある身としては、
日本国憲法、
「第二十二条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
2 何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない」
は、輝いています。
ところが、最近の自然災害のニュースを目にすると、
“居住の自由を制限して、効率的な国土管理をすべき”
というのが、時代の流れかな・・・と、思わざる得ません。
ところが、
首都圏の片隅で、「趣味は、映画鑑賞です」と慎ましやかに生きていくつもりだった
のですが、わが人生に、四たび機会が巡ってきました。
だからこそ!の
「田舎で食っていく作戦・修行編」なのですが・・・・・・。
いやいや!、
ダカラ、人生は、オモシロイ、ですね。
「国道沿いのファミレス」を拝読して、
もう一冊、畑野智美氏の作品を読みたいと思ったら、8月19日新作発売とのこと。
心待ちにしていた(!)作品、八重洲ブックセンター丸井柏店にて、購入。
・・・・・・カバーを見てしまうと、40過ぎのオジサンは対象読者でないな~~と、
思いつつも。
オジサンからすれば、「なにはともあれ、セックスかよ~」という感想しか出てこない、
“今どきの”若者たちが登場する群像小説。
・・・・はぁ~~、期待が大きすぎた・・・・・・と、ガッカリしていたのですが。
終盤、ぐっと、手に汗握る(?)シーンとなり、
ラストは、しっかり“今どきの”若者たちに、声援を送りたくなりました。
やっぱり!“女駅員”さんが、最強の萌えポイントだったので。
ふ・・・・・、ただいま、缶詰勤務中・・・・・・・。
蒸し暑けれど、
「夏は、終わった~」感、漂い始めていませんか・・?。
(作者名を、ずっと〝相沢沙紀”さんと読んでいたことは、ナイショです)
ジャンルとしては、“学園ミステリー”なのでしょうが、
私は、好きな女の子の前では、ドキドキしてしまう思春期男子を描いた
“ボーイ・ミーツ・ガール”ものとして、絶賛させて頂きます。
・・・・・続編『ロートケプシェン、こっちにおいで』を、Amazonで注文してしまいました。
そして、『国道沿いのファミレス』(畑野智美著)。
地方都市、24時間営業のシフト勤務制のギョーカイ、とくりゃあ、
とっても身近な世界。
いや、もちろん、フィクションという虚構のストーリーとして、デフォルメ(大げさ)された
部分が多いわけですが、その部分を取り除いたリアルな部分は、
うんうん、アルアル・・・。
ごろごろ
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