「女たちのジハード」を思い出す
午後4時過ぎの出勤時刻。西出水方向の踏切が警報音を鳴らし、
「あっ、電車(実際は気動車ですが)が来る!」
と、ついついデジカメを大急ぎで構えてしまい・・・。
今日の電車は、NTT西日本提供・子供の絵をまとった車体でした。
さて、Werder Bremenさんに敬意を表して、頂き物を紹介させて
いただきます。
10/23付日経流通新聞、一面の特集「農の選択」
『産地・販路拓く 助っ人奔走』
・・・・・・・・・ふいと思い出したのが、小説家・篠田節子氏の
作品『女たちのジハード』。
amazonでの紹介ページ⇒こちら。
はるか昔、自分が宝島に住んでた頃読んだ作品だったかな~と思った
のですが、そこまでは古くなく、自分が出水に住み始めた頃・1997年に
単行本発売なのですね。中身は、1997年よりさらに昔、バブル全盛期の
トレンディ・ドラマ系かな?と記憶しているのですが、今も読み続かれ
ている作品のようですね。自分も、また読んでみたくなりました。
とはいえ、なんで、ここでその「女たちのジハード」なのさ???
かというと、
主人公筆頭格の女性、ラスト近くで、長野のトマト農家の青年とひょ
んなきっかけで出逢い、懇ろになり・・・・。
だけれども「私は農家の嫁にはなれない」。しかし、「私にできる
こと」として、その青年が栽培する焼食用トマトの販路開拓のプロデ
ュースに取組んでいく。。。。。
そんなストーリーが最後にあったよな~と思い出したからです。
実際に、農作物を栽培することだけが、“農に携わる”ことではない。
実際に、地方で暮らす人だけが、“地方人”なのではない。
(いやいや、それをいうと“地域活性化コンサルタント”を業とする人
って、結構いらっしゃる?)
地方を活性化するためには、“異界”の方々とも、積極的に交流を・・・・
というのが、つまらない結論。
最後に、やっぱり恋する中年男の愚痴。
憧れの女性は、地元生まれの地元育ち。対して、最近認めなければならない
かな~と思うのは「自分って、結局“お坊ちゃん育ち”??」。それは、地方
で活きていくには、“弱さ”であるのかな・・・・。
いやいや、その“弱さ”を乗り越えて、なお、
「あなたのことを、ほうっておけません」
と言い続けられる“強さ”が欲しい・・・・。
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