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2011年5月 3日 (火)

第四章「新米館主、初仕事」⑲

 自分にとっての「休み」は、あっさりと終わり・・・。
 世間様ではGW中盤。皆さま、有意義に過ごされていらっしゃい
ますか?

 さて、久しぶりに商店街の諏訪書店さんで、買物をさせていただき
ました。・・・・誠に勝手ながら「御仮屋書店」のモデルですから、
密かにでももっと利用しなければなりません・・・・。

1105031s

 で、購入したのは有川浩著「図書館戦争」「図書館内乱」(角川文庫)。
買ってから、ギョギョ!!、全6冊シリーズですかい~~!
 夜のうちに「図書館戦争」は読了。う~~ん、自分には作品中の世界
設定が“突飛過ぎて”、馴染めないかな・・・。ヒロインとヒーローの
恋の行方は、とっても気になりますが。

 本当は、諏訪書店さんの店頭にあれば、同じ有川氏の最新作「県庁
おもてなし課」を買おうと思っていたのですが、残念(少なくとも、
こちらはパラレル・ワールドが舞台ではないはず)。
 改めて、Amazonなりで、購入したくなってなっております。

 さて、有川氏には負けんぞ!!
        と気勢を上げてから
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    第四章「新米館主、初仕事」⑲
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。)

 大山の肩口に両手を置いて、勢いよく身体を前方へ回転させる。背中の上で
前転する心づもりだ。
 (小さく、小さく)
 自分の身体が、出来るだけ小さい球となるように。

  ポンッ
 睦のお尻が、狙い通り大山の腰を、きれいに弾いた。
  (成功っ)
 身体を伸ばして、着地。さっと向きを変えて、大山と向き合う。
 しばし向き合った後、言い交わしたわけでもなく、二人とも構えを解いて、
お互いに礼。

  ワンッ!
 タダモトが一声吠えて、「どうですか?」と言わんばかりに、小雪を見上げた。
 小雪が、拍手をくれる。
 「二人とも、ぴったり息が合っているじゃない。別に、事前に練習したわけでも
ないでしょ?」
 (あは・・・、見る人には解りますよね)
 「You are a very nice knight.(騎士じゃのう。)大山くん、ありがとう。
わが新米館主の初仕事に、大山くんのような人が相手をしてくれて、むっちゃん
も幸せじゃ・・・・。さて、桐嶋くん、ばっちり撮ってくれたかのう?」
 「おまかせくださいっ!。ビシッ!と撮らせて頂きました。・・・・そうだ、
御仮屋さん、僕ら商工会議所の若いヤツらで『さわやか市』というのを開いて
いるのは、知ってますよね。自分なんか、そこで大道芸でもあったら、と思って
いたんですが、どうですか、新納流のPRも兼ねて、そこで演武をしてみません
か~~?」
 桐嶋が、一気に提案してきた。
 (えっ、私、客寄せの大道芸もしなきゃならなくなるの・・・)
                              (つづく)
 

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