第四章「新米館主、初仕事」⑲
自分にとっての「休み」は、あっさりと終わり・・・。
世間様ではGW中盤。皆さま、有意義に過ごされていらっしゃい
ますか?
さて、久しぶりに商店街の諏訪書店さんで、買物をさせていただき
ました。・・・・誠に勝手ながら「御仮屋書店」のモデルですから、
密かにでももっと利用しなければなりません・・・・。
で、購入したのは有川浩著「図書館戦争」「図書館内乱」(角川文庫)。
買ってから、ギョギョ!!、全6冊シリーズですかい~~!
夜のうちに「図書館戦争」は読了。う~~ん、自分には作品中の世界
設定が“突飛過ぎて”、馴染めないかな・・・。ヒロインとヒーローの
恋の行方は、とっても気になりますが。
本当は、諏訪書店さんの店頭にあれば、同じ有川氏の最新作「県庁
おもてなし課」を買おうと思っていたのですが、残念(少なくとも、
こちらはパラレル・ワールドが舞台ではないはず)。
改めて、Amazonなりで、購入したくなってなっております。
さて、有川氏には負けんぞ!!
と気勢を上げてから
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
第四章「新米館主、初仕事」⑲
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。)
大山の肩口に両手を置いて、勢いよく身体を前方へ回転させる。背中の上で
前転する心づもりだ。
(小さく、小さく)
自分の身体が、出来るだけ小さい球となるように。
ポンッ
睦のお尻が、狙い通り大山の腰を、きれいに弾いた。
(成功っ)
身体を伸ばして、着地。さっと向きを変えて、大山と向き合う。
しばし向き合った後、言い交わしたわけでもなく、二人とも構えを解いて、
お互いに礼。
ワンッ!
タダモトが一声吠えて、「どうですか?」と言わんばかりに、小雪を見上げた。
小雪が、拍手をくれる。
「二人とも、ぴったり息が合っているじゃない。別に、事前に練習したわけでも
ないでしょ?」
(あは・・・、見る人には解りますよね)
「You are a very nice knight.(騎士じゃのう。)大山くん、ありがとう。
わが新米館主の初仕事に、大山くんのような人が相手をしてくれて、むっちゃん
も幸せじゃ・・・・。さて、桐嶋くん、ばっちり撮ってくれたかのう?」
「おまかせくださいっ!。ビシッ!と撮らせて頂きました。・・・・そうだ、
御仮屋さん、僕ら商工会議所の若いヤツらで『さわやか市』というのを開いて
いるのは、知ってますよね。自分なんか、そこで大道芸でもあったら、と思って
いたんですが、どうですか、新納流のPRも兼ねて、そこで演武をしてみません
か~~?」
桐嶋が、一気に提案してきた。
(えっ、私、客寄せの大道芸もしなきゃならなくなるの・・・)
(つづく)
コメント