『アイドル新党』原宏一著
三根梓さん@八重洲ブックセンター丸井柏店。
・・・・ついつい写真を撮って、ご覧のようにブログにアップしてしまう、
ファン心理をお笑い頂きたく。
さて。三根梓さんの帯カバーがついた、幻冬舎文庫も一冊買わせて頂いたの
ですが、先に読んだのは、
・アイドル新党(原宏一著)徳間文庫ですね。
うん、AKB48の「総選挙」の賑わい?大騒ぎ?を見てみれば、そりゃあ、これ
を本当にそっくりそのまま、リアルな選挙の場に持ち込んでしまったら・・・・
とは誰しも考えることではないでしょうか?
いや。自分がファンのアイドルが、ある日衆議院選挙に出馬しますっ!と
宣言したら・・・・。
いやいや・・・。そこは男心の一筋縄ではいかないところ。アイドルとして
崇め奉ることは出来ても、政治家として見るのは別物か・・・?
いやいやいや!この小説のヒロイン・春乃マキは、地元・埼玉県春田部市では、
その名を知られた伝説の元ヤンキー、という設定。
その当時の人脈を活かして、ヤンママ層をしっかり取り込んでいく・・・・という
ストーリーが、AKB48ごときの「総選挙」を凌駕しております。(笑)
(この架空の街・春田部市の描写がイイです。リアルな埼玉県春日部市に行って
みたくなりました)
まあ、実は“ヤンキー上がり”春乃マキを、自分、軟弱ながらカワイイ~
とは思えず。
その代わり、感情移入したのは、そのマキのマネージャーを勤める・山崎。
(あれ?名前、どっかで出てたっけ)
所属タレント8人、零細プロダクションのしがないマネージャー。
マキに蹴られる、平手打ちを食らう、そして夜のご奉仕も・・・・。
そんな冴えない山崎が、選挙戦を仕切る「軍師」として成長していく・・・・。
戦国時代のような合戦なんて、昔の話。
とはいえ、選挙戦という戦いの場において、自由に采配を奮う。
そんな夢ストーリーであるかな。
現実、今の日本での“サイレント・マジョリティ(マジョ)”といえば、
やっぱり団塊の世代以降のお年寄りでは・・?
衆院選挙での「アイドル新党」の苦戦・・・・・たしかに、タシカニ。
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