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2012年9月10日 (月)

「非正規雇用のキャリアバス整備」・・・はぁ?

 土日の缶詰勤務を終えて。
 ふ~~、柏へ帰ってきたぜ~~・・・・・・
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 で、一眠りして、再び東武野田線愛宕駅下車。
 踏み切り待ちで、一呼吸。

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 さて。元小売業従事者として、やっぱりネタにしたくなってしまうもの。
 毎日jpより
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 イトーヨーカ堂:正社員を半減 コンビニに人材投入

毎日新聞 2012年09月08日 22時19分(最終更新 09月09日 07時15分)

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)が傘下のスーパー「イトーヨーカ堂」の従業員をパート中心
に切り替え、正社員を半減させる。低迷するスーパー事業のコスト削減と、成長分野のコンビニエンスス
トアへの人材投入が狙いだ。低価格競争でスーパー経営は厳しさを増しており、非正規化が業界全体で加
速する可能性がある。

 ヨーカ堂によると、今後3年で正社員を半減させ、パートを今より約6800人多い約3万6000人
にする。人件費は11年度から7%(約100億円)減となる見通しだ。

 希望退職は募らず、同HD傘下企業への転籍や新規採用の抑制で対応する。主な転籍先は、コンビニの
「セブン−イレブン・ジャパン」本部や直営、フランチャイズ加盟店の店長となる見通し。「ヨーカ堂のパ
ート戦略を強化し、出店を加速させているコンビニに人的資源を集中させる」(同HD)という。

 ヨーカ堂の12年2月期の営業利益は「震災特需」で前期比約5倍増の約105億円となった。だが、
12年3〜5月期は、前年同期比約6割減の約23億円に終わった。

大手スーパー各社は、店で働く人の多くをパートとして採用しており、イオンやダイエーなどのパート比率
も80%前後にのぼる。ただ、ヨーカ堂の計画する90%は突出している。「セブンという好業績の転籍先
がある同HDは特別」(大手スーパー幹部)との見方もあるが、コスト削減は各社共通の課題。ヨーカ堂に
対抗して、パート比率引き上げに動く会社も出てきそうだ。【立山清也】

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 もうひとつ。
 SankeiBizより
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 セブン-イレブンが四国へ初進出 2019年2月までに520店  2012.9.9 15:55

 セブン-イレブン・ジャパンは9日、2013年春をめどに、これまで店舗がなかった四国地方に出店す
ると発表した。19年2月末までに香川、徳島、高知、愛媛の4県に合わせて約520店を展開する。

 セブンは47都道府県のうち青森、鳥取、沖縄の3県を除き、ほぼ全国をカバーする店舗網を構築する
ことになる。都市部を中心に、出店に適した場所が少なくなっていることから、出店エリアを拡大して売り
上げの増大を目指す。

 セブンは、総菜や野菜などの生鮮食品といったスーパーに近い品ぞろえを強化。女性や高齢者の客層が地方
の店舗で広がっていることを受け、四国地方への進出を決めた。

 13年夏をめどに弁当などの工場や配送センターを愛媛県(四国中央市)に設けて、新鮮な商品を店舗に
届ける態勢を整備する計画だ。

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 いや~~・・・。これは、セブンイレブン・オーナーとして、四国へIターンせいっ、
                               というコトデスヨネ・・・・・。
  おおっ、○○大学前店なんて、よくね?(笑)

 とかなんとか、この歳で婚活サイトでうろちょろしている身として、一言。
 女性が男性に求める条件、とにもかくにも「年収」。
 その「年収」というのも、その年の収入という意味だけでなく、“この先も、継続して得続けられる
収入見込み”という面が強いわけで。
 いや、そりゃあ、誰だって、マイホームを購入すればローンを払うこととなり、子どもを授かれば
教育費は青空天井である・・・・・。誰だって「正社員」になりたいモノ。
 いや、もちろん、“起業”を志す人だっていらっしゃるだろうし、今の閉塞的な経済状況を打破する
可能性は、“起業”にあるのでしょうが。

 そんなこんな。イトーヨーカ堂の方針を、決して評価できないのですが、世間の“有識者”の方は、
違う考えを持つようで。

 ・学歴から職歴へアゴラ:山口 巌 ファーイーストコンサルティングファーム代表取締役)

 ・終身雇用をやめたら雇用が増えましたJoe's Labo:城 繁幸氏)
 (スミマセン。こちらは、全文転載させて頂きます。m(__)m)
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イトーヨーカ堂が非正社員比率を90%に引き上げるという。
厚労省の推し進める正社員化の流れをあざ笑うかのような決定だ。
見出しだけ見て「労働者の使い捨てだ!けしからん!」と思う人がいるかもしれないが、
それは全然違う。というわけで、以下に重要なポイントをまとめておこう。

・正社員削減というより、むしろ非正規雇用のキャリアパス整備

実は、もともと業界平均で80%が非正規という状況でそれを9割に引き上げることに
それほどの意味はない。むしろ重要なのは、非正規の中に専門職や上位マネジメント
へのキャリアパスを整備し、基幹雇用と位置付けていることだろう。
専門性の高い職務には職務内容に応じた「現在の2~3倍の給与」を払うわけだから
これは適正な職務給化への第一歩だ。

正社員がとれるだけとった後の残りカスを下請けや非正規で分配している業界
とどちらが健全かは言うまでもない(個人的に本件をメディアがどう報じるかに興味がある)。
「格差是正のために正社員制度を守れ」じゃなくて、
格差是正のためには正社員制度を無くすことが必要だということだ。

・非正社員化で雇用数が増えている。

計画によれば、非正社員化にともない、全体の従業員数は増えている。
たまに「終身雇用をやめれば失業者が増えてしまう」なんてとんちんかんなことを
言う人がいるが、現実にはむしろ雇用が増えるわけだ。
終身雇用という不条理なコストを無くすのだから当然だろう。

という具合に、労働者にとっても企業にとっても、雇用の流動化はハッピーな結果を
もたらしてくれるものだ。
厚生年金保険料等の天引きが出来なくなる厚労省としては実に面白くないだろうが、
非正規雇用の比率の高い流通系を中心に、これからどんどんこういった流れが広まり
最終的に正社員制度は空洞化するはずだ。

とりあえず、ヨーカ堂の勇気ある決断にエールを送りたい。

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『「格差是正のために正社員制度を守れ」じゃなくて、
格差是正のためには正社員制度を無くすことが必要だということだ。』
  という箇所を読むと、ついフムフム・・・と思ってしまうのですが、

 『非正規雇用のキャリアパス整備』
   なんて、結局は「正社員」という人参をぶら下げて、せっせか働かせましょう~!
                        と言っているだけで。

  そして、人は一生において「仕事」のみに生きるにあらず。
 いや、若いうちは“仕事100%”という生き方はアリかもしれませんが、一生涯“仕事100%”で
生きていける人って、いらっしゃる? 
 

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