「射出成形機」の世界・・
軽飛行機をチャーターした、中古車屋さんの宣伝でした。
暖かな初詣日和となってくれることを期待したのですが、結局正月3日間、ブルブル・・・・・・でしたね。
毎度の、以下本文デス
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元旦に続いて、南日本銀行が(!)筆頭株主である「6280 名証2部上場 名機製作所」
ネタです。そもそも「射出成形機」と言われましても・・・、一般人には、にわかに理解
できない代物でありますよね・・・・。
で、検索して調べてみると、フムフム・・・・・、
「プラスチック射出成形」
「プラスチックの知恵袋」
日常手にするプラスチック製品(例えば、ペットボトルも)の多くは、この「射出成形
機」によって加工されているようですね。
【一般人が名も知らぬ“工作機械”が、日々各地の工場で黙々と稼動し、そして、その製品
が、私たちの目に触れる・・・・この社会の広大さ・・・・・・・・・】
さて、「名機製作所」、会社四季報新春号には、次のように紹介されております。
『【特色】射出成形機の草分け大手。国内で初めてプラスチック射出成形機を開発。自動車
業界向けが主体』
ナルホド・・・・。射出成形機のトップブランドなんだろうな~~と、自分なぞ思ってし
まったのですが、ところがドッコイ、
えっ!!!?日本国内だけで30社の製造メーカーがひしめいているのですか~!!で、毎月
1200台以上の射出成形機が、国内だけで製造されているようで・・・。いくら、アジア向けの
輸出が好調としても、そりゃあ、競争が激しいであろうことは、素人でも察することが出来ま
す・・・・・。
「射出成形機メーカーリンク」より、「6954 東証1部上場 ファナック」を無作為抽出(?)
して、名機製作所と比較をば。
(会社四季報新春号より)
名機製作所 ファナック
総資産 108億72百万円 1兆136億88百万円
株式時価総額 22.8億円 2兆7,423億円
左は、ファナックの過去5年の株価チャートです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
で、それぞれの平成20年3月期中間決算短信から。
当中間期(平成19年4月1日~9月30日)における
名機製作所 ファナック
売上高 43億703万3千円(100.0) 2,267億11百万円(100.0)
売上原価 34億6,877万3千円(80.5) 1,050億73百万円( 46.3)
売上総利益 8億3,826万円(19.5) 1,216億38百万円( 53.7)
販売費及び一般管理費 10億8,207万6千円(25.1) 289億02百万円( 12.8)
営業利益 △ 2億4,381万6千円(△5.6) 927億36百万円( 40.9)
う~~~ん、これが「規模の違いによる、収益性の差異」という、資本主義経済の冷徹な論理
でありましょうか・・・・・。
それでも、“なんぎん銘柄”の筆頭(?)として、盛り返して欲しい!、名機製作所。
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