“天気予報”ビジネス
歩道で、ひなたぼっこ。自分、邪魔をしないよう、反対側の歩道へと。
鬼火焚き 煙彩り 新春か
はっきりと、日没時間は遅くなり始めました。
さて、自分の関心が、あっちゃこっちゃ飛び跳ね回ってしまい、申し訳アリマセン。
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さ、毎度の「メモ帳」使用ですが、本題の前に、こちらのブログを紹介させて頂きます。
“H-Yamaguchinet”
「2008年はどう予測されているか」
・・・・・・うん!楽しいデス!自分も、このブログで出水市・鹿児島県、そして日本国
の財政破綻の可能性についてネタにしてきたのですが、・・・・・ハンセイ・・・・・。
それを、ジョークとして笑えることも必要でありますね。
さ、さて、本題です。気合!で迎えた平成20(2008)年お正月。ところがドッコイ、
“お正月寒波”の襲来!。で、コンビニ、例年のような“稼ぎ時”とは相成らず・・・・。
「お正月は、家族そろって、初詣」というのは、日本人にとっては必須行事のようではあり
ますが、「え~、寒いから、面倒くさいよ~」には、勝てず・・・・のようで。
(もっとも、新年が明けた午前0時から2時ごろにかけての賑わいは、年々希薄になってい
るように思います。これは、日本の国情を反映している?)
マイカーが普及して、“ドアtoドア”の時代。お天気なんて関係ない、と思いたくもなりま
すが、人間、やっぱり「お天気」とは無縁であり得ず・・・。
で、ネタにさせて頂きます、“なんぎん銘柄”のひとつ、「4825 ウェザーニューズ」。
会社四季報2008年新春号によれば、南日本銀行の持ち株数15万株、比率にすれば1.3%
と、比較的ジミな株主ぶり(?)ですが、なんたって!、東証1部上場企業!。
左は、「ウェザーニューズ」の過去5年間のチャートです。
天気予報の自由化は、平成7(1995)年から。現在の登録「予報業務許可従事者」は、⇒こちら。
(毎度のことながら、Wikipediaのお世話になっております。「天気予報」)
おおおっ!、地元「南日本放送(MBC)」も名を連ねておりますね。さっと見たところでは、上場
企業は「ウェザーニューズ」のみ?ソウカ、そっか・・・、“天気予報”ビジネスの世界では大手
のようですね。
さて、ワンパターンですが、そのウェザーニューズの「平成20年5月期中間決算短信」より。
平成19年6月1日から11月30日までにおいて、
売上高 57億6,032万2千円(100.0)
売上原価 36億4,685万1千円( 63.3)
売上総利益 21億1,347万1千円( 36.7)
販売費及び一般管理費 13億4,270万9千円( 23.3)
営業利益 7億7,076万1千円( 13.4)
射出成形機メーカーである「名機製作所」の中間決算における売上高43億703万3千円と比較すると、(ウェザーニューズが、民間気象情報サービスとしては最大手として)決して大きな“市場”とは言えないのでしょうが・・・・。
南日本銀行の「平成20年3月期中間期決算」より。
経常収益(売上高に相当) 111億4千万円
経常費用(売上原価と販売費及び一般管理費に相当?) 100億83百万円
経常利益(営業利益に相当) 10億57百万円
と比べると、ウン、十分“大”企業。
しかし!、やっぱり、最大のライバルは「気象庁」でありましょう。自分なぞ、「気象庁」と
いえば、作家・新田次郎を思い浮かべてしまいますが、今のお若い方はご存知ないかもしれません。
(またまた、Wikipediaでは⇒こちら)日本の高度経済成長期を陰で支えた官庁というイメージですね。
その気象庁の「平成20年度予算案の概要」によれば、一般会計、特別会計合わせて予算額は676億26百万円。国民一人あたり、約530円(日本国人口1億27百万人として)。台風シーズンには、いつもドキドキする鹿児島県民の一人としては、安すぎる!・・・・・・とオモイマセンカ?
国としては、天気予報なぞ、どんどん予算削減して、民間へ移譲していきたい分野なのでありましょうが、う~~ん、台風情報は、やっぱり「気象庁発表」がイチバン!と思うのが、人情ではないでしょうか・・・・・。
イヤイヤ、日本国内だけで考えると、大きく需要増は見込めないかもしれませんが、これからより正確な気象情報が必要となってくるのが、当然アジア諸国。気象衛星「ひまわり」その他が蓄積し続けてきた気象データは、貴重な“情報”資源。民間気象情報サービスを通して、その資源の輸出を。
これは、南日本銀行、GOOD JOB!と思いますが、さ、今後の株価の動きは?
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