第十一章「合コン、作戦会議」①
雨上がる。
とかなんとか、まだ降ったり止んだりのお天気が続いております。
まだそれほど寒くなっていないのが、幸い。これで、完全に雨が
上がったら、一気に冷え込むのでしょうか。
さ~~て、今日から、自分の定位置(?)・夕方5時からの店番です。
それに合わせて。さて!
愛しのヒロイン・むっちゃん、長らくお待たせしてしまいました。
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第十一章「合コン、作戦会議」①
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
鶴亀信用金庫紫尾支店、女子ロッカー室兼休憩室。午後三時過ぎ、新米預金
係・御仮屋睦(おかりや・むつみ)は休憩時間を利用して、一本私用の電話を
かけさせてもらう。相手先は、紫尾警察署。やはり少し緊張してしまう。
警察官のお仕事、変則勤務の最たるものだろう。平日の午後を狙って電話して
みたところで、大山隆志巡査は不在かもしれない。
「はい、こちらは紫尾警察署です」
最初に電話をとってくれたのは、どうやら事務の女性職員のようだ。睦は、少し
安心する。
「あの・・、こんにちは。いつもお世話になっております、私、鶴亀信用金庫
の御仮屋と言いますが、地域課の大山さん、いらっしゃいますでしょうか・・・」
なんとか無難に口上を述べた。
「はい。大山ですね。少々お待ちください・・・」
睦の携帯電話は、しばらく警察署内のざわめきを拾い続けている。
「もしもし・・・・」
大山の声とは違ったように思ったが、睦は
「もしもし。大山さんでしょうか?」
と応えた。ところが、
「あっ、ごめんなさい。大山はですよ~、今、交番勤務なんですよ。・・・・
ところで、あなた、御仮屋さん?。おうわさは、かねがね聞いております・・・」
「えっ、なんですか、うわさって・・・」
警察署内で、どんなネタにされているのやら・・・。睦はまた緊張してしまった
が、大山の上司らしい電話の相手に、悪気はなさそうだ。大山の居場所、紫尾中央
交番の電話番号を親切に教えてくれた。
改めて、交番に電話をかけ直す。
「もしもし・・。紫尾中央交番・・・です」
こちらは、いかにも面倒くさそうな声が、睦の耳に入ってきた。
ところが、
「もしもし。こんにちは。私、鶴亀信用金庫の御仮屋と言います。警察署で、
そちらに大山さんがいらっしゃるとお伺いして、お電話をしたのですが」
と睦が言った途端、
「お~っ、こりゃあ、失礼!。すぐ呼びます。ちょっとお待ちを」
相手は、電話口から顔を離したのだろうが、
「おい、大山く~~ん!!!。うわさの“お姫様”からじゃあ~」
大きな声が、もろに伝わってきた。
(・・・・・“お姫様”って、なによ・・・・・)
警察官というのは、ストレスが多い職業だ。そして職業柄、他の一般人と交友
を持つのも、結構難しいらしい。勢い同僚同士で飲む機会が多くなり、また酒量
も増えるようだ。どうやら格好の酒の席でのネタにされている、と睦は思う。
「お待たせしました。大山です。わざわざお電話、ありがとうございます」
ようやく、いかにも真面目そうな大山の声が、睦の耳に入ってきた。
(ほっ・・・)
睦は、大山に聞こえないよう、小さく安堵のため息をした。
(つづく)
いやですから、あくまでフィクション!です。
警察署の雰囲気は、あくまで自分の空想の産物です。
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