『ナツイロ』関口尚著
不覚!
今日は(というか、もう日付が変わっていますね)、USBケーブルを持って来る
のを、忘れてしまった・・・・。デジカメからPCへ写真を取り込むことが、
できません・・・・・・。
で、数日前の写真。
これもまた、アパートと柏駅の間の、道すがら。
別に珍しくもないといえば、珍しくもありませんが。
トンボは、やっぱり「川べりにいる」というイメージがありますよね。
さすがに、カブトムシ・クワガタに出会う機会はないかな・・・・。
さて、
いい歳こいたオジサンが、飽きずに“青春小説”を濫読し・・・(自嘲)。
『ナツイロ』関口尚著・集英社文庫
どうやら、集英社文庫の夏キャンペーン“ナツイチ2012”用に書き下ろされた
新作。ですから、単に“携帯電話”はなく、“スマホ”と旧式な“携帯”に描き
分けられており。 まさに、いまどきの青春小説。
関口尚氏は、私が四度観た『シグナル~月曜日のルカ~』の原作を書いた方。
そして、
“大学のリゾートバイト研究会に所属する田中譲。とある出来事で大学から
遠ざかり、住み込みのみかんアルバイターとして、ひとり愛媛へ。・・・・”
おっ、舞台は「愛媛」ですか~っ!!
で、八重洲ブックセンター丸井柏店にて購入。
(調べてみると、関口氏は“地方”を舞台とした青春小説を、いくつも書かれて
いるよし)
さらにさらに、愛媛でも「八幡浜」市。さすがに「真穴(まあな)」という
地区名は架空だろうと思ったら、きちんと実在するよう。
みかんの収穫期約一か月間、農家に住み込んで働く「みかんアルバイター」
というのも、地元JAが窓口となって、毎年募集しているようです。
実のところ、
主人公・“田中譲(たなか・ゆずる)”クンを振り回す、
「音楽的才能は、確かに持っているものの、性格は、あまりに自由奔放」な
ヒロイン・メイに、私、いささか閉口・・・・・。
ストーリー的には、楽しめませんでした。
とはいえ。
若かった頃には、当たり前のように思っていた“世界”も、過ぎてしまうと、
まったく“見えなく”なるものであり。
テレビのニュース等で目にする、今どきの大学生といえば、真夏にリクルート・
スーツを着込んで就職活動・・・・という姿ばかり、思い浮かぶものですが、
う~~ん、そうなんだよな・・・、
失恋して、みかん農家へアルバイトに行ってしまう・・・・・・・、
そんな大学生も、きちんと実在するのだろう・・・・
で、ちょっと安心。
(もちろん、小説の中のこと。“実在する”とは言い切れないのかもしれませんが)
同時に、思い出したこと。
かつてコンビニ店員時代の、役者志望の好青年同僚。ほとんどの同級生が大学等へ
進学していく中、ひとり役者修行の道へ。
夏休み・正月シーズンには、帰省してきた同級生から飲み会へのお誘いがいくつも
あるものの、
「いや、やっぱり、オレはちょっと・・・・」
で、バイトを口実に断っていた姿。
「青春」、いろいろ。それぞれが愛すべき対象であるかな・・・。
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