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2012年7月12日 (木)

瀧羽麻子著『株式会社ネバーラ北関東支社』

 今朝の朝焼け。
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 出勤途中の急ぎ足を、ちょっと停めて。

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 コンビニ店員時代、夏祭りといえば「売り上げを伸ばすチャンス」であって、
せいぜい「忙しいっす」と思う機会であって、いつのまにやら、それを「楽しい」
なんて思う機会は、喪失しておったのですが。
 それでも、もう10年以上昔のある夏の鶴翔祭。踊り大会の会場となった本町アー
ケード街を、当時付き合ってくださった女性の手を繋いだ歩いた記憶って・・・・・、
                        うん、甘酸っぱい思い出なり。

 それこそ、“誰かと行く”ということでも無ければ、ここら首都圏の夏祭りなんて、
「人ごみがスゴイ」という感想しか、出てこないかもしれませんが。
                   ふと眺めてしまった、夏祭りのポスター。

 さて、自分がほのかに書きたい・・・と薄らボンヤリ思っていることなぞ、
実は、とうの昔に“書かれてしまっている”ようで・・・_| ̄|〇。
 ・瀧羽麻子著『株式会社ネバーラ北関東支社』(幻冬舎文庫)

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 この瀧羽麻子さんという方、「1981年、兵庫県芦屋市生まれ。京都大学卒業」と
のこと。ゲッ、これってモロ“芦屋のお嬢様”ってこと?
(瀧羽さんは、京都大学を舞台とした作品の方が有名?であるかな・・・)

 そんな方が書かれた『株式会社ネバーラ北関東支社』。
 「納豆さえ食べていれば万事大丈夫だと信じていて、西洋医学に頼ろうとしない
傾向があるらしい。患者だけでなく医者もそうで、薬と一緒に納豆を処方したりす
るそうだ。」
 という北関東のある町が舞台。
 「納豆」と聞いて、思い浮かべるのは、やっぱり茨城県?

 東京への“憧れ”というか、“距離感”というべきか。

 毎朝超満員となった通勤電車が“東京”へと向かっていく、首都圏のベットタウン。
 たしかに“東京なんて、すぐそこ”ではあっても、中高生にとっては、気軽に
行ける距離ではない・・・・。

 鹿児島くらい遠く離れてしまうと、まず現実的な都会といえば、「福岡」、「大阪」
であって、「東京」となると、もうちょいハードルが高い?・・・

 東京まで「特急に乗れば二時間足らず」の町は、また違った空気がありそうです。
(いくらなんでも、現実はそんなに“のんびり”している、とは思わない、ですが)

 これで、具体的に「茨城県石岡市」なぞと書いてしまうと、
  “いやいやいや、ちがう”ということになるのでしょうが、
     いかにも“北関東のどこかにある町”を、読者にイメージさせる。

                           小説は、楽しいです。

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