『夏が僕を抱く』豊島ミホ著
はい、本日もクーラーのスイッチはオンにしてしまいました・・・・
大丈夫だよね?電力需要・・・(笑)
さて。にわかに空を、雲が覆い始め。
あ~~、これは夕立があるな~と覚悟したのですが。
(一市民としては、一雨あった方が快適ではあります)
午後8時過ぎ、まだ降雨ナシ。
さてさて。
うんうん、自分、中年オジサンのくせに、
観る映画は、青春映画
読む小説は、青春モノ
かなり徹底した嗜好。
・『夏が僕を抱く』豊島ミホ著 祥伝社文庫
そういえば、出水に住んでいた頃って、今思い返すとずっと“本を読む”時間なぞ
なかったわけですが。それでも、結構豊島ミホ氏の作品って、読んでいたな~~。
惜しげもなく、市立図書館に寄贈してしまいましたが、
ああ~、手元にあれば、また読んだのに~~。
ぜひぜひ。豊島ミホ氏、早く本格的“作家復活”を果たしてくださいますように。
で、『夏が僕を抱く』。
6編からなる“「男女のおさななじみ」をテーマにした”連作集なのですが、
一編目『変身少女』の文中、さりげなく
“・・・・・春休みに、ひとりで柏の美容院に行ったみたいで。・・・”
という一句があり。
えっ!!??「柏」って、この常磐線沿線の「柏」デスヨネ・・・・・
で、ぐっと惹きつけられて。
いや、実際のところ、自分には、10数年ぶりに出会った「女の子の幼馴染」なんて、
劇的なことはなく・・・。
いやいや、実は、豊島氏自身にも、モデルとなるような「男の子の幼馴染」は
実在しない・・・と「文庫版あとがき」に書かれているような・・・・。
“リアリティ(実在性)”って、よく作品を評価するひとつの尺度のように
使われており、最近は読んだ小説の感想を書くことの多い自分ですが、
そう、ふと“リアリティ”って、なんだろう?
と、思ったり。
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