『プラチナタウン』楡周平著
自分が加入しているイー・モバイルの料金タイプは、月ごとの通信量が5GBまでは、
使い放題。ところが5GBを超過すると、それ以降は通信速度が128kbpsに制限される
タイプ。先日、調子に乗って『へっぽこエスパーなごみ!』を丸々観たら、あっさり
5GBに到達してしまったようで・・・。一昔前のインターネットに、逆戻り。
遅い・・・おそいデス。
さて、この鉄のドアを開けて、勤務場所に。
またまた今週末も3泊4日の“缶詰勤務”です。ふ~~~・・・・。
ま、それが、しごと、シゴトですね。
【あらすじ】
>出世街道を外された総合商社部長の山崎鉄郎は、やけ酒を呷り泥酔。気がついた時には
>厖大な負債を抱えた故郷緑原町の町長を引き受けることに。だが、就任してわかったこ
>とは、想像以上にひどい実情だった。私腹を肥やそうとする町議会のドンや、田舎ゆえ
>の非常識。そんな困難に挫けず鉄郎が採った財政再建の道は、老人向けテーマパークタ
>ウンの誘致だったのだが…。
もちろん元鹿児島県出水市民は、“まちおこし”小説として興味深く拝読。
WOWWOWでドラマ化されていたとのこと。ちょっと観たかったぞ~。
もっとも主人公である緑原町長・山崎鉄郎役が、大泉洋さんですか・・・・
(ちょっと若々しすぎるような)
>「ったく、煩(うるせ)えんだよ。このくそジジイ。」
と町議会のドン相手に啖呵を切ってみせる、四井商事のキャリアウーマン・渡部和美が
ドラマではいなくなってしまっているような・・・・。
いつか観る機会が巡って来ますように。
で、小説はフィクションとして楽しむ、というスタンスは保って読み終えたつもり
ですが、う~~ん、今作では、フィクションから現実になる“壁”はどこ
にあるんだろう・・・・と、つい考えてしまいます・・・。
団塊の世代に移住してきたもらおう・・・という施策を実施している自治体は、
たしか実在しますよね?でも、税収までも好転させるほどのインパクトには、現実
ではなり得ていない・・・・・。それはどうして?
そして、もうひとつ、深く身につまされること。
「高齢者に、もっともっと幸せな生活をしてもらう方策はあるし、それを実現すること
もできる」
・・・・ハイ、省みるは、わが老親。
両親には、「残りの人生、元気に生きるために、あなた方の資産は、遠慮なく使って
ください」とは、言っているつもりですが。
コメント