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2012年9月 3日 (月)

『インバウンド』阿川大樹著

 久しぶりの、朝から出勤。
 まだ静かな二番街を通り抜けて、柏駅へ。
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 出勤してみると、前夜は深夜に電話が何度も鳴る“緊急事態”が勃発していた
とのこと。
     正直、オレの勤務中でなくてヨカッタ~~・・・・・・。

     で、ただいま、ヒヤヒヤしながら、勤務中。

 さて、久しぶりに、大人が主人公(といっても、25歳女性)の小説を拝読。
 いや、表紙は漫画?とも思わせてくださりますが。
 ・『インバウンド』阿川大樹著

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 “クレーマーにも負けないコールセンター小説登場!!”というコピーの
とおり、舞台はコールセンター。しかも、沖縄。
 題名の「インバウンド」とは、
  “コールセンターで、顧客からかかってきた電話に対応する業務区分のこと”。

 コールセンターは、とかく人件費の安い地方(下手すりゃ、海外)に立地する
傾向がある。
 コールセンターに勤務する人は、とかくクレーム等にさらされるストレスが原因で、
なかなか長続きしない傾向にある。

 ・・・・・そのぐらいは、雑学として知っていたつもりですが、 
 今どきは、コールセンター業務そのものが“請負”であることに、へぇ~~!!!
 商品購入受付あるいは苦情相談業務等を、例えば通販会社から請け負っている
コールセンター会社というのが、各地にいくつもあるらしい・・・・・・。

 そこでは、いかに効率的にお客様からの電話をさばいていけるかが、すべて。

 この作品に描かれている以上に、あれこれ現実には息苦しさがあるんじゃないかな~
と、元コンビニ店員としては思ってしまうところです。主人公、マニュアルから逸脱したこともして、それが作品の中では、“よいエピソード”となっておりますが、でも、やっぱり それはダメでしょ・・・・・・・と思う部分あり。

 そして、一応長年鹿児島という地方で暮らしてきた身としての、ツッコミ。

 う~~ん、月給15万円の女の子の暮しって、もっと慎ましやかなものにならざる
得ないんじゃないかな~~と思うのですが。

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