« 実は、雪かきマニア | メイン | “雪かき”マニア、出動! »

2013年1月16日 (水)

自作小説『続 新米館主・御仮屋睦』(1/16)

 1/16の夕日。富士山は、見えませんんが。

1301154s


 さて。

 オレって、実は“ペーパー・ドライバー”だった・・・。

 いまどきのクルマを、ついつい確認。

 「クルマは、やっぱりマニュアル車じゃなきゃ」と言っていたのは、もう昔?

 ここで、わが愛しのスーパーヒロイン・むっちゃんは、楽々とマニュアル車を乗りこなす・・・・・ことにするつもりだったのですが、ふ~~ん、

 いまどき、「スカイライン」も、AT車のようで。(「スカイライン・クーペ」というスポーツ・タイプ車に、MT仕様があるようですが)

・薩摩の東夷さんの小説一覧ーFC2小説ー

====================================================================

     水着を買いに(2)
 
  「一人一台」、マイカーが必需品とも言える鹿児島県紫尾市では、その駐車スペースも必須だ。ところが、御仮屋書店が店を構える商店街は、古い市街地だ。なかなか駐車場という空間がない。御仮屋家のマイカーも、家とは少し離れた場所にある。
 「あれ?ここは・・・」
 「我が家の“隠居屋(いんきょや)”。私の祖父母が住んでいた家ね。今は、空き家なんだけど」
 「そうですか。・・・えっ、クルマって・・」
 「そう。これ」
   睦がリモコン式キーでドアロックを解除してみせたのは、日産スカイライン。確かに身長150センチの睦がハンドルを握るには、少々不釣り合いに大きい。そして、祝子の母の愛車は軽自動車なのだろう、
排気量4,000ccのセダンなぞ、あまり馴染みが無いはずだ。
 「父の外出用。(鹿児島)市内までドライブするなら、これに乗れ、って、貸してくれたの」
 普段、紫尾市内での配達、買い物等用に軽自動車が一台。そして、教科書などまとまった荷を運ぶ時用にワゴン車が一台、計三台が御仮屋家の持ち車だ。
 「祝子ちゃんが助手席に、遠慮なく乗ってね」
 睦は、運転席の位置、ミラーの角度を自分用に調節する。実は、睦がスカイラインのハンドルを握ると、口の悪い弟二人からは「無人で走る、幽霊カーだ!」とからかわれるのが“お約束”なのだが、今日の瞬は、大人しく後部席に乗り込む。
 「さ~て、出発。ドライブ、楽しもう」
                                                                                             (つづく)

Skylinecoupe_03_1024x768

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/190585/30803059

自作小説『続 新米館主・御仮屋睦』(1/16)を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

プロフィール

フォトアルバム

ごろごろ

最近のトラックバック