川辺川ダム建設現場
あとで、もう少し上流方向に進むと、
「あれ?、こっちがダム本体建設現場?」
という箇所があったのですが、展望台が設けられたここが、
川辺川ダム本体建設予定地でしょう。
この山深い渓谷を見れば、率直には「ここにダムが出来なくて、よかった・・・」
と思えるはずです。
かつて“国策”の名の下に、ダム湖の底に沈んだ渓谷は、数多くあったことでしょう。
とはいえ、山の中腹に設けられた新道を進んでいくと、
「野々脇」という標識が立っておりますが、かつての野々脇集落は、川沿いにあった
わけですね。
新道が、旧道よりかなり高い位置に設けられたこと、お判り頂けますね。
そして、五木村の中心地・頭地。
妙に明るい、ニュータウンでありますが。
写真手前は、五木中学校と人吉高五木分校の敷地ですが、
おそらく、山を切り崩して生じた土砂を埋め立てて造成されたのではないでしょうか。
私が18年ほど前に訪れたは、写真奥の荒れ地に、小学校の木造校舎等が
健在でした。
現代史の影の部分・・と表現してしまってよいのか?、
昭和41(1966)年の計画発表以来の、”重み”を痛感しましょう。
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