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2013年12月22日 (日)

『響け!ユーフォニアム』(武田綾乃著)

・・・・缶詰勤務、進行中・・・・・

1312214s  「読書」が、捗ります・・・・・

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  「アンタは悔しくないわけ?」

 知り合いの娘さんが、ただ今現役バリバリ吹奏楽部員。毎日帰宅は暗くなって から。土日

も部活アリ。・・・そんな話をよく聞いていましたので、この「響け! ユーフォニアム」という

タイトルを目にして、即買いしました。  「武田綾乃」というお名前は、初見です。  ただ、最近

は吹奏楽部以外の、いわゆる“文化部”の活動は低調気味であるとか ・・・という話も耳にし

ますので、武田さんのデビュー作「今日、きみと息をする」 が、美術部が舞台の作品とのこ

と。是非、手にしてみたいです。

 さて、手にしてみて。けなすつもりはありませんが、この作品は「プロローグ」 が、ある意味

クライマックス。

>「アンタは悔しくないわけ?」

>吐き出された声が、久美子の心臓にまっすぐ突き刺さる。

 吹奏楽部に限らず、運動部だって、日々の部活動の成果として、全国大会へ出場 出来る

者なぞ、ごくごく一握り。その他大多数は、ソコソコ相応の成績をもって 納得する・・・・、けれ

どもさ~!、

 「アンタは悔しくないわけ?」

 この余韻をもって、ぜひ拝読を。

 いや、全文通して読むと、

・個性的なキャラが多数登場するが、それぞれの描写が散漫・・

・本来クライマックスは「四 さよならコンクール」であるが、演奏シーン は端折られている・・・

等々、粗が気になりますので、厳しく☆ひとつ減。

 作者・武田さんの今後に、期待させていただきます。  

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