「地域再生の罠」(久繁哲之介著)
「きみの、お名前は?」
う~~ん、子犬のようにも、老いたるワンちゃんのようにも・・・・見えます・・・・。
さて、“まちづくり本”なんぞ、
何冊も読んで、したり顔してるヤツは、〇〇!!と思いつつ・・・・、
買ってしまった・・・・・。
(久繁哲之介著 ちくま新書)
「なぜ豊かになれないのか?」って??。
そりゃあ、豊かな生活を送れるだけの収入を伴う“良質な”職業の、
圧倒的な不足でしょ。
それに言及しないで(出来ないで)、「公益」やら「ボランティア」なぞとキーワードを、
もて遊んでもな~~~・・・・・・・・、ねえ?。
今は、「地域おこし協力隊」でしたっけ?、公的費用で月給を支給しつつ、“地域おこし”
という公的活動に取り組んでもらう・・・という制度があるようですから、
その必要性は、十分認識されているのでしょうね。
(自分が若かったら、間違いなく、勇躍「地域おこし協力隊」に応募していたクチ、です)
ひとつ、「地域再生プランナー」というご職業の方も、
“食っていくのは、大変なのね~~”と、ご同情させて頂いたこと。
2010年7月発行の『地域再生の罠』では、
『・・・・・
よく知られているように、鹿児島市は今でも、県庁所在都市のなかで「賑わっている」
数少ない都市だ。賑わう要因は、第1章から第3章で言及した罠をうまく回避している
からだと思う。すなわち、
①大型商業施設への依存が低く、大都市への憧れも弱い。
②地域愛が高く、他都市の模倣を好まない。
③市民は交流目的での飲食店利用が多く、それが飲食店の利益と街の賑わいに
繋がる。 ・・・・・・・・』
なぞと分析してくださっているのですが、
2013年8月発行の『商店街再生の罠』では、
『・・・・・・
人口60万人強の鹿児島県鹿児島市にある天文館は、かつて鹿児島県で最も
賑わっていた商店街ですが、今ではパチンコ店に席巻されて、すっかり変わり果てた
姿を見せています。 ・・・・・・・・・・』
と書かざる得ない、“変化の流れ”の速さ。
いやいや、その濁流のごとき、変化の速さの中でも、人は活きていきます。
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