『ふしぎな岬の物語』
「久しぶりに、映画を観たい」
という彼女(とお母様)にお付き合いして、久しぶりに映画鑑賞。
・映画『ふしぎな岬の物語』
http://www.misaki-cafe.jp/index.html
以前は、休日のたびに映画を観るのを楽しみにしていたのですが・・・・。
「けっ、あんな吹きさらしの岬に、あんなボロい建物があったら、台風ですぐペチャンコ
じゃん!」
(いや、モデルとなった喫茶店は、本当に撮影地に実在して、幾たびも台風の被害に
遭っているそうです。・・・・・・お見それしました・・・)
などなど。“フィクション臭さ”が、どうにもこうにも・・・・。
ああ、自分、映画は“卒業”したかな・・・・・と思いつつ見ていたのですが、
吉永小百合演じる主人公の自殺未遂シーンで、涙ボロボロ。
いや、あのシーンは自殺未遂ではない、と解説してくださる人の方が多いと思いますが。
なにげない“日常”を喪失する寂しさ、そして、老人の心の空虚感・・・・・・。
「死」を前にして、わが両親は何を思っていたのか・・・・・、
なぞと考えてしまい、涙腺ボロボロ・・・。
両親の葬式の時には、あまり涙が出なかった身なのですが、
ここで泣けた、という意味で、この作品に感謝しなければなりません。
今日は、親父の月命日。もう半年か・・・。
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