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2007年10月24日 (水)

『「水俣病」は終わらない』

0710231s 昨10月23日は、九州一周駅伝西日本新聞ホームページより)の出水通過日。本当なら、「おるらぁ~、もっと走れ~」と罵声を挙げて声援を送りたかったのですが、ちょうど通過時刻の午前10時前とは、コンビニでは「発注締切時刻」目前。目の端で「あっ、選手が通過していく・・・・・」と思いつつ・・・。

 さて、今日は、出水の「重い」ネタ。なんで、わざわざ取り上げる?と自問しつつ・・・。

 スミマセン。まずは、聖書にすがります。

“人をさばくな、自分がさばかれないためである。 あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量りを与えられるであろう。 なぜ、兄弟の目にあるちりを見ながら、自分の目にある梁を認めないのか。 自分の目には梁があるのに、どうして兄弟にむかって、あなたの目からちりを取らせてください、と言えようか。 偽善者よ、まず自分の目から梁を取りのけるがよい。そうすれば、はっきの見えるようになって、兄弟の目からちりをとりのけることができるだろう。”《「マタイによる福音書」【新約聖書(口語訳)】より引用させて頂きました》

 10月21日付南日本新聞一面に、次のような記事が掲載されておりました。(引用させて頂きます)

『水俣病救済 一時金150万円提示 与党PT 2被害者団体は評価

 水俣病未認定患者の新たな救済策を検討している与党プロジェクトチーム(PT)の園田博之座長(衆院熊本4区)は二十日、熊本県水俣市内で被害者団体の「水俣病出水の会」(約二千八百人)「水俣病被害者芦北の会」(約二百七十人)の両代表と相次ぎ会談。一人当たりの一時金支給額百五十万円を提示した。両団体は一時金については、受け入れに前向きな姿勢を示した。

 同日提示された救済策は、一時金百五十万円のほか、月一万円の療養手当。一九九五年の前回政治解決時には病気を公表できなかったり、症状が軽く水俣病に気付かなかったが、手足のしびれなど特徴的な感覚障害がある被害者が対象となっている。』

 申し訳ありません。いろいろ「水俣病」で検索されてください。例えば、西日本新聞の『シリーズ「水俣病50年」』。このシリーズでも取り上げられておりますが、元(現?)金融マンの立場から書かれている「Hidetoshi Iwasaki.s Blog」も。

金融機関から見た水俣病(その1) 2006.2.25付

金融機関から見た水俣病(その2) 2006.3.28付

金融機関から見た水俣病(その3) 2006.4.13付

金融機関から見た水俣病(その4) 2006.4.14付

 これらを読んだ上で、なお愚か者は電卓を弾きます。

  150万円×約2,800人=約42億円

 そんな大金が、この出水地区に“流入”してきます(まだ、確定ではないようですが)。そこに生じる、さまざまな人間的反応・・・・。私は「差別」の一言で片付けることは出来ない、と思います。

 多くの日本に住む皆様にとっては、「水俣病」とは、せいぜい高校受験の際「四大公害病」の一つとして暗記する程度でありましょう。

 されど、

  「水俣病」は終わらない。

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