« 「なんぎん」VS「かぎん」(有価証券編) | メイン | がんばれ!滝野川信金 »

2007年11月21日 (水)

コスト10倍、でアリマスカ・・・

0711211s  ツワブキの 路傍に咲きたる 見るにつけ 思い出したる 青ヶ島の地

  ふと見ると、ツワブキが咲く季節と相成りました。青ヶ島、宝島、内之浦大浦、佐多辺塚、かつて訪れた(イヤ、住んだ?)地の、今は?

0711212s  取り壊し 進む川べり 長屋消え 秋深まりて 2007年

 11年も住んでしまうと、「なんの変化もない、出水」となってしまいますが、それでも、時は激しく移ろい・・・・・・・。

 さて、本日、某銀行で冬のキャンペーンのチラシを頂戴して参りました(って、わざわざ「某」を使う必要もないのですが・・・)。従来なら、A4表裏だったはずなのですが、今回は4ページ・・・。キャンペーンの対象は、定期預金は10万円以上。ところが「個人向け国債」「投資信託」は100万円以上が対象とのこと。・・・・・・・、従来なら、国債であろうが、投資信託であろうが、10万円以上が対象だったはずなのに・・・・・。う~ん、これは10月(でしたっけ?)から改正された「金融商品の販売等に関する法律」による、影響大ナノデショウ・・・・・・・・・・・・。

 「個人の金融資産選択の現状と課題」(日本総研、経由『経済情報レポート』より)引用させて頂きます。

 『第3に、証券の非保有者を投資に誘導するための仕組みである。具体例としてはまず、確定拠出年金の活用である。アメリカでは401(k)およびIRAが投資への誘導装置として作用した。わが国の確定拠出年金の使い勝手を向上させることで、このルートから個人マネーを投資に持続的かつ安定的に呼び込むことが期待できよう。また、証券の非保有者にアピールするようなリスク商品の提供も有効であろう。この層は資金的余裕がさほどあるわけでなく、投資に関する知識も豊富とは言えないうえ、投資について勉強するのはもとより、投資にかかわる細かな管理を行うほどの時間的な余裕もない。そうした事情に配慮したリスク商品を提示できれば、保有に乗り出す可能性は十分ある。例えば比較的単純な設計で低コストの投資信託を、定額積み立て方式で購入できる仕組みとし、毎月の積立額を柔軟に変更可能にする。これまで多くの金融機関はこの層の開拓に積極的に取り組んでこなかったものの、潜在市場は大きく、収益機会の拡大につなげられると判断される。』

 窓口の○○さんに、マジ顔で「金融マーケティングとは何か~これがプロの戦略だ!~」の一節『金融機関が行うべきは、「お金がない」20代に投資を啓蒙していくこと』のコピーをお渡ししていたのは、はるか昔でありましたか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 う~~~~~ん、デスカラ、これは、某銀行の「収益至上主義」を糾弾するよりも、「貯蓄から投資へ」と旗振りする、その裏で実際は・・・の、某国政府の無定見さ、を弾劾せざる得ないのでしょうか。

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/190585/10696673

コスト10倍、でアリマスカ・・・を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

プロフィール

フォトアルバム

ごろごろ

最近のトラックバック