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2008年5月23日 (金)

「海外出張過労死訴訟」(大きく脱線)

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 たんぽぽの穂綿。ついつい茎を手に持って、接写。

 さて、脱線。最近「お気に入り」に加えさせて頂いたブログ「大学教授の
ぶっちゃけ話
」。その5月22日付記事「工学部事務の方へ」を通して知りまし
た。
 「遺族側が逆転勝訴、松本の男性の海外出張過労死訴訟」(信毎Webより)

『・・・・・・
 青柳馨裁判長は、敏彦さんの労働環境については1審と同様、「心身に特に
大きな負担があったとはうかがわれず、拘束時間が長時間に及ぶこともなかっ
た」と判断。一方で、くも膜下出血発症前の10カ月半でフィリピンや米国、
チリなどに計183日間繰り返した海外出張について、移動が長時間に及び、
食事、睡眠なども不規則で「精神的、肉体的に疲労を蓄積させるものであるこ
とは明らか」とした。

 死亡直前の都内出張についても「頭痛をこらえて職責を果たそうとした。休
みや交代を申し出るのも事実上困難だった」と指摘。出張による疲労がとれな
いまま業務を続けた結果、「精神的、身体的負担により疾患を自然の経過を超
えて悪化させ、くも膜下出血が発症するに至ったとみるのが相当」と認定した。
                               ・・・・』

 約一年間のうち、ほぼ半分は“海外出張”暮らしでっせ。そりゃあ、過労も
蓄積しますよね・・・・・。

 もうひとつ、別の新聞社の記事より
 「海外出張で過労死認定 エプソン社員 遺族逆転勝訴 仕事の質で判断
                           (TOKYO Webより)
『・・・・
 長女(16)は「母は苦しい環境にいたが、楽になってもらえるのがうれし
  い」と目に涙を浮かべて語った。・・・』

  この言葉の重み・・・・・。

  エプソン社におかれましては、これを教訓に、労働環境のさらなる整備、
実現して頂きたい、とお願いします。
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 とはいえ、一年間の半分が“海外出張”であっても、それをこなして“生き残
って”いらっしゃる社員の方も、エプソン社の中には大勢いらっしゃるのも、間
違いないでありましょう。日本に本社を置く企業であっても、生産拠点は、次々
と海外へ。
 「日本は衰退する一方だが、日本企業は滅びない」・・・・・?

 ・・・・・この歳になって認めざる得ないのは、はなはだシャクなのであります
が、「日本人たるもの、“海外”を当たり前と思わなければならな」。

 かつて自分が小中高生の頃は、「日本は、加工貿易の国であり、原材料を輸入
して、それを“勤勉な”労働者が加工して、世界へ商品として輸出して、生計を
立てている」と教わりました。
 ところが、現在なら、「日本人たるもの、“仕事”“夢”を求めるなら、海外
へ出て行かなければならない」?
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 で、南日本銀行の“大”(笑)株主として、ひとつ到達する結論。
「南日本銀行が、“なんぎん”として生き残るためには、Minami-Nippon Bank
として、世界へ雄飛せよ!(だから、最低限自己資本比率は8%を死守せよ)」
 いや、だからそれが、いかに“生き馬の目を抜く”厳しい競争の世界に参入
しなければならないことなのか・・・・・。
0805232s_4   またまた、積読本を購入。まあ、あの“岩波新書”ですから、結論は目次を
見れば、大体見当はつきますよね。

 ・・・・と、あ~~だ、こ~~だ、夜勤中、手足とは別に頭の中で考えて、
さ、恒例(?)の“オネエサマにお伺いしました!”
 お仕事の邪魔をしていけません、単刀直入に。
「もし、彼氏が外国人で、海外で暮らすことになったら、あなたは出来ると思い
ますか?」
 オネエサマ、一言「行ってみたい」。
  うん、お頼もしい。
 

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