日本の「経常黒字」が過去最高(ちょっと古いネタ)
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早朝、ねぐらの周囲を、ちょっと散歩。
うん、今日は、穏やかな「晴れ」となりそう・・・な。
ふと見上げれば、90度真上にお月様。
すっかり残暑も一掃されてしまった感じですね。
コンビニ店員としては、もうちょっと“残暑復活!!”を期待してみましょう
か・・・・。現金なものでありますが、「暑い!冷たいものが欲しい!」という皆さ
まの消費行動を期待させていただきます。
さて、少しは自力でFXの勉強もしようと、マネー雑誌「あるじゃん」9月号
(実は、すでに先月号?)を購入しました。
誌面に「話題トピックスから世界を読み解く 気になるお金ヘッドライン」
というコラムがあり、9月号は
『日本の「経常黒字」が過去最高に 最大の要因は外債投資からの金利収益』
中身も引用させていただきます
『 個人投資家の海外投資が黒字拡大に貢献
2007年度の国際収支における「経常収支(海外とのモノやサービスの取引状況を
示す収支)」の黒字が過去最高を記録した。どうして今頃になって?
個人投資家のための投資教育会社、マネックス・ユニバーシティ代表の内藤忍さ
んは言う。
「黒字の最大の要因は、『所得収支』、つまり海外への直接投資や証券投資による
収支の大幅な増加です。そのほとんどが外国の債券に投資した収益。国内資金が、高
金利の外国債券に投資されて高いリターンを得ている結果なのです」
注目すべきは、個人の海外への投資からの収益が増えていること。
「日銀の資金循環統計では個人の家計の対外投資残高がここ数年増加しており、そ
れにともない海外からの純所得も増えていることがわかります」
しかし昨今、景気の先行きは不透明という報道も多いが・・・・・。
「景気に関係なく、資産があるから投資運用があるから投資運用が行われている
ということです。今後は、増やしたお金がさらに増える複利効果ももっと出てくるで
しょう。日本はすでに、稼ぐ時代から増やす時代に入ったと思いますね」
このニュースから個人投資家が学べることとは?
「国内の低金利に業を煮やして、外債などの外貨投資に目を向けている人は相当な
数に上ります。外貨投資という選択が、すでに当たり前になりつつあると理解しておく
べきでしょう」 』
一言蛇足を付け加えさせて頂きます。“サブプライム・ショック”の嵐が吹き荒れる
2008年度の結果は???どうなることやら。
さて、自分は、ついつい「個人投資家」を通り越して、鹿児島という「地方」を単位
として考えてしまいます。
「工場誘致」。あるいは「特産品の海外輸出」まで含めて考えてよいかもしれません。
“ものを作って、海外へ売る”ことによる得る「貿易収支」より、「所得収支」の額
の方が多くなったのは、調べてみると2005年度から。
生産拠点の海外移転、そして原油高による輸入金額増により「貿易収支」は年々縮小
する(アメリカのように貿易赤字国になるのはいつ?)一方で、「所得収支」は、2003
年度の約8兆円から2007年度には約16兆円と倍増。
「工場誘致」あるいは「特産品の海外輸出」だけでは、良い悪いは別にして、この
“お金の流れ”から取り残される、と言っていいのではないでしょうか?
「地方」という単位ではなく、日本という「国」を単位で考えると、だからこそ!、
そこで日本にも国富ファンド創設じゃ~~となるのですが・・・。
ハイ、拝見しました。
「Let's Blow! 毒吐き@てっく」さんの
2008年3月2日付記事「日本版SWFの議論」。
しっかり50数分拝見してしまいました・・・。蟹瀬さん、歳取られた・・・。
うん、確かにこの討論番組を見てしまうと、国富ファンド、説得力ネエ。
でもですよ、現実「地方」では、パチンコ屋さんが隆盛を誇る現状。
「田舎には“遊び”が少ない」というのも、確かにひとつの理由とは思いますが、
それでも「少ない生活費を、殖やしたい」という願望が最大の理由と思います。
もちろん、パチンコを“遊び”として出来るのなら、案外面白いのかもしれま
せんが、
「高校卒業したら、パチンコ屋デビュー」
という現状。鹿児島の「智価」下落。
この「所得収支」の流れを、ここ鹿児島の一般の人々が実感できるようになる
には?
(とかなんとか、退職金で投資信託を購入して、毎月分配金をもらってます!と
いう方も、少なからずいらっしゃるのも事実でしょうが)
あるいは、パイオニア鹿児島工場の閉鎖が早まったと先週ニュースがありました。
現従業員の方にとりましては、進路の選択待ったなし、という状況になってきたと
思います。
「食えなきゃ、出水(鹿児島)から、出て行く」
という当たり前の図式を、なんとかブレイク(破壊)できないものでしょうか?
そこで、またまた日本銀行鹿児島支店の支店長さんの講演録
『資金を地域内で還流させるには』(PDFです)
を取り出します。
「・・・県内のリスクマネーは1千億円という試算になります。・・・・」
このリスクマネーの10億円でも、「鹿児島の暮らしを向上させる」ことを目的
として投資を募り、外債運用に挑戦する・・・・・・・・・。
結局以前にも書いたことと同じネタになってしまいましたが、
真剣に検討してみていいのではないでしょうか。
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