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2008年9月22日 (月)

さて、地銀のビジネスモデルは?(1)

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 0809221s 「秋分」を迎えて、ここにてガクッと“夏バテ”・・?う~~ん、自分、一度寝て
しまうと、そのままグ~スカ・・・・。大丈夫、今夜は出勤しなくてよかったんよ
ね・・・・・。

 さて、たまには、当ブログらしいことも書かねば・・・と気合を入れて。

 日経紙の一面に「試練の世界経済」という言葉が使われているよう、今まで世界経
済を牽引してきた金融システムが“崩壊”しつつあることは、わざわざ私ごときが書く
までもないことでしょう。
 とはいえ、「変わらないものは、ない」(添付画像は、米ノ津川沿い取り壊し作業
中の民家です)。ここから、どういう新しいものが生まれ出ずるのか?そして、時代の
流れにどう乗っていけるのか?0809222s

 想像するに、全国津々浦々の金融機関の支店、月曜朝の朝礼、支店長訓話では、
「今回世界を揺るがす金融危機の中で、皆さんの、日々の、汗水垂らして働く、地道な
努力こそが、収益の源であり、屋台骨なのであることが、再確認された・・・云々」
 というお話があったはずです。

 それも、正論。

 またまた、いつも拝読しているブログから・・・(こればっかりですが)。
*評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳
 9/19付「投資銀行ビジネスモデルの弱点」を経由して、
         ↓
  オンライントレード 楽天証券
  ・レポート情報/山崎元「ホンネの投資教室
 「第八十六回 ビジネスモデルとしての投資銀行の終焉

 申し訳ありません。後の方の部分を、丸々引用させていただきます。
『・・・・・・・
 サブプライム問題の深化に伴う世界的な金融業界再編では、投資銀行は商業銀行に
吸収されるか、或いは投資銀行の側が金庫代わりの商業銀行を手に入れるかする公算
が大きい。投資銀行の個々のプレーヤーにとっては、他人のお金で大きなリスクを取
ることができて、稼いだ場合にボーナスを弾んでくれるなら、お金の出し手はだれで
もいい。また、欧州の大手ユニバーサルバンクは、すでに自行内に十分にリスキーな
規模の投資銀行部門を抱えている。

こうした経営体の存在は、金融システムの根幹に、投資銀行的なリスク(限界を破っ
て拡大しようとするリスク)を深く取り込んでしまったことを意味するのではないだ
ろうか。

日本の過去数十年の金融行政は、銀行を大切にして、銀行の収益源を強化し、日本に
もユニバーサルバンク的な銀行を作り上げて、これを世界レベルで競争させようとし
てきたように思われる。大手銀行は、いろいろな形で、今一つ様にならないながらも、
証券業務を手掛けてきた。今のところ、世界の金融界に向かって、これが日本の投資
銀行だと言えるようなものは完成していないが、これが完成することは、将来の金融
システムにとっては恐ろしいことだろう。

日本でも、世界でも、投資銀行的なリスクを銀行システムの根幹からどう隔離するか
について、真剣な検討が必要だろう。』

 ひるがえって、私が大株主を務める(爆笑してください)南日本銀行においては、
9/18付毎日新聞(日経を買おうと思ったら、売り切れ・・・)より、
『 南日本銀は債券13億円と発表
 南日本銀行は17日、経営破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズ向けに、円建て
債券など計13億3900万円分の債券を保有していると発表した。損失となる見込みが今
後判明した場合、08年9月中間決算で引き当てなどの必要な処理を進めるという。
 南日本銀行が保有する債券は、グループ会社のリーマン・ブラザーズ・トレジャリ
ーが発行する円建て債券4億円と、ドル建て債券9億3900万円。リーマン・ブラザーズ
が保証会社となっている。』

 はい、さて、この「13億円」という額をどう評価する?かといえば、ネット社会
の残酷さ・・・・。
 「〔情報BOX〕リーマンに対する日本の金融機関の債券保有・貸出残高
                       (ロイター.co.jpより)
  地味な“第2地方銀行”としては、たっぷり持っていらっしゃるのかな・・・・。

 イヤイヤ、それでも、私は株主総会で発言したとおり、「この“なんぎん”の、
悪戦苦闘を支持します」。この鹿児島に、どこまでビジネス・チャンスが埋まってい
るかといえば・・・・。悲観的にならざる得ない・・・・・。

 それでも!
 
 自分が、初めて「鹿児島」の地に足を踏み入れた当時の新鮮な感動は、かなり色褪せ
てしまいましたが、それでも「鹿児島が、好きだ!」。

 “なんぎん”におかれましては、
 「『世界経済』と、戦い続けて欲しい」
 と、一木っ端株主として、お願いし続ける限りです。m(__)m

 とりあえず、アップ・・・。

 

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