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2008年9月22日 (月)

焼酎メーカーも、株式上場を!

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08092211s  さ、今夜からまた夜勤生活!気合を入れていかねば!!
              で、今日中にもう一本“金融”ネタを書い
てから寝るつもりでした・・・・。
 ところがどっこい、銀行帰りに勤め先にちょっと立ち寄ってみれば、
 コンビニ本部より焼酎商品の売場撤去の通告が・・・・。
 「田苑酒造自主回収へ」(MBC南日本放送サイトより)
  田苑酒造株式会社のサイト⇒こちら
 一言付け加えさせて頂くと、田苑酒造といえば、鹿児島では大手の焼酎
醸造元です。08092212s

 かなり以前から、この「汚染米」問題ニュースとなって報道されており
ましたが、当ブログでは、ようやくここで・・・・。

 「鹿児島の特産品」といえば、なんとなく地元産の原料が使われており、
安全である・・・という漠たるイメージがあり、特産品としてPRする側
も、そのイメージを利用してきたのは、否定できない事実と思います。
 ですけれど、一方で、焼酎の元となる麹原料に輸入米が使われてきたと
いうことも、知る人は知る、厳然たる事実であったと思います。

 ひとつ、焼酎愛好家の行動として、
「それじゃあ、本当に麹の原料も、蔵元の傍の水田で栽培された米を使っ
ている焼酎は?」
 本当に実在するのなら、自分も気持ちだけでも応援したいな・・・・。

 でも、現実は採算性を考えると、とてもじゃないけれど、オール地元原
料を使った焼酎では、ペイしないとか。

 ここで不思議になるのは、イモ焼酎といえば、各醸造メーカーの主力商
品は、ほぼ同一価格。本当に「原料の吟味からこだわっている」、「それが
当社の誇りである」というのであれば、価格はバラバラになるはず。
 プレムアム価格がつく焼酎、例えば「〇王」も、「原材料へのこだわり」
という意味では、果たしてプレミアム級でありや?

 対して、愛飲家の皆様は、どこまで晩酌代を「安全性」のために奮発でき
るのか?
「鹿児島産米で作った麹を原料としたイモ焼酎」が、無条件に「おいしくな
るのか?」といえば、「必ずしも、そうではない」のが実情でありましょう。

 うむ。そこで、木っ端「投資家」として、一言。
 「~~酒造組合」???でしたっけ?。そんな業界内で狭っ苦しく固まっ
ているより、ここは「外部からの投資を受け入れる」、「投資家の声を聞く」
というプロセスが必要である!と真面目に提言させて頂きます。

 鹿児島の焼酎会社も、株式上場をせよ!

 

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コメント

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 田苑酒造の「田苑Gold」,大好きなお酒です。今朝の新聞記事で,自主回収を知り,ドッキとしました。大事に至らずご同慶の至りです。

 さて,田苑は,首都圏では大人気ですが,「さつましらまみ」には往時の勢いはありません。芋焼酎は,宮崎産が席捲しています。一企業の問題ではなく,ここに鹿児島の産業界が持つ,構造的問題があるのでは内のでしょうか。

 

 


 小林先生、お立ち寄り頂き恐縮です。

 宮崎の芋焼酎といえば、雲海酒造の「日向木挽」、日南の「飫肥杉」しか思い浮かびません・・・・。

 「出水のツル」も、有名と思っているのは、実は地元民ばかり・・・という説もあります。(実は「水俣病」の方が、世界的に知名度はある、のが皮肉な真実なのでしょうね)

 「外から、鹿児島を見る」という視点、をどう活かすか?
 小林先生は、千葉に自宅を構えられて、毎週鹿児島まで教鞭を執りにいらっしゃっているのですよね。
 ちょっとうらやましくもあり、でも、だからこそ!、今後もいろいろなご提言よろしくお願いします。 

首都圏では,宮崎の焼酎-都城の「霧島」,特に黒霧島が大人気です。セブン-イレブンはもとより,コンビニの定番商品となっています。
なお,「本格焼酎」とは,そもそも霧島酒造の先代(創業者)の命名によります。

 

 小林先生、大変失礼いたしました。

 そうでした・・。「黒霧島」。確かに、自分の勤め先にも置いています。度数20度で、25度の商品よりちょっと価格が安いから売れているのだ、とばかり思っていたのですが、知名度自体があるのですね・・・。

 しかも、霧島という地名(地域名)。自分なぞは「鹿児島の霧島」なのですが、当然のことながら、宮崎県人の方からすれば「宮崎の霧島」なのでしょうね。

 都城の人に、殴られそう・・・

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