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2009年2月 4日 (水)

銀行なんて、しょせん“銭転がし屋”

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  風邪気味のくせに、ワイシャツの下の長袖Tシャツを脱ぎ捨ててみた今日。

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 本日4日付南日本新聞一面見出しより
『銀行保有株 買い取り再開
   日銀 1兆円、来年4月まで』

 日本銀行のサイトより
総裁記者会見(2月3日)要旨より【PDF形式です】
(一部引用させていただきます)

『(問) 今回の措置は、金融機関の株式保有リスクの削減を支援するという、
前回の株式買入れと同じような趣旨になるかと思うのですが、一方で金融機関
が株式を保有するという日本の金融システム独特の事情があると思います。今
後株価が上昇すれば金融機関の含み益は当然反転しますが、更に下がる、ある
いは一旦上昇しても更に下がるという事態も当然想定できます。金融仲介機能
を担う金融機関が株式を保有するという日本の金融機関経営におけるビジネ
スモデルについて、総裁としてはどのように考えておられるかご意見をお聞か
せ下さい。
(答) 非常に難しい問いかけだと思っています。日本銀行として、金融機関
が株式を保有することは一切望ましくないと思っているわけではありません。
金融機関は、いわゆる政策投資であれ純投資であれ、株式を保有するリスクと
採算性を十分に意識し、その上で自らの体力との関係で最適な保有を考えてい
くというのが基本的な考え方だと思っております。
そのように申し上げたうえで、今の日本の金融機関の現状をみてみま
すと、やはり株式保有リスクが非常に大きいといえます。少なくとも、信用仲
介をする金融機関のリスクの姿、プロファイルをみたときに、株価変動リスク
が最も大きいという状態はやはり是正されていくべきだと思っています。
なぜ金融機関の株式保有がなかなか減らないかと考えた場合、最終的
に一般企業の株式を誰が保有するのかという問題と密接に絡んでいて、それと
表裏の関係にあるわけです。この点については、これまで個人の株式投資ある
いは機関投資家の役割など色々な議論があったわけで、私共も金融機関の株式
保有の問題だけを捉えて、問題が解決すると思っているわけではありません。
ですから、私共自身も──中央銀行という意味でも政策当局者という意味でも
──、それから一般企業経営者も、現在の状況について時間をかけて是正して
いかなければならないという意識を持つ必要があると思います。そのためには、
色々な枠組みというか、そうした動きを進ませるような環境を制度的にも作っ
ていくことが必要だと思っています。それが何であるかについては、これから
関係者が更に知恵を集めて議論していくべき話だと思います。』

 ジャスダック市場やヘラクレス市場に上場する会社の大株主に名を連ねる
「南日本銀行」なんて、白川総裁からみれば、否定すべき存在???

 とはいえ、私が読んだ『荘内銀行はなぜ顧客に選ばれるのか?』より。
(山形市や仙台圏へ出店攻勢をかける)
『こうした荘内銀行の動きを、地元荘内の人たちは、実際どう思っているのか。
「どんどん外に行ってくださいという感じです、それで稼いできてくれないと、
地元でリスクを取ってもらえない。地元にしがみついていればいいという時代
ではない。そのことは十分に伝わっていると思う」と、鶴岡商工会議所会頭の
早坂剛は言う。』

 「他地域への出店攻勢で稼ぐ」か?「有価証券の運用で稼ぐ」か?は、
本質的にはなんの差異はないと、私は思います。

 へこたれるな!なんぎん。

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