市職員の退職金のモンダイ・・・
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下弦の月を追って、明るくなりはじめる東の空。その「明るくなり始める東の空」も、
徐々に北の方角に移動しているのが、日々実感できます。
そして、日中は「黄砂」。土曜昼。本日日曜昼は、雨降りとなっております。
さて。ことさら、当アホブログ上では、お隣・阿久根市の竹原市長さんのネタは、無視
するようにしてきました。
・さるさる日記ー阿久根時事報
竹原さんのような、一人の“異端者”が彗星のように登場し、てんやわんやの大騒ぎと
なる・・・・。
イヤイヤ、そのような“異端者”、一転すれば“英雄”を待ち望む姿勢が、結局は
地方の衰退を助長している。
この社会には、すでに“異端者”も“英雄”もいない。可能性を託すべきは、日常の生
活から生まれ来る“智恵”である。それが、民主主義の基本である。
(イヤ、「日常の生活から~」からなぞと書いてしまうと、結局は「現状肯定」に留まって
しまう危険。それを十二分の承知した上で、なお!)
さてさて、竹原さん、ブログ上で書かれているとおり、
阿久根市役所職員の「退職手当」と「給与明細」を公開されました。
ハイ、ちゃ~んと阿久根市役所の公式サイト上でっせ。
・阿久根市ホームページ
『市政情報(職員給与・定員・退職手当)』
それなら、出水市役所はどうなのさ?とおもえば、
・【鹿児島県出水市】
『出水市の給与・定員管理等』
というところに、概要は公表されております。
で、ありますが、阿久根市の場合、退職職員一人あたりの支給額が詳しく記載されて
おり、なによりも、竹原さんの「問題として提起する」意志を、賞賛しなければなりま
せん。
このブログで、
『「パイオニア関連だけでトータル二億五千万円の税収減になる」と試算。』
などどいう記事を引用させて頂きましたが、
例えば「平成20年度、退職手当見込額」を見てみると・・・・。
一般職26人の方を対象に、673,058,020円(6億7,305万8,020円)が支払われるとの
こと。
それじゃあ、出水市の場合はどうよ?と探してみると、
平成19年4月1日現在において、
退職手当一人あたりの平均支給額 自己都合で 2,477千円
勧奨・定年で 29,955千円
仮に、勧奨・定年退職される方が10人いらっしゃれば、か~るく2億5千万円なぞ
超えてしまうわけですね(いわゆる団塊の世代の大量退職期を迎えたといわれる
現在、阿久根市役所より人員が多い出水市役所において、10人くらいの退職者は、
間違いなくいらっしゃりますよね)。
逆にいえば、パイオニア撤退による税収減の影響なんて、そんなもん・・・・。
〇| ̄|_
んんにゃあ、20年以上昔ならいざ知らず、ひとたび市役所の職員ともなれば、四六時中
市民の目を意識して仕事、はてまた日常の生活を営んでいかなければならない・・・・。
退職しても、そこから“悠々自適”とはならず、自治会活動等なんらかの形で“地域の
しがらみ”に縛られ続ける・・・・・。
なんらかの金銭的対価は、必要である。ウン。
・・・・・とはいっても、自治体の使命(ミッション)として、「地域経済の発展」
が挙げられると思います。結果、出水の現状は、かくかくしかじか・・・・。
そりゃあ、お一人お一人の職員の方は「真面目に、誠実に」お仕事をされてきたのだ
と信じます。でも、退職金に見合った“成果”が、結果としてあるのか???
改革の出口はありや。
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