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2009年3月26日 (木)

「FED」は、買い?

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  はい、ええ、今の季節なら「それが、どうしたっとたい?」という趣きでしょうが。
 そんじょそこいらの公園の桜。
 でも、こんな風景を見ることができるのは、一年365日のうちの、10日間たらず。
 「ソメイヨシノ」という品種の、神秘。

090326ps
 さて、
 JFEHD(ジェイエフイーホールディングス・5411)
       PTSにて、2,325円買い。

 日経平均株終値8,636円33銭・前日比+156円34銭(1.84%)。
  ええええっ、権利落ち日もお構いなしですか~~。
 で、この3ヶ月間「日経平均7,000円割れか??」という局面を見てきた身としては、
 今はどの銘柄も「わっ、高い!」・・・・・・。

   正直、とっても怖いでアリマス!。

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 さてさて、本題。
 本日26日付日本経済新聞一面。

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 『薄型パネル、次世代型の量産中止・延期相次ぐ ソニー系など
                       (NIKKEI-NETより)
  (コピーさせていただきます)
 次世代薄型パネルの量産計画を見直す動きが相次いでいる。ソニー系企業は高画質で電力
消費が少ない新方式パネルの事業化を中止。東芝とパナソニックの共同出資会社は携帯電話
などに使う小型有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルの量産を延期する。電機各
社は新しい収益源として製品化を急いできたが、技術・価格両面で競争は激しく、設備資金
の調達環境も悪化。本格的な普及期を前に、生き残りをかけた動きが加速しそうだ。

 ソニーと投資ファンドなどが共同出資するエフ・イー・テクノロジーズ(FET、東京・
品川)は次世代パネルの量産を中止する。会社の清算手続きに入る方向だ。同社が手掛ける
「FED(電界放出型ディスプレー)」は、動きの速い動画の表示に優れ、消費電力は液晶
より比較的少なくて済む一方、製造コストは液晶などに比べ高い。医療・放送向けなど業務
用を皮切りに、将来は家庭用テレビ用としても売り込む計画だった。 (07:00)』

 ネット上では、省略された部分より、さらに一部を引用させて頂きます。
パイオニアの鹿児島工場(鹿児島県出水市)を買収して生産拠点とする計画だったが、
二百億ー三百億円とされる工場買収や設備投資資金の調達ができなかった。国内外の電機メー
カーや投資家などへ技術譲渡し、事業化の道を探る。

                             ・・・・・・・・・・』

 ・・・・・・、
  200億円でもあれば・・・・ということですよね・・・・。
 ・・・・・・・・・
  ここは、南日本銀行の大株主(笑)という立場を離れて、一鹿児島県民として書かせて
いただきます。
 「銀行ばかりに、なにゆえ、公的資金(税金)を投入するのか!!!!」
 という怨嗟の声があるのは、確か。
 南日本銀行に注入される公的資金が、それじゃあ鹿児島という地域に150億円相当の経済
効果が見込めるのか???
 エフ・イー・テクノロジーズに、“殖産興業”として、200億円でも300億円でも「投資」
した方が、はるかに鹿児島経済の下支えになったのでは・・・・・・。

 いえ、
さてさて、「FED(電界放出型デッスプレー)」という技術が、現在“売り”に出されてい
るわけですね。
 正直、私は、とんとAV(この場合は、オーディオ・ビジュアルです。誤解なきよう)方面
には疎いので、「FED」の将来性を推測することが出来ないのですが・・・・

 ここで、
 「産官学金(金融ですね)連携」。
 鹿児島を「FED」の“第2のふるさと”にする挑戦。いかがでありましょうや・・・。

 

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予想以上の株高。 日経平均も上がりっぱなし。 これは、株かFXを購入しなくては。... [続きを読む]

コメント

FEDと原理はほぼ同じのSEDですと、以前接客で対応した某出水工場勤務の方の弁によれば
・(接客当時の)プラズマ、液晶と比較して画質は明らかに上
・ブラウン管と遜色ない動画描写、色調は本当、画質重視ならSEDが明らかに上
・課題は寿命、ただしプラズマ、液晶もチューナー部の劣化で壊れる事態を考えればデメリットとは言えない
と言った具合です。ソニー主導である程度まで試作が進んでいたFEDも同じではないかと思います。

結論から言えば、廉価販売に陥っている液晶、プラズマと比較したら価格面では太刀打ち不可です。
ただし、ニッチ層で是が非でも高画質の映像装置が欲しい分野(記事にある放送業界が一例)もある事や、液晶・プラズマの次を狙う面を考えれば、前途が無いとは言えません。
次世代テレビに有機ELを選択したソニーでさえ、FETに資金を出している点からも明らかかと思います。

以前自分のサイトでも書いたのですが、このまま廃れてしまうにはSEDもFEDも惜しい技術です。
ただ、今のご時世の民生ビジョンとしての目が無いのも事実なので、諸外国の法人に技術を処分するのでなく、時が来るまで現状維持を模索して欲しいと思います。
全世界的に需要が戻り、液晶・プラズマからの次世代高画質ディスプレイとして何とかSEDとFEDが名乗り出て欲しいところです。
ソニーの有機ELの画質も確かに良いのですが、選択肢は多いほうがいいかな?と。(笑)

 ふみたけさん、コメントよせてくださり、ありがとうございます。また、ご自身のブログ、更新されていらっしゃるようで、安心しました。

 自分、店番を終えてヨタヨタと帰ってくれば、そりゃあ!!!株転がしだ~~~。で、当アホブログの更新・・・・。で、あっ、もう寝なきゃ・・・・。
 他の方のブログにも、せっせか足跡を残して、そこから、意見交換ができれば、それもまたネットライフの醍醐味ではあるのでしょうね。 あいすみません。

 さて、FEDに対する見解、ありがとうございます。
「現状維持」だと、今FEDの研究開発に携わっているであろう研究者の方々に、誰が“給料を払うのか?”という
話になってしまい、“雇用創出”とは相参らないのでしょうね・・・・。

 昔(?)は「科学」という単語には、人をワクワクさせる夢が含まれていたように思います。
 でも、クルマしかり、ケータイしかり。ホントは、日常生活の中で、ごく当たり前に最先端の科学技術が活かされているであろうこと。今の人が、実感できのやら?
 研究開発の現場を身近に感じることができたら・・・・ね・・・・・。     失礼しました。

FEDとSEDは原理的には同じですが、小型化や実用化の点ではFEDのほうが
一歩先を行っている感じでした。いわゆるフル画素のHDディスプレイ(フルHDパネル)としては、
SEDは50インチクラスが限界。対してFEDは24~26インチのフルHDパネルの量産予定。
業界が消えていくブラウン管マスモニに代わる物として、期待を寄せていたのがFEDでした。
特許問題やキヤノンに「テレビ」の量産技術が無いこと、東芝の撤退など、正直映像業界では
SEDはもう駄目だろう、と思われています。
(昨年SED生産工場への人員募集があったようですので、キヤノンも
完全にあきらめているわけではなさそうですが。)


FET社では24~26インチクラスのフルHDパネルを昨年の12月には量産する予定でしたが、
あの世界不況のあおりでファンドが次々に手を引き、パイオニアに約束した資金が
調達不可能となり、結果的に会社清算ということになってしまったようです。
このパネルは日本国内だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、今後デジタル放送へ移行する
南米(ブラジルは日本のISDBT方式を採用)など、販路はワールドワイドに考えられます。
なぜなら、世界的にブラウン管が消えていく中、それに変わるも野として一番良いものが
このFEDなのですから。

世界中に市場があるのに、なぜ、ファンドは手を引いてしまったのでしょうね。
世界の放送・映像業界の人々ががっかりしていると思います。
非常に残念です。

 業界の人さん、わざわざこんな辺鄙なブログにコメントを書いてくださり、深く感謝します。

 うわわわ~、「ISDBT方式」って、なんだ~~、と大慌てで検索してしまいました。
 もちろん、「FED」についても、改めて検索・・・・・。

 パイオニアの工場を買収しようとしていたぐらいですから、量産化への技術的問題はクリアしていたはずであり、「販路の開拓」に希望を持てなかった・・・・と思いたいです。(やっぱり技術的問題があったんでは?という意見もあるようですね)

 これをネタに、久しぶりに地元紙の投稿欄に挑戦してみます。

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