「最先端」か?「基本」か?
「出水晴れ」の日。
以下は、日曜日に、電話でオヤジと話した際、
「ブログにでも、五郎の考えを書いて、読ませてくれ」
と言われたネタです。
わがオヤジ、物理学者の端くれで、今もその業界の末席に加えて頂いておる
こと、以前拙ブログに書いたとおりです。
近頃は、中国から来日した中国人研究者と仕事(?と言ってイイ?)をする
日々であることも、以前に書いたとおりです。
さて、オヤジの近況。
なんのかの、いつのまにやら、中国人若手研究者(40歳くらい)の研究論文
の指導教官役を押し付けられてしまったのであるとか。
そこで、オヤジのぼやき。
「やっぱり中国という、今イケイケドンドンのお国柄だからなのかね。とにかく、
“最先端”のことばかり追おうとするんだよね。“基本”のことは、ホント、学
ぼうとしないんだよね。例えば、基本的な公式ひとつにしても、それを暗記さえ
してしまえれば、それでいいんだよ、ぐらいにしか考えてないらしいだよね・・・。」
一方で、
「でも、自分が、歳取ったということかね。最先端なことに追いついていけなくなった、
年寄りの僻み、というものかね・・・・」
とも。
電話口では、即答できなかったのですが。
実のところ、オヤジの愚息としては、その中国人研究者の方の気概(焦り、と表現し
てもいいです)に、激しく共感シマス・・・・・。
例えが悪いのですが、
一枚の写真作品があるとします。
それを見た人から、「何が写っているの?」という質問があったとしたら、作者とし
ては、真摯に答えなければなりません。
ですが、「それは、自分でピント合わせをしたのか?」とか「あんたは、銀塩フィルム
を使ったことがあるのか?」と訊かれたら、・・・・・ドッチラケ・・・・です。
もうひとつ。
「出水の地域経済活性化」を話し合おうとする時、「それじゃあ、アンタは、地方自治
法の中身を知っているのか~!!?」と発言する偉い御方がいらっしゃったら、それも、
ドッチラケ~~~ですよね。
(いえ、物理学界という、専門家同士の集まりでは・・・どうでしょう?)
結論。愚息としては、中国人研究者の方に、声援を送らせて頂きます。
さてさて、そこで、久しぶりに。
某銀行出水支店にて、窓口のオネエサマに、突撃質問~!!!!
(ホント、ゴメンナサイ。この突撃質問のお相手をしなければならない、オネエサマも
早何代目?)
正直に、
「自分のオヤジは、研究の指導をする立場におるのですが、そのオヤジいわく!
近頃の若者は、最先端のことばかり学ぼうとして、基本はおろそかにしていやがる~!!
とのこと。自分としては、その最先端を追い続けなければならない立場に共感するのですが。
〇〇さんとして、オヤジの悩みに答えてくださるとしたら???!!」
(ですから、出水支店内に他のお客さまゼロの瞬間を狙って、お伺いしましたよ)
そこは、さすがでアリマス!!!〇〇さん、ありがとうございます。m(__)mm(__)m。
「・・・・・・・・。私には、難しいことは解りませんが。
基本のことが出来ていなければ、最先端のことは、出来ないと思います。
一年目に教わったことが、私の宝です。」
うん、オヤジ。キチッと出水支店〇〇さんに、ファンレターを送ってください。
・・・・・・バカ息子。
実は、そこで、「係長さん」なり「次長さん」なり、
“マイホームのローンを抱え、子供の教育費もこれからどんどん必要になるだよね~”
という役職の方にお伺いしていたら、さて、ドウダッタデショウカ・・・?
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