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2010年1月25日 (月)

『「都市縮小」の時代』

 八重洲ブックセンターのお隣、みずほ証券の電光掲示板。

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 ガラスに映る人影が、すべてスーツ姿というのが、
             “いかにも場所柄”?
 東京駅周辺でお勤めしている方には、これが平々凡々な日常の
光景なのでしょうが、う~~ん、田舎者には、オドロキの光景。

 大きくため息をついて、実家を出発して、羽田空港へと向う
道すがら。御徒町駅で下車して、湯島天神へ。
 そして、もうひとつ、東京駅。
 荷物をギュウギュウに押し込んだザックは、ひとまずコインロ
ッカーに。で、まずは向った先は、八重洲南口・
           八重洲ブックセンター

 一度入店したら、余裕で一日楽しめる・・・・イエ、今でも
確かにそうなのですが。
 「ああ、これがAmazonで検索した本の、現物か~」
 という“確認”作業になってしまい、感動半減。

 月並みですが、リアル本屋さん、Amazonに負けるな!!

 羽田ー鹿児島間の機中で気軽に読める本を、と文庫・新書の階へ。

 レジにてブックカバーを付けていただき、購入したのが2冊。

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 一冊は、
 『女たちのジハード』(篠田節子著:集英社文庫)。
 ハイ、機中で貪り読ませて頂きました。
 13年ぶりに読ませて頂いたのですが、
 「エエッ~、こんなエッチな小説でしたっけ~~!!?」
 特に、筆頭主人公・康子さん・・・・。

 で、本題は、もう一冊の方です。
『「都市縮小」の時代』(矢作弘著:角川oneテーマ21)。
           Amazonでの紹介は・・・⇒こちら

 以前、実家に電話した時、おふくろがNewsWeekで読んだ話として
話してくれたのでしたっけ・・・・。
「アメリカには、もう人口は増えないと諦めて(?)、空き家を壊して、
公園や緑地にしている都市が、実在すると」。

 それだ!ヤングスタウンか!!

 著者である矢作弘さんの名前は、以前「商店街活性化」あるいは「中心
市街地活性化」をテーマとした本をせっせか読んでいた頃、とてもお馴染み
でした。
 ただ今、まだセッセカ読んでいる最中なのですが、
  ああ、その矢作さんが書かれた本の落とし所、やっぱり・・・・。
 そして、アメリカ・ヨーロッパと“縮小都市”を取材されているのですが、
通り一辺倒・・・・、結局オフィシャル(再開発する)側の意見を聴くばかり
なのかな~~~、というのが物足りない点。

 いえ!、だからこそ。旧東ドイツの都市。そこに住む、再開発に反対する住民
の声も取材されている点、三重丸。

「Smart(賢く)Decline(衰退する)」。

 今日午後、NTT出水営業所跡に設けられた「出水求職者総合支援センター」の前を
通ったのですが、備えられたパソコンに向って職探しをされる方の姿、多数。

「出水で、暮らし続けたい!」

 と思う一方で、

「出水で、暮らしていけるのだろうか?」

 と思うのは、当然。

 そんな生身の市民の方を目にしながらの、

  「Smart Decline」

  とは?

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