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2010年2月 7日 (日)

「図書館の開館時間」考・・・

 広瀬橋の上で立ち止まって、荷物を下ろして、デジカメを構えて・・・。

  ・・・・・・・やっぱ、寒いっす!!

1002071s

 青空文庫より、またまた太宰治の作品を引用させて頂きます。
『・・・・・・・
 鴎外だって、嘲(あざけ)っている。鴎外が芝居(しばい)を見に行ったら、
ちょうど舞台では、色のあくまでも白い侍(さむらい)が、部屋の中央に端坐
(たんざ)し、「どれ、書見(しょけん)なと、いたそうか。」と言ったので、
鴎外も、これには驚き閉口したと笑って書いて在った。
 諸君は、いま私と一緒に、鴎外全集を読むのであるが、ちっとも固くなる必
要は無い。だいいち私が、諸君よりもなお数段劣る無学者である。書見など、
いたしたことの無い男である。いつも寝ころんで読み散らしている、甚(はなは)
だ態度が悪い。だから、諸君もそのまま、寝ころんだままで、私と一緒に読むが
よい。端坐されては困るのである。
                             ・・・・・・』
                          (「女の決闘」より)

 実は、「どれ、書見など、いたそうか」というシーン、別の作品で冒頭使われ
ていたように思い出したのですが、見つけられず・・・・・。

 本日、出水市音楽ホールで開催されているという、
「読書活動日本一のまちづくり推進大会」に敬意を表して、昨日の続きです。

 正直、「読書」ごときで「~~大会」、に(太宰治のマネをして)閉口(笑)。
 「読書」を、そんなご高尚なものに崇め奉っちゃあ、イケマセン。

 私だって、今日は寝床の中で、目覚めのために『地域医療~再生への処方箋』
をパラパラと10ページほど・・・・。
 「読書」なんて、そんなもん。

 とはいえ、あくまで独断と偏見ですが、確かに「活字を読む習慣がない」人が
増えているのでは?と思います。
 それは昨日書いた私の持論からすると、「読む」習慣がない人は、「考える」
習慣も希薄である・・・・。
 それは、「市民一人一人が主役となる」前提が崩れつつあることであり、それ
は民主主義にとって大きな危機である!・・オッホン・・・・(笑)

 そこで思い浮かんだのは、自分、最近まったく利用していないので、恐縮な
限りなのですが、
        図書館。

 改めて調べてみると、
出水市立中央図書館の開館時間、火~金曜:午前9時~午後8時、
             土・日・祝日:午前9時~午後6時、
                月曜休館
 と、地方の公立図書館としては、十二分の健闘されているのでしょう。

 とはいえ、現実、新聞の購読料すら切り詰めている世帯も、確かに多い。
 そんな方でも、出勤前にその日の朝刊をさっと読めるためには、午前6時半
ぐらいから開館していればなぁ~~(決して、大きな声では言いマセン)。
 そこで、同時にパンとコーヒー程度の朝食を食べながら・・・・なんて、
出来たらドウデショウ・・・・・。

 夜は、午後10時?、午後11時?くらいまで?
「テレビを見る代わりに、図書館へ」あるいは
「パチンコする代わりに、図書館へ」・・・・・・?

 いやいや、実際にそれだけの経費をかけたからといって、こんな私の期待
どおりに利用者が増えるわけでなないのでしょうが。

 で、グルリと回って、「私にも出来ること」を考えるハメに・・・。

 そうか、自分が読んだ本の書評は、しっかり拙ブログに書くことにしましょう。
 少しでも、「私も、読んでみようかな」と思って頂けるように。

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