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2011年1月14日 (金)

第1章「新納流試心館」①

 すっかり定番となってしまいましたが。
 『広瀬橋の上から』シリーズ。
 でも、毎日同じ空を撮り続けるのも、それもまた習慣となると、
 楽しいような・・・・。
 皆さまにも、お奨めシマス。

1101141s
 さ、せめて“三日坊主”に。
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    第1章「新納流試心館」①
 
『今日、紫尾市にある鶴亀信用金庫紫尾支店で、銀行強盗を想定した防犯
訓練が行われました。本物顔負け(?)、迫力満点の強盗役に扮した警官が、
大声を挙げながら店内に入ってくると、職員の皆さんは、全員緊張した面持
ちで、訓練に取組んでいました。
    ・・・・・・・・・・・・
「いや~、訓練とは解っていたつもりなのですが、いざというと、緊張して
なかなか手順どおりには行動できませんでした・・・、はい。」     』

 夕方6時台、テレビのローカルニュース枠で放送されるとしたら、こんな
内容となっているはずだ。
 ところが、今日の防犯訓練は御仮屋睦の活躍のせい(?)で、どうにもこ
うにも・・・。落ち着いた雰囲気の中で、粛々と進行してしまった。
 “犯人の服装・背格好を記憶する役”である女性職員は、警察の聴取に対
して、ほぼ正確に服装・背格好を報告した。“犯人を追跡する役”、高校
時代は野球部のエースだったという、若手渉外係は、見事直球ストレート、
逃走する車のリアガラスに、防犯カラーボールを炸裂させた。
(当然のことながら、念入りに洗車をしなければならなくなった、警官たち
の顔は、青ざめた)

 訓練終了後、講評をおこなった紫尾警察署の防犯課長は、
「・・・・えっ、えっ・・・・、
 おそらく武道の心得がある女性が、窓口にいることは、大変心強いこと
だけれども・・・・。
 しかし、だ・・・。犯人が単独で店内に入ってくるとは、限らないわけ
でして・・・。もしかしたら、普通の客のふりをして、犯人の仲間が、すで
に店内にいるかもしれません。
 いたずらに犯人を刺激することは、控えるように・・・・あ~~」
 事前に頭の中で考えていた話の内容が使えなくなってしまったのだろう。
 ちょっと苦し紛れに、話をした。

  この自作小説の出だしは⇒こちら
 

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