第二章「新館主の朝」⑥
暖房機器が不要な日が二日続いております。
あっ、深夜は使っていましたっけ・・・・。
久しぶりに、わがFX戦線において利益確定。
2月はどこまで上昇しますか~~状態でした豪ドルが、ここらで
急落。米ドルの『売り』に代わって、豪ドルを『買い』ました。
さ、時間がなくなってしまいました・・・。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
この小説の出だしは⇒こちら
前ページは⇒こちら
第二章「新館主の朝」⑥
新納流試心館(にいろりゅうししんかん)の新館主・御仮屋睦(おか
りや・むつみ)は、鶴亀信用金庫紫尾支店の新米預金係でもある。いや
いや、実際のところそちらの方が、はるかに現状失ってはならない社会
的地位だ。
午前8時過ぎ、睦は出勤する途中、コンビニへ立ち寄った。すでに遅刻
ペースだ。鶴亀信用金庫には、始業前に若手職員が店舗外周辺を清掃する
という“奉仕作業”がある。もはやその“奉仕作業”には間に合っていな
い。しかし、朝食抜きで家を飛び出してきたが、それでは昼休みまで我慢
できないだろう。なにかひとつでも、お腹に入れておきたい。そんな睦だ。
(1個100円の「肉まん」にしようか・・・、ちょっと奮発して130円の
「塩豚まん」にしてみようか・・・・)
手には、体脂肪燃焼を助けるという烏龍茶を持ちながら、レジ前で睦は
ちょっと考え込んだ。
すると後ろから、
「すみません~。肉まんと塩豚まん、くださいね~」
よく通る声が響いた。
(あっ、先を越された~ッ!)
と思って、振り返ると、そこには先輩預金係の田所茜(たどころ・あかね)
だ。
(つづく)
急げ、いそげ・・・・
コメント