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2011年3月25日 (金)

第四章「新米館主、初仕事」⑥

 午後6時40分ごろ。

1103251s
 さ、一気にミネラル・ウォーターが当店でも、品薄に・・・。

 で、照れずに。
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    第四章「新米館主、初仕事」⑥
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 (さてと・・)
 睦は、手にしていたバックを置き、その中から道着を取り出した。
 道着といっても、新納流には正式な“道着”なぞない。睦が十代の頃の
“稽古”といえば、もっぱらジャージ、夏場はTシャツに短パン姿で、あった。
「いやいや、やっぱり形(かたち)も大事じゃないの」と、高校一年の時、お
年玉をはたいて購入したものだ。上下真っ白な剣道着でも、と思ったのだが、
刺子地の剣道着では重過ぎる。胴着は、帆布地の空手着にした。
 もっとも、これまで数回しか着たことはない。
 高校での勉学が大変になってきたから、という理由ももちろんあるが、急激
に“女”の身体へと変貌していくわが身への戸惑いが、睦の「新納流(にいろ
りゅう)」への熱意を失わせたのかもしれない。
                 
                        (つづく)

 わ~~い、まだ照れています・・・・。

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