第四章「新米館主、初仕事」⑤
昨日は午後7時からでよろしい、とのことで、お言葉に甘えて。
ふ~~。ひとつ、大発見したこと。
「為替相場」をまったく気にしなくなると、毎日堂々とお昼頃まで
寝れる~~!!これは、とっても健康的なことであるぞ~~、うむうむ・・。
もう一段階進化して、起きたらさっとシャワーを浴びて、髭剃って、身なり
を整えて、外出します!!となれば、さらによし、なのですが。
(今のところは、パソコンの前で眠気覚ましのコーヒーをすすりながら、
ボ~~ッ・・・というパターン)
さて「自作小説」ですが。
たかが私ごときが書く“青春小説”であっても、「震災」をどう取り上げる
のか?というのは、ひとつ難しい課題であるな~~と。
まったく「震災」に触れずに書くことだって可能であるわけですが、それは
とってもウソっぽくなるし・・・・。
プロの小説家の方々は、例えば今執筆中の作品にどう反映していくのでしょ
うか・・・・・。
(いやいや、もちろんただ今現在「小説どころじゃねえだろ!」という方々が、
この日本に多数いらっしゃること、自覚しておるつもりです)
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第四章「新米館主、初仕事」⑤
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(見せるお相手は、これで揃ったか・・)
新納流試心館(にいろりゅうししんかん)の新米館主・御仮屋睦(おかりや・
むつみ)は覚悟を決めた。
「それじゃあ、私、着替えます。じいさん、表の間を貸してね。」
「うむ。床の間に、武蔵守(新納忠元の官名?)殿を掛けておいた。」
「ありがとう。大山さんも、着替えよろしくお願いします。」
柔道の有段者である警察官・大山隆志(おおやま・たかし)自身に、相手を
務めてもらうつもりだ。新納流の継承者である新納義彰(にいろ・よしあき)を
相手に、「演武」を演じてみせることも可能なのだが、それでは新納流の「形なぞ
なし」のよさを伝えられない。事前に、大山には柔道着の持参を頼んでいた。
表の間の障子に手を掛けて、ふいと睦は振り向いた。
「あっ、そうだっ。すみません、水溜先輩、じいさんがのぞかないよう、見張
って頂けませんでしょうか。」
「ぎゃ~~、ジェントルマン(紳士)であるわしの評価を下げるようなことを、
言うでない。」
いつもの軽口の応酬だ。
「OK。安心して。」
先輩・水溜小雪(みずたまり・こゆき)も、その雰囲気に即合わせてくれた。
睦は、表の間に入って、障子をきちっと閉めた。
午前中のこの時間帯は、表の間は日当たり良好だ。障子によって柔らかくされた
光が、部屋の隅々まで行き渡っている。
(つづく)
さあ、着替えシーンなのですがムズカシイ・・・・。
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