第四章「新米館主、初仕事」⑧
夜明けの空に浮かぶ、鋭い三日月。
ふ~~。金曜の午前に「夜勤明け」で、ねぐらに帰ってきて、土曜日の
夕方に出勤、というパターンで、少しゆっくり眠れるかな~~と思ってお
りました。しかし!、土曜午前、他の人の穴埋めとして出勤しなければな
らなくなり・・・・・。
気持を切り替えて。
さ!今度は、明るくエッチに。
(ご不快に思われる方は、どうぞ読まないでください)
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第四章「新米館主、初仕事」⑧
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(そ・う・だ!)
御仮屋睦(おかりや・むつみ)は、「表の間」の空間を見回しながら、ちょっ
としたいたずらを思いついた。中学高校生の頃は「集中できるから」という理由
で、勉強部屋代わりに使わせてもらっていた。家主・新納義彰(にいろ・よしあ
き)も、いつも快く貸してくれた。だからこそ、今日も気軽に更衣室代わりに使
わせてもらっている。
しかし「表の間」とは、主に客人との応接に使う、この屋敷内では最も格式の
高い空間であることには違いない。これが封建制度真っ盛りの江戸時代の世であっ
たら、嫁入り前の娘が軽々しく入れるような一室ではなかっただろう。
睦は、道着を着てから準備運動をするつもりだったが、スポーツブラと女性用
トランクス姿のままで、準備運動をすることにした。床の間に掛けられた、新納
忠元(にいろ・ただもと)公の肖像画に、軽く一礼した。
まず、手足足首、そして首、ぐるぐる回しながらほぐす。続いて、脚の屈伸。
股を少し開いて、伸脚。形のよい脚が、きれいに伸びる。睦の身体から、芳香が
さらに湧き上がる。掛け軸の中の忠元公は、頬を真っ赤にさせておろおろしてい
るはずだ。
そのまま、身体の前屈、後屈。睦のボリュームのある胸が、前かがみになった
時には、ぐっとその重みを誇示し、後ろに身体をそらした時は、その形を見せつ
けるように、天井に向く。次は、腰をねじりながら上体の旋回。胸が小気味よく
揺れる。
(つづく)
真面目な話。女性の身体の美しさを描くには、まだまだ自分は力不足である
な・・・・と、実感。女性の身体は、なにも「胸」だけではなく、他にも美し
い部分は、いくらでもあるよな・・・・。
そして、ヒロイン・御仮屋睦ちゃんの「顔立ち」って、どんなだろう?
ひとまず、準備運動の後半は、午前の店番を終えた午後にでも、続きを。
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