第五章「御仮屋書店にて」②
一雨来そうな、雲行き。
一夜明けて朝はかなり本格的に降っていたのですが、ただ今現在、
雨は上がって、蒸し暑くなっております。
先ほど「やれやれ・・・、これから出勤か~~」と思っている時に、
突如有線放送のスピーカーから「臨時放送を行います」。
「行方不明者の捜索について、お知らせします」。
81歳のおじいちゃんが行方不明になったとのこと。
高齢者の行方不明、そして、協力依頼の放送、多いデス。
(いや、都市部は「高齢者の行方不明事件」って、隠れて多い、って
ことだけなのでしょうが・・・)
自作小説でも、この「隠れた高齢者問題」を題材にしたいな~~、
と思っております。デス
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第五章「御仮屋書店にて」②
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本屋を含め商店というもの、店を開けている以上、たとえ一人も来店者がいな
くても、誰かが店番をしていなければならない。パートのおばちゃんを雇ってい
た時ははるか昔。睦の父・母二人で、店番・配達・諸々の作業をこなさなければ
ならない現在、それもまたキツイだろう・・・、本屋の娘・睦はよく解る。
さて、その“にわか店員”である、睦。
(こりゃあ、せっせか検定試験の勉強をしてやるわ~!)
と思ったものの、さすがに飽きが来た。
そうだ自分の視点で、店内の書棚に並ぶ本のチェックをしてみよう、と思い
たち、踏み台代わりの脚立を持ち出した。
(つづく)
すみません、今日はこれだけデス。
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