第五章「御仮屋書店にて」⑯
年々寂れているように思うのですが。
それでも、出水市のNo.1ビックイベント「鮎解禁」に向けて。
そうそう。
コンビニの売場で見つけてつい購入してしまいました。
『まいど!南大阪信用金庫』作:平井りゅうじ 画:北見けんいち
いえいえ・・・、今月下旬の株主総会に向けて、ではなく、あくまで、
今書いている自作小説のヒロインが、信用金庫の新米テラーさんという
設定だからです。オッホン
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
第五章「御仮屋書店にて」⑯
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。m(__)m)
「よしっ、絶対成功させます」
坂道が気合をいれる。そして、
「ボールよ。頼むから、一周してきてくれよっ!」
と改めてボールに念じている。坂道はコツを飲み込むのが早い。最初の方向転換
は、ほぼ成功するようになっている。問題は、こちら側に戻ってくるための方向
転換を成功させられるか、だろう。
ブツクサ文句を言いながらも買物に出かけた瞬が、帰ってくるまで約三十分
だろうか。
「さ、行け!」
坂道が、ボールを放った。
そろそろ三十分が経とうとしているだろうか。
「今度こそ!」
坂道は、小刻みにバウンドする程度に、ボールを強く放った。店の奥の壁にぶつ
かって、一度目の方向転換。ボールは奥の通路を進む。
そして、
「あっ!やった~」
睦は、つい声を上げてしまった。
ボールは二度目の方向転換にも成功して、通路をこちら側に進み始めた。
が、しかし、転がる勢いがかなり失せてしまっている。
「頼む!、帰ってきてくれッ」
「聡君のところに、帰っていらっしゃい」
たまらず、睦と坂道がボールに声援を送る。
あと二メートル・・・・・・。
ボールも、最後の力を振り絞っているように進む。
たまらず、坂道がその長身を活かすように腕を伸ばして、ボールをすくい上げた。
「やった~ッ!」
「お~っし」
こういう場面では、二人でどう喜びを表現しようか。
「そうだ。聡君、ハイタッチしよう」
睦は、提案した。
「ええ・・・・、その~~」
坂道がためらう。そりゃあそうだ。睦と坂道の身長差は三十センチ以上。ひょいと
坂道が腕を上に伸ばせば、天井に届きそうな勢いだ。
「いいから、いいから」
坂道に腕を伸ばさせた。
「いくよっ!」
睦は、脚のバネを最大限活かして、ジャンプする。
パチン
坂道は手のひらを、睦の手を迎えるために、さっと下げてくれた。
睦の胸が、小気味よく揺れる。それを目にした坂道は、また赤面する。
(第五章 おわり
いえ、話はまだまだ続きます)
鮎釣り第一人者のテクニックです!
貴重なスペースお借りいたします。
『どうにかしてアユを釣りあげたい』
『短期間にプロのアユ釣りテクニックをマスターしたい』
そんな鮎釣りのお悩みを抱えているあなたへ!
アユ釣り歴30年以上の名人、辻行雄が、
これまでの豊富な経験や知恵をもとに
初心者でも上級者でも鮎釣りが見るだけで上手くなる
アユ釣りノウハウの集大成です。
鮎釣り第一人者のテクニックをアナタに伝授します!
詳しくはこちらへ
http://ayu-turi.seesaa.net/
投稿: ハマちゃん | 2011年6月 6日 (月) 03:09