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2011年7月 5日 (火)

第七章「女三人+犬一匹」⑧

 ようやく・・・・。
 免許更新に行ってまいりました。とりあえず、一安心。
 まあでも、講習には忘れずに行かねば。
 ・・・・と「だいわ」でのお買物。
 “鶏刺し”は、ちょっとコワイ?
 でも、実は私、好きなのですよね・・・・。

1107051s
 さ、週のはじめ、急ぎ。
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         第七章「女三人+犬一匹」⑧
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。m(__)m)

 小雪も茜も、タダモトを室内に上げることには、抵抗がないようだ。
 「よし、タダモト、上がらせてもらおう」
 持参してきたタオルで、タダモトの足裏を拭(ぬぐ)う。
 上がらせてもらうと、我知らず、室内を観察し始めてしまう。
 居間は、クローゼット付き8畳一間のフローリングだ。そこに、簡易ベット、
テレビ、そしていかにも小雪らしく学習机が置かれている。床に、クッション
が三つ置かれているのは、床にじかに座って「飲もう」ということなのだろう。
 睦は、思わず
 「いいですね~」
 と、感想を洩らしてしまった。
 その声を耳に入れた、茜が反応してくれた。
 「でしょ~~。私も来た時に、同じ反応をしたの。ダンナとケンカして、家出
したいって時に、泊めてもらおうって、小雪さんに話していたところ」
 「そうそう。田所さんなら、歓迎しますって」
 「え~~っ。でも、茜さんが、ご主人とケンカするなんて、信じられません」
 そう。いつも微笑を絶やさない茜が“夫婦喧嘩”というのは、ちょっと想像
しにくい。だが、茜は
 「そんなことないのよ。家の中と、外ではやっぱり違うし。主婦には、主婦の
いろいろな気苦労があるわけなので・・・」
 「そんな~~」
 睦は、つい言葉に詰まってしまったが、ここは方向転換。
 「じゃあ、私も家出したい時は、ここに泊めてもらっていいですか?」
 「あら?御仮屋さんこそ、どうしたの?たしか、下に弟さん二人で、いかにも
にぎやかそうな、ご家族じゃない?」
 小雪が訊いてきた。
                           (つづく)

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