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2011年7月14日 (木)

第七章「女三人+犬一匹」⑮

 月夜の晩。

1107141s
 長時間露光をすると、月が明るすぎて、肉眼では見えなかった星が写っている
のですね。

 昨日は、明らかに寝不足による、体調不良。
 「寝てやる~」と気合を入れて、就寝。
 よかったことに、お隣の家の屋根工事、今日は比較的静かでした。

 さ、今日も、ガンバラネバ。
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         第七章「女三人+犬一匹」⑮
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。m(__)m)

 「なに~、睦ちゃん、『年の差』なんて。普段そんなの意識してないんじゃな
い?。いつも“じいさん”なんて、気安く呼んで、いつも軽口のやり取りばかり
していて。師弟関係っていうより、友達同士じゃないの?」
 「えっ・・・・、たしかに・・・・」
 「あら、私は新納さんには久しくお会いしていないけれど、今でもお元気な
のかしら?」
 「はい。今でも、平気で天井に張り付く握力を持っているようで。どうも、
私も、年を取っていないんじゃないかって、思ってしまいます」
 「そうそう。新納さん、黙っていれば『老武芸者』?、いやいやもう『仙人』?
の雰囲気かしら・・・。そのくせ、しゃべり出せば、軽口ばかり。そのギャップが
かわいいのよね~~」
 「・・・・かわいい・・・ですか?」
 「そっか・・・・。その睦ちゃんのヘアスタイル、考えてみると、和服姿に袴を
履けば、立派な『女武芸者』よね・・・。睦ちゃんと新納さん、二人でビシッと
和服姿で極めてみたら、お似合いのカップルになるかしらね~・・・」
 「え・・・えっ、カップルって・・・・・」
 「そうよ~。睦ちゃん、小さいときから新納さんの下で“修行”していたんでしょ?」
 「は・・・はい。幼稚園に入る前くらいから、じいさんのところに遊びに行っていま
した・・・」
 「そうでしょ、そうでしょ。ということはだ~っ!。その睦ちゃんの、魅惑のナイス・
バディは、新納さんによって完成させられたと言える、ノダ。違うかしら?・・・・」
 「おっ、それは、確かにそんじょそこいらの男女関係よりも、はるかに“ただならぬ”
関係よね」
 「そ、そんな・・・・・」
 睦は、真っ赤になって俯いてしまった。

 「ごめん、ごめん、睦ちゃん。いじめるつもりは、ないのよ」
 小雪が、あわてて謝ってくれた。
 「そっか~・・・。強敵、一人と一匹がいたとして。“若い”人間のオスどもは、
どうなの?」
 茜も、話題をそらしてくれた。
 「あ、あの~、私、高校生のボーイ・フレンドが出来ました・・・・」
 睦は、ほっとして答えた。
 ところが。
 「高校生のボーイ・フレンドッ~!!」
 茜、小雪の二人に、またまた驚きの声を上げられてしまった。
                             (つづく)

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