第八章「新米館主、お見合いする?」③
外は、真夏の陽射し。
忙しい・・・・・・
ということは、その裏でいろいろな「不満」が蓄積されるわけであり。
仕事ヤダ~~~
となるわけでありますが、
イヤイヤイヤ。
ここは、あくまで前向きに。
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第八章「新米館主、お見合いする?」③
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「あの~・・・。平手さん、私のこと、お嫌いなのじゃ・・?」
睦は思い切って、口にしてみた。ところがタツばあさんは、即座に大きく顔の
前で手を振ってみせる。
「違う、違うわよ~。ほら、小さい子は、気になる子にこそ、ちょっかいを
出すって、言うじゃない。それとおんなじ。あなたから、新人さんらしく、一生
懸命仕事をしているのが伝わってきて、とってもうらやましかったのよ~~」
「そう・・・そうなんですか・・・・」
今となっては、真偽のほどは不明か。
「そうよ。それに、そ・の・あなたのカ・ラ・ダ。こんな年寄りのオバアチャン
にまで、『なにこの女~』って、焼きもち焼かせるじゃない」
「それは、申し訳ありません」
ついつい、睦は謝ってしまった。
「そして、実はあなた、けっこう、頭がいいんじゃないかしら。そう、あの時、
さっと私の車の前に駆けてきてくれたじゃない。普通の人なら、しばらく呆然と
して、動くなんて出来なかったはずよ」
「あの~~、それなら・・・」
茜さんも小雪さんも、と言おうとしたが、タツばあさんは、さっとしゃべり続ける。
「それに、あなた、あの商店街の御仮屋書店の娘さんでしょ。地元に根ざした
ご一家。こりゃあ、もう早い者勝ちの奪い合いじゃない?」
「いや・・・」
なんなんだ。これまでから百八十度豹変しての“ベタ褒め”ぶりは。
(つづく)
多忙なほうがいいと思いますけど…
何はさて置いても仕事有っての生活でから…
お付き合いされる素敵な女性はいらっしゃらないのでしょうか?勿体無いですねぇ。
私が立候補しますかねぇ(笑)
体調管理に気を付けて仕事頑張って下さい
投稿: 匿名希望 | 2011年8月 4日 (木) 06:07