第九章「ひきこもり剣士」⑤
う~~ん、脚に疲れが蓄積してしまって、週の始めにして、
シンドイ・・・・・・。
で、Amazonにて、衝動買いしたDVD3枚。
え~~~っ、見るからに、エッチそうなヤツが一枚混じっており
ますが(一応、ジャンルは「アイドル」です。ハイ)。
押忍。目的は、自作小説における女の子の描写を、より活き活きと
させるためです。他意は、ございません。 キッパリ(笑)
なかなかのんびり作品鑑賞という気分になれないのですが、それでも
拝見したら、大真面目に拙ブログにも感想を書かせていただく予定。
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第九章「ひきこもり剣士」⑤
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
幸いにして、東屋の下は都合よく日陰になっていた。睦は、地面の石畳が
冷えているのを確認して、タダモトに声をかけた。
「さ、タダモト。ちょっと休憩しよう。お行儀悪く、寝そべっていいからね」
そして、慎三郎にも
「私たちも、座りましょう」
と、誘った。
「うん。そうだな」
睦とは、ちょっと距離を置いて腰を落としたのは、今日が初対面の女性に
対する気遣いだろうか。そして、
「失礼。ちょっと、オレも行儀悪くさせてもらうわ」
と、履いていた下駄を脱いで、素足を石畳の上に投げ出した。
「ほら、こんな格好だからさ、見栄張って、下駄履いてきたけどさ。本当の
ところは、全然慣れてないんだな~、これが」
「あら。それなら、私も遠慮なく」
睦も、8センチのハイヒールから足を抜いて、石畳の上に置いた。ストッキン
グは脱いできたので、こちらも素足だ。
「私も、実はハイヒールで格好よく歩けるよう、練習中なの」
「・・・あっ・・。女の子って、見えないところで、努力してるんだ・・・」
二人はなぜとはなしに、お互いの足先を眺めあってしまった。
「おおっきい足」
「ちいさい足」
顔をあげた二人は、今度は微笑み合う。
「睦さん、今、仕事楽しい?」
慎三郎が、訊ねてきた。
「うん、とっても。茜さん、小雪さんっていう、とってもいい先輩が二人も
いて、この間は、女の子三人・・・とタダモトもね、で歓迎会もしてくれた。
・・・・・私、たぶん、かなり恵まれている方だと思う」
「・・・・そうか。『恵まれています』か・・・・。自分のことを、そう
素直に『恵まれている』と思えるのって、勇気がいると思うな・・・・・」
すっと、この「お見合い」の核心部分に触れてきた。
「慎三郎さんは、自分のこと、どう思っているの?」
「うん?。そう・・・、断言しようか、恵まれている」
『断言しよう』と言った割には、その表情はちょっと複雑・・・・・・と、
睦は見てとった。
(つづく)
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