第十一章「合コン、作戦会議」②
そうそう、今日はツルマラソンの日でした。
う~~ん、四国へ行った時の“感動”を、新聞投稿欄に投稿
しようと、あれやこれや書いておるのですが・・・・・。
どう“感動”して、そこからどう提起するものがあるのか・・・。
肝心な部分がおぼろげで・・・・。
なかなか送信できず。
さて。こちらは、いったん書き始めれば。
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第十一章「合コン、作戦会議」②
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
「失礼とは思いましたが、警察署に電話して、今そちらにいらっしゃると
教わったもので・・・」
「ああ、そうでしたか、わざわざ恐縮です。・・・でも、それじゃあ、また
自分、あれこれからかわれるな・・・・」
大山は、苦笑いをしているようだ。
「あっ、ごめんなさい。ご迷惑なことをしてしまって・・・」
「あっ!いえいえ。で、今日はどんな用で、電話くださったのでしょう?」
話の先を、促してくれた。
「はい。大山さん、近いうちの日曜日で、休みになる日って、ありませんか?。
あの~~、合コンに出ていただけないかな~~って」
「合コンですか~~!!」
つい大きな声が出てしまい、それから大山は、隣で聞き耳を立てている同僚に、
頭を下げているらしい。(すみません・・・)という声が、漏れてきた。
「あ、あの・・・・、“合コン”って言っても・・。あっ・・・、私が、試心
館の館主として、皆さんに『お願いします』っていう意味の会をしたいな~って。
それで、大山さんが休みの日に合わせて、開きたいな~って思ったもので・・・」
「わ~~っ、それは光栄です。え~っ・・・とですね・・」
大急ぎで、大山はカレンダーに目をやっているようだ。
「ああ・・・。五月の第二日曜ですか・・・・・」
大山の都合を聞き終えて、睦は電話を切った。思い切って、大山の携帯電話の
番号も教えてもらった。
「よしっ、睦ちゃん、上出来。日取りは決まったわね」
実は、睦が電話をしている横で、田所茜(たどころ・あかね)と水溜小雪
(みずたまり・こゆき)という二人の先輩OLが、睦と大山のやりとりをじっ
と聞いていたのだ。
「さて。善は急げよ。第一回実行委員会を、さっそく今日やりましょう」
「あの・・・・。それなら、私、タダモトの世話があるので、じいさんの家、
って、試心館に来て頂けないでしょうか」
「了解。八時くらいに、お邪魔すればいいかしら」
「さ、その前に。今日の業務、片付けてしまいましょ!」
三人は、いそいそと仕事に戻る。
(つづく)
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