第十二章「合コンは、決戦?」⑩
どんよりとした曇り空。
今朝、勤労感謝の日。ふいと起きてみたら、雨。
でも、寒さは一段落?
さ~~て、前言撤回。
どうやら自分、一月いっぱい、フルに働かなければならないようで・・・。
退職してから、せっせか片づけをして、「上京」できるのは、2月7日?8日?
とっても寒い時期に、引越しとなりそう・・・・
(これが、気候のよい時期だったら、途中より道して~~と思うのですが)
そうそう、昨夜の“萌え”体験。
「すみません。警察です」
と、チラッと警察手帳を取り出してくれたのは、私服姿の婦警さん。
その可憐なルックスと、もろ“労務者ふう”の身なりとのギャップに、
萌え~~でした。
日々の職務、御疲れ様でございます。
少しでも前進。
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第十二章「合コンは、決戦?」⑩
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
当然、男衆たちの視線を集めるわけだが、ここでは、がっかりさせる。女四人、
全員ジャージに身を包んでいる。高校生の祝子にいたっては、体育の授業で使う
一着だ。もちろんこれは、女性陣による“視覚効果”を高めるための、作戦だ。
「まず、準備運動、はじめま~~す」
「は~~い!」
睦は、内心とてつもなく恥ずかしい。より年上の茜や小雪は、もっと恥ずかし
いと思うのだが、表向きはノリノリで身体を動かしている。先輩二人に負けない
よう、陽気に声を出す。
年下の祝子の表情を伺えば、こちらは緊張しっぱなしのようだ。唇をきゅっと
噛み締めて、すっかり頬は紅潮してしまっている。こちらには、少しでも緊張を
ほぐしてあげるべく、目が合った瞬間、ニッと笑みを送ってあげた。
二人組みになっての柔軟体操を終えたところで、
「さ、お待たせしました。本日のユニフォームを、披露しま~すっ」
主将の茜が、宣言した。
(つづく)
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