第十二章「合コンは、決戦?」⑬
あっ!今日も、見つけた!。
たぶん、昨日と同じ路線の同じ便。
で、近頃の自分。
他人様のブログを拝見すると、よく目につく広告。
恐るべし。検索エンジンの解析力。
特定のIPアドレスが、どんなページを最近よく見ているのか、
まるわかりのようで・・・・・。
「将来、関東地方のどこかでファミマのオーナーになることを、
目指します!」
と、言わなきゃならんのかい・・・・。
二十とともに、親元をさっさと離れて、二十ン年。そんな放蕩息子が、
残りの時間を親と少しでも過ごしたい・・・・って~のに。
はい、気分転換。
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第十二章「合コンは、決戦?」⑬
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
派手な悲鳴とともに、祝子は地面に尻もちをついて、倒れる。タダモトが、
その祝子の身体の上に、のしかかる格好になる。
「だめっ!、タダモト、ふざけすぎっ!!」
睦は、大きな声で叱る。しかし、
「あははっ・・。タダモトくんは、祝子ちゃんの緊張をほぐしてあげようと
しているのよね~」
「そう。ほら、祝子ちゃん。タダモトくんが『がんばってね』って、言って
いるわよ・・・」
茜と小雪は、タダモトの行動を解説する。
タダモトは、ちょいと鼻ずらを祝子の頬にすりつけると、さっと飛び退いた。
「はぁ・・・はぁ・・・。あの・・・、ごめんなさい。大きな声を出して
しまって・・・。タダモトくんも・・・ありがとう」
「そう、その調子。よぉ~し、祝子ちゃん、ほら。立って」
三人で、祝子を立たせる。
頃合いを見計らって、じいさんこと義彰が進み出てくる。
「おっほん。それでは、そろそろ競技開始と参ろうかの。女子衆は、ことの
ほか薄着のようじゃから、身体を冷やさないよう、注意されよ。
さて、わしが、本日の審判長兼進行役を勤めさせていただく。見物の皆々にも、
協力をお願いします」
今日のじいさんは、古式蒼然とした羽織袴姿だ。しっかり、腰には大少の刀も
差している。もちろん、中身は竹光なのだが。
(つづく)
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