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2011年12月 2日 (金)

第十二章「合コンは、決戦?」⑯

 昨日と比べると、かなり気温は下がったように感じますが、
まだまだ例年よりはかなり温かい師走。

1112022s
 昨夜の、ドキドキの出来事。
 不思議な巡り合わせなもので、リアル茜さまにお電話をする用事が
出来てしまい・・・・。
                 つい、ドキドキ。

 さ、そのドキドキ感を胸に仕舞って。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十二章「合コンは、決戦?」⑯
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 周囲からも、
 「えっ~!」
 という悲鳴が沸き上がったが、茜も桐嶋も、見事、大ジョッキにビールを
受け止める。桐嶋も、茜による“先制攻撃”の影響を隠せたようだ。瓶から
注ぎ落とされるビールが、束の間、陽射しの中で輝く。
 そして、もうひとつ、茜は“魅せどころ”を持つ。瓶を持つ手から、肘を
通って腕、肩にいたるライン。そして、ブラトップによって露わにされた腋(わき)
の下。先刻の着替えの際、しっかり一人ずつバンザイのポーズをして、ムダ毛
のチェックをし合ったのだ。

 二十の睦からすれば、三十を超えた茜ははるかに年上だ。たしかに、時には
化粧も満足にする暇もなく、あわただしく出勤してくる茜は、歳相応にやつれた
ように見える時もある。だが、今の高々と上げられた茜の腕は、ムダなぜい肉は
なく、それでいてただ細いだけではない。十二分に美しい、と睦は思う。

 対戦者の桐嶋も、その美しさを見逃さない。ところが、その「見逃さない」が
命取り。ほんの一瞬、茜の方へ視線をそらしてしまう。

 「あっ!」
 
 勢いよく落ちるビールが、ジョッキの縁に当たってしまった。
                             (つづく)

 

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