第十二章「合コンは、決戦?」27
「お別れの品」“対同僚の方・バージョン”。
本日、北海道より到着。
大慌てで、コンビニへ持っていって、
「皆さん、一個ずつ食べてくださ~い!」
と言ったら、
「えっ。鈴木さん、今日までなんですか~?」
という反応。
いえいえ、まだまだしっかりシフト(勤務)には、入っております・・・。
ネットであれこれ、“対一番大事な方”“対ご近所の方”と、あれこれ違う
お店のネット通販に注文させて頂いたのですが、この
・マルキタプリン本舗
さんが、一番早く商品を発送してくださったので。。。。
さ!そうだ、オレって、小説書いていたよな・・・・
と思い出したところで。
自分も、忘れてしまっている・・・・
主人公・御仮屋睦(おかりや・むつみ)
鶴亀信用金庫紫尾支店に勤め始めた新人OLにして、武家屋敷街・御館町に伝わ
る古武道の流派「新納流試心館」の館主を、継承してしまう。
・田所茜(たどころ・あかね)
・水溜小雪(みずたまり・こゆき)
鶴亀信用金庫紫尾支店の、睦にとっては、頼れる先輩OL。
・新納義彰(にいろ・よしあき)
代々「新納流試心館」を継承してきた新納家の末裔。睦のことは「むっちゃん」と
呼ぶ。
・タダモト
新納家の飼犬。睦のことを、こよなく慕う。こちらも、睦の頼れる“相棒”。
・米櫃祝子(こめびつ・いわいこ)
睦の年下の友達。現役高校生。絶世の美少女ながら、ナンパしようとした男子
は、ことごとく不幸な目に。付いたあだ名は『呪いの美少女』。
こんな登場人物でしたっけ・・・・。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
第十二章「合コンは、決戦?」27
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
ルール上は、弓の名手・小雪が、残りすべてを射っても、なんら問題はない。
しかし、小雪と女性陣主将・茜が、二番手として送り出してきたのは、“呪いの
美少女”こと祝子だ。祝子とその母が信仰する宗教は、とにかく窮屈極まりない、
と睦は思う。“女子(おなご)が、スポーツごときに、身体を激しく動かすこと
は、はしたなきこと”という教義まで存在するらしい。そのおかげで、確かに
祝子は“運動神経ゼロ”。走るだけでも、上半身が激しく上下動してしまい、
“運動音痴”だということは、一目瞭然だ。
年上の女性二人に、無理やり弓を持たされた祝子は、
「ごめんなさいっ!!!」
と、いきなり地面に突っ伏してしまった。
そして、なにやら「ゴニョゴニョ・・・・」と独り言を地面に言い始めた。
祝子にとっては、それが信仰する“神様”への願掛けなのだろうが、
(え~~っと、その“神様”って、女子が弓を引くことを、許してくれるの??)
と、睦はツッコミを入れたいのだが、祝子は一心不乱だ。
祝子の祈りは、結構長く続く。
どうやら、
「お教えを破ることを、ただ一度だけお許しください。そして、我に、ただ一度
だけ、男子(おのこ)の力を授けてください」
と祈っているらしい。
(あの・・・・、祝子ちゃん。私と最後に“障害物競走”を、一緒に走る予定なん
だけれど・・・・)
という、睦の問い掛けは、あっさり無視されたようだ。
やがて、
「私、やりますっ!」
と、祝子が立ち上がった。
(つづく)
コメント