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2012年1月21日 (土)

第十二章「合コンは、決戦?」28

 明日は「お別れの品」“対ご近所の方・バージョン”が届きます。
「代金引換」で注文しているので、お金を用意しておかなければ。

 で、月曜は早速“挨拶回り”に行かなきゃならんのかな・・・・。

 で、で。

1201211s
 これからの引越しで、かなりの出費を覚悟しなきゃならんし、当座の生活資金
も出来るだけ持って行きたいし・・・。
 はぁ・・・・・『恵方巻』。やっぱり“協力”しなきゃならんのかい・・・。

 で、で、で。
 まあ、愛しのヒロイン・むっちゃんにも、多分『いつもニコニコ・つるかめカード』
の獲得ノルマが課せられているのでしょう。
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     第十二章「合コンは、決戦?」28
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 (あっちゃ~~、ダメよ・・・。脚が震えているじゃない・・・)
 意を決して立ち上がった祝子だが、顔はすでに蒼白状態、緊張のあまり、脚が小刻み
に震えてしまっているのが、睦にも見てとれた。

  「あっ!・・・」
 祝子は合図もなにもなく、いきなり矢を放ってしまった。
   ポトッ・・・・。
 矢は、ふらふらと飛んで、三メートル先に落ちた。的までは、まだかなり距離がある。
 それでも、緊張しきってしまっている祝子は、次の矢を手にして、弓を引き始めてしま
っている。これでは、とてもじゃないが、次も的までも届かない。

 「祝子ちゃん!、ちょっと待ってっ!!」
 叫んだのは、小雪だ。祝子の耳に届いた。はっと我に帰った祝子が手を止めて、小雪の
方を振り向く。
 「ちょっと、いらっしゃい、祝子ちゃん」
 「すみませ~ん!、新納さん、そして、皆さん。作戦タイムを、いただきますっ」
 と周囲に宣告するのは、主将・茜だ。

 小雪と茜は、歩み寄ってきた祝子を二人して抱え込む。そして、
 「はい、美少女さん。・・・・落ち着いて」
 「そう。深呼吸・・・」
 しばらく、時間を掛ける。

 「“Beauty is Force”。美は力なり、って、祝子ちゃん、知ってる?」
 (あっ、それ、私の・・・・)
 「・・・・あっ、睦さんの好きな言葉・・・」
                         (つづく)
  
  スミマセン。出勤時刻です・・・。

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